卵巣のう腫手術後の様子
10:45からの予定が早まり10:00に手術開始。目覚めると12時頃でした。私は腹腔鏡手術と開腹手術を合わせた術式で5センチほど切り、腫瘍を切除しました。最初は絶対見たくないと言っていた摘出された腫瘍ですが、ふふふ夫が写真を撮っていたのでちゃっかり見ました。私の卵巣をよくも痛くしたな!でも改めて人間の体って不思議だな、すごいな。そしてそれを見つけて手術する先生たちもすごいな。何て考えてました。摘出したものを見る限り、当初言っていた通り「成熟嚢胞性奇形腫」だろうとのことでした。これから病理検査をして、詳しいことは1ヶ月後の外来受診の時に分かるみたいです。
私の術後の様子はこんな感じでした。
①喉の違和感、渇き、唇の乾燥
私はこれが1番しんどかったです。術後はとにかく喉がイガイガしました。のど飴をずっとなめておきたい感じ。(でも翌朝まで飲食禁止なのでなめれませんが😓)
喉に違和感があり「エヘン」と咳払いをしたいのに、傷が痛いので出来ず、ずっと不快な感じが続きました。
喉もカラカラで17:30に水分補給の許可がおりるまでに2回ほど、うがいをさせてもらいました。初めて水分を飲んだ時の喜びったら…もうそれはそれは…涙が出るくらい嬉しかったです。でも水分をとっても喉の違和感は消えず…。声が出しにくくずっと小声しか出せませんでした。一旦は潤うのですが、奥の方にイガイガ大王が潜んでいる感じで、その大王はドーン!と構えて立っていて一歩も動いてくれそうになかったです。唇もひどく乾燥していました。え?これ私の唇?ってくらいに。カサカサはリップクリームで潤いを取り戻せたので、持って行って大正解!
②傷の痛み
術後しばらくは痛みはあまり感じませんでしたが、時間が経つにつれて痛くなってきました。とにかくお腹を使うことは全て痛い!あくびをするのも、喉のイガイガが気になり「エヘン」とするのも痛みます。私より先に手術した隣の方は痛み0との会話が聞こえびっくり!(この方は胸の手術だったようです。)夜中も含めて3回痛み止めを点滴してもらいました。
③発熱
体温は翌日の昼頃まで37度台後半が続きました。この日の夜は37.9度まで出ました。でも寝たきりのためダルさはそこまで感じません。最初は寒くて布団を2枚かけてもらっていたが体温の上昇に伴い暑くなってきました。そのことを看護師さんに伝えると布団を1枚にしてくれ、氷枕を持ってきてくれました。これがすっごく気持ちよくて痛みも少し和らぐ気がするほど!定期的に看護師さんが見回りに来てくれるので、その都度様子を伝えて足首だけ布団から出してもらったり、今度は戻してもらったり…と何から何までお世話になりました。術後は発熱することが多いみたいです。体も頑張ってる証拠だなーと天井とピンクのカーテンを眺めながら考えていました。
④空腹
ずっとお腹が空いています。早くご飯を食べたい!とそれだけが楽しみでした。やはりこの時もまだ前日レモンケーキを食べずに寝た自分を恨んでいました。えぇ、本当に。
⑤弾圧ソックス、血流を良くする器械
ふくらはぎは弾圧ソックスを履いた上にさらに血流を良くする器械が付けられているのですごく気になります。同室の方たちうるさい音でごめんなさい…と申し訳なく思いながら過ごしました。夜は傷の痛みとこの音、そして常にふくらはぎをマッサージされている感じであまり眠れませんでした。
このような感じで、術後しばらく経ってからは痛みと不快感との闘いでした。
でも私には希望があります!だって朝が来たらご飯が食べれるんですもん!そのことだけを楽しみに夜を乗り切りました。
入院3日目に続く。