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AI画像生成で難しいポーズをどうやってプロンプトにするか
霧雨魔理沙、箒に乗って空を飛ぶ
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最初からこんなポーズを取らせたい!という気持ちでプロンプトを考えていても、中々うまくいかない。特に難しいポーズというのは多くあります。
勿論、それならコントロールネットを使って作れ、と言われてしまうかもしれませんが、ランダム性を無くしてしまうのもAI画像生成の楽しみの一つが減ってしまうものです。
なのでここで一つの解決法を。
文章プロンプトを使ってしまえ!
Stable Diffusionなどでは単語プロンプトを使っている人は多いと思いますが、単語の羅列の中に文章プロンプトを入れてしまうのはアリです。
彼女は魔女のように箒に乗って空を飛ぶ、という文章をそのまま翻訳にかけて、プロンプトの中に入れてしまいましょう。
画質プロンプト BREAK キャラクタープロンプト BREAK (She flies like a witch on a broomstick:1.5),(full_shot:1.4),(flying:1.7),(broomstick:1.5)
というのがこの魔理沙の基本プロンプトです。これで512×512で画像を大量生産致しますと。今回40枚ほど作ってみました。
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こんな画像が出てきました。ポーズは良いのですが箒の位置がいかん。
なので。
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ペイントソフトで雑に修正。マジでこんなレベルで大丈夫。
そしたらそれを元画像のプロンプトimg2imgに移動して、この画像をぶちこんでいきます。
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その次にやりますのはDenoisingstrengthの数字変更。このパラメータを6~7くらいで変化をつけながらうまく生成していきましょう。低すぎると落書きのままで出てきますので。
20枚くらい作ってるうちに、これだ、というのが出てくるのではないでしょうか。
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で、それを高画質化してこういう風になります。
終わりに
画像内の要らないものや移動したいもの、ちょっとした違和感でその他が素晴らしい画像そのものを処分するのは勿体ないです。
1枚当たりの作画カロリーは上がりますが、ちょっとペイントソフト立ち上げて画像修正してみるのも楽しいですよ。