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釣りキャンでナンを焼く

小学生の頃からの古い友人と釣り&キャンプをしました。


【山形は泥流】

宮城県は晴れていたが、山形県に入った途端に大粒の雨になった。
めざす川は泥流になっていた。
初日は釣りを断念。

どしゃぶりの無料キャンプ場。屋根付きエリアに逃げ込む。夕方から「大雨洪水警報」が鳴る。激しい風雨とカミナリの夜だった。

【あだなのこと】

夜は長い。

いつしか話題は小学生の頃の「あだな」になる。

当時は「あだな」は禁止ではなく、クラス全員についており、担任も「じゃあ次ぎはネンコケが読んで」と使っていた。

あだな付けには一定の型があったり、無いひとには誰かがつけていた。
転校生は自らつけていたようだ。

・名前短縮型
イトヒロ ←いとうひろし
イトケン ←いとうけんじ
イシマ ←いしいまさのり

・愛されキャラ
ソノチン ←そのだくん
ツダボウ ←つだくん
ヤマン ←やまだくん

・漢字の読み替え
チューソン ←中村くん
ハッブ ←服部くん

・あだなをさらに短縮したもの
ネンコケ ←ネンドウコケシ←えんどうたけし
ヤベキン ←やべ金太←やべくん
ボヘー ←クボへー←くぼたくん

・定型的変化
ミーへー ←みうらくん
ハーヘー ←はらだくん
ターヘー ←たねやまくん
クボヘー ←くぼたくん

・名字の響きから
ザーサイ ←おざわさん
ワッサン ←わきやまさん

・由来不明
ボッコン ←なかやまくん
ベンコ ←たなかくん

その他、まれに体型を表現した「ガリ」「レブ」などもあったが、これらは修正されたり、すたれる傾向があった。
子供ながらに自浄作用があったと思う。

【会津へ移動】

雨雲を避けて南下し、福島県の天栄村の黒沢へ。やっと竿を出せた。


【moriyan、こける】

鵠沼川本流の川底の岩は、生活排水のためか、とてもヌメヌメしていた。

入渓した途端に靴底のグリップがまったく効かず「つる、つる、ドボン」とこける。

カラダは流され、ウェイダーの胸部付近から大量の水が侵入し、パンツをはじめ全身ずぶ濡れになる。

キャンプ場に戻り、パンツなどを天日干し。体重が10㎏減ってから、水流に負けてこける頻度が増えてしまった。


【カレーそばとアリンコ】


夕食のひとこま。

「ふぎゃ!」と友人は完成直後の「カレーそば」を落とした。すぐさま一匹のアリンコが駆け寄ってきたが、「辛~っ、ちっ、ペッ」というリアクションをしてすぐに走り去っていった。
持ち手を強く握らないと「へ」の字に折れる構造が原因かと。年間100人くらいは同じ失敗をしてそうです。


【ナンを焼く】

カレーそばをダメにした友人を横目にナンを焼く。

自宅で調合してきたナンミックス。あとは油と水を加えるだけ。
道の駅で買ったミニトマト(200円)を半分ほどオリーブ油で炒める。
そうこうするうちに生地の発酵がすすむ。
2分割して再度丸める。ナイフは会社員時代にノベルティとして作ったビクトリノックスのトマト専用ナイフ。刃のギザギザによってトマトの皮をとらえ、よく切れるのだ。
本来は高温で焼きたかったが、フライパンの耐久性に考慮して両面焼きとした。

バターチキンカレーとナンの夕食。カレーはレトルトだったが、トマトのほどよい酸味が加わり、本格的な味わいになったぞ。ナンはもっちり気味で改善を要する。→次回は生地を3分割にサイズダウンして薄く伸ばし、火通りをよくすべく試みるつもり。

小麦粉(中力)   100g
インスタントドライイースト   1g
砂糖   4g
塩    0.8g
オリーブ油   小匙1
水  50cc(可能なら半量をヨーグルトに)

moriyanオリジナル「ナン」


【釣りの光景】

ささやぶの熊に警戒。「パン!」と火薬が鳴る熊避けピストルは、秋田の渓流で出会ったマタギから教わる。この歳になっても手放せないオモチャ(8連装式)が手になじむ。
イワナです。リリース派なので、焼いて食べたりしません。
釣れた瞬間です(拡大するとサカナの姿が見れます。ちいさいけど)。
滝をゴールとす。

【帰途】

会津若松へ。

鶴ヶ城(会津若松城)。佐賀鍋島藩が作ったアームストロング砲(砲身内部に螺旋状の溝を加工)の砲弾がたくさん撃ち込まれた。
大河ドラマ「八重の桜」を見たくなる。早乙女貢の「会津士魂(全13巻)」もいつかは読まなければならない。
綾瀬はるかが演じた八重さん。

今回、林道の長期間工事(3月~11月)のため、めざす渓流には、行けませんでした。

ワンシーズンを休んだ渓流は魚影が濃くなり「釣り天国化」すると思われます。

友人と「来年かならず行こう」と約束して、駅で別れました。

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