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徳島ヴォルティスのこと【色々なニュースに思うこと。】
監督解任、強化本部長辞任の翌日にまた衝撃的なニュースが3つ。
1.MF島川俊郎が現役引退
今シーズン加入し、全7試合に出場。センターバック、ボランチ両方で先発、途中出場とフル稼働した。配球役、バランサーとしての役割は十分で、今シーズンのスカッドを見渡せば、推進力や攻撃力こそ足りないにせよ、柏レイソルへ移籍した白井永地の穴をカバーできる唯一の存在だったように思う。開幕前インタビューでは「いつか徳島に来ると思っていた」というコメントがあった。真面目そうな人柄に好印象を受けたし、若いチームに好影響をもたらすと感じ、実際その通りだった。柏レイソルユースで吉田達磨前監督の指導を受けたとあって、雑音がひどいが、解任によりモチベーションが無くなったんだろうか。非常に驚いたし、とても残念だ。
2.暫定監督に増田功作HCが就任
これは既定路線だろうと思っていたが、今朝の徳島新聞にインタビュー記事が掲載されており、内容に愕然とした。
・残るべきでないが、尊敬する吉田監督に「やってくれ」と強く言われた
・吉田さんがやってきたものに積み上げる形でやる。
・選手も精神的なダメージある、それだけ吉田さんは選手に愛されていた。
増田さんは、つなぎと割り切って同じスタイルでやって行くってことはわかっている。だからこそこれはオフシャルに言わんでええし、新聞掲載の必要もなし。今のところ自分のようなコアサポーターはもちろん、ライトサポーターも非常にナーバスになっている。自分はバスケのガンバロウズの躍進と比べられると余計に苛立つ。「一丸となって任された数試合を戦います」だけでええんだがなあ。
3.黒部光昭クラブアドバイザーが強化本部長に就任
後任人事は最も気になるところ。黒部光昭さんは、徳島県阿南市出身。FWとして京都パープルサンガ(現京都サンガFC)時代には、松井大輔、朴智星のトライアングルで黄金期の鹿島アントラーズを破り天皇杯を制した。J2で30ゴールあげ、日本人トップになったこともある。J1でも活躍し親善試合などでジーコジャパンに招集された。まだ徳島にはJFLの大塚FCしかなかった時代。自分は大学生で、徳島出身のJリーガーがフル代表に呼ばれ、めちゃくちゃに興奮したことを覚えている。その後のキャリアは割愛するが、カターレ富山などで強化部長を歴任され、クラブアドバイザーという肩書きで今シーズン徳島へ加わった。どういう経緯で就任されたか、何をなさるのかよくわからなかったが、まさかこの状況での就任は驚いた。谷池部長は・・?新監督は黒部さんに委ねられたってことなんだろうか。ひとまず静観する。ネルシーニョの名前をXで見たが、中長期的にチーム作りができそうな方、ソシエダとの関係の継続ができるような人選をお願いしたい。それから島川の抜けた穴も。と、次々急に言われてもだろうが、しっかり頼みます。
4.そして明日。
好調の清水エスパルスとアウェイゲーム。現場はかつてないほど不穏な空気が流れているだろう。練習風景すらSNSにあがってこない。もう何が起きているか分からない。それでも試合はやってくる。まだ人事は決まってないにせよ、現実的な目標は残留かできればプレーオフ進出ではなかろうか。そのために出来ることを最大限行なってほしい。結果落ちてもいいじゃないか。scrap and build。
そして、もう西谷和希を許してやってくれ。
明日も一緒に戦う、応援はやめない。