ショートトリップ
私の主人は岡山に単身赴任をしている。
最初の単身赴任は熊本。
子ども達は保育園と低学年で、私は新しい学校に赴任した所だった。
日々の仕事と育児でまさに必死で、京都から遠い熊本にいる主人に会いたいと思っても現実的に無理で、テレビ電話の向こうにいる主人の前で泣いたり、怒ったりしてた。
四年が終わり主人は帰ってきた。
それから七年が経ち、再び主人は岡山に行ってしまった。
岡山はまだ近いので二週間に一度帰ってくる。子ども達も大きくなり手もかからなくなった。
でも私が弱くなった。
2回目なのに主人がいない日々に慣れないのだ。
気がつくと必死で家事をしたり、仕事をしたり、気がつくとずっと立ちっぱなしだったり。
あー駄目だ。と思い夕方に荷物を詰めて、新幹線に乗った。
主人に会い、住む町でご飯を食べ、いっぱい話をして寝る。
一緒に朝ご飯を食べ、散歩して、別れた。
でも大事な大事な時間。
また岡山に行こう。
岡山が私の第二の町に近づけるように。
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