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山形、4泊5日の渓流釣り

長めの有給を取得できた関東の友人と釣りに行きました。

当初は地形図を見て魅力を感じた福島県の烏川を予定していたが、漁協に電話すると「放射能汚染のため、国から認可されてません。未だ禁漁です」とのこと。仕方なく、山形の南部の置賜白川の支流で竿を出すも、魚影は薄い。
急遽キャンプ場を変更した。山形県小国町の「健康の森横根」のキャンプサイトは一泊330円と格安だった。ここに2泊。
キャンプ場の夜は長い。友人は管理職に偏った長時間労働を嘆いていた。「吉野家で牛丼を食って帰宅すると21時、就寝は24時で、自分の時間はごく僅か」「毎日濁った池の中で泳がされ、ほんの一瞬だけ息つぎが赦される池の鯉みたいな生活だ」と表現した。

翌日は玉川の支流へ。巨岩が多く、高低差もあり大変ですが、とてもきれいで心洗われる大好きな渓流です。
いつもより釣れない。なんとか泣き尺のイワナを一匹。
キャンプ場の管理人は元漁協の職員だった。我々が「あまり釣れなかった」と言うと、「なぬっ!」と反応。彼の郷土愛が刺激されたようで、熱心にあちこちの釣り場を教えてくれた。
オジサンに教えてもらった荒川の支流へ。山あいに住むオジサンは、自宅に近いこの川に多めにサカナを放流しているような口振りだったのだ。
確かに魚影は濃いめ。数年ぶりに大きめのヤマメ(28センチ)を釣ったぞ!

さて、3日目からは梅花皮荘(かいらぎそう)に2泊。山菜や川魚がメインの食事。いまどき珍しい完全手作りの料理がうれしい。オヒツのコメはたいらげた。
荒川の中流域では雨が降りはじめた。
すると一気に活性が上がり、本来の魚影の濃さを示唆した。「来年はこの川の上流を開拓しよう」とふたりで決める。
今回は百名山の「飯豊山」「朝日山」からそそぐ5つの渓流で釣りをした。
毎日8時間以上を川で過ごし、たくさん息つぎができた友人は満足した様子でした。
帰途、私だけ寄り道して山形市内へ。地元で見逃したドキュメンタリー映画「骨を掘る男」を見にいく。

沖縄戦でなくなった方の遺骨を掘り続けている男性のドキュメンタリー。

感じ入るものがあり、来春も沖縄に行く(ウイークリーマンション生活②)ことを決めた。

昭和感あふれる「喫茶ラブ」へ。おばあさんがひとりで切り盛りしていた。コーヒーとトーストで750円。サラダはサービスしてくれたようだ。ありがたい。

コーヒーをゆっくり飲みながら、五日間を振り返る。

今回もきれいな渓流でよい釣りができた。

ひとり暮らしの友人宅に吉野家の「牛丼の具セット」を送ろうと思った。


さて、今年最後の釣りをすべく、月末は北海道へ向かいます。

ではまた…。

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