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地方都市で生活する良さ

北国にも春が来ました。
これから新緑がとても美しい時期です。
今回は地方都市で生活する良さをお伝えできたらと思います。

【あちこちの地方都市で25年】

転勤により札幌市、仙台市、福岡市などの地方都市で25年過ごしました。
地方都市で長く暮らせたことは生活環境的にも経済的にも恵まれる結果になったと思っています。

札幌時代の通勤は大通公園を歩いて20分。長い冬を終えた札幌の街は家々の軒先にも花が溢れる。

【ストレスの無い環境】

どこも3LDKのマンションで家賃は10~12万円くらいでした。
札幌では、マンションの横は道立近代美術館で、近所にはイタリアンや洋菓子店やカフェがあるエリアでした。
会社までは大通公園内を歩いて20分。
満員電車や渋滞とは無縁のストレスフリーの通勤でした。
ゴルフ場やスキー場や温泉も一時間以内にあり、とても快適に過ごせました。

【お酒と食べ物の相性を知る】

仕事がら地元の方と飲食する機会に恵まれました。
地元ならではの新鮮な素材は東京では味わえないものでした。

・九州

五島の中通島のスナック兼居酒屋にて。このアオサの天ぷらは衝撃的にうまかった。口内から脳内へ「海」が充満していった。今までで一番うまかった食べ物かもしれない。壱岐の焼酎と合った。

・北海道

取引先と、土手で採った「行者ニンニク」のジンギスカン鍋をガレージにて食す。円柱状の合わせ肉をスライスしたものを焼く。延々と食べ続け夜はフケた。ビールはサッポロのクラシックが定番。

・東北

山形の太い蕎麦。モグモグ味わって素朴さを感じる食べ物なのかもしれない。麺を食べ日本酒が飲みたくなる不思議さ。

【経済的な側面】

地方都市での生活は、経済的にも恩恵がありました。
家賃には会社の補助があり、実際は半額以下の5~6万円の自己負担で済みました。
家賃を抑えられた分の5~7万円を、毎月財形貯蓄に回しました。
昨年退職時に解約しましたが利息も付いて大きな金額になっていました。
また余力ができたため、生命保険は10年前に解約しました。

【地方都市生活の一番の恩恵】

私にとっての一番の恩恵は美しい自然環境に恵まれていることです。

身近に美しい自然。
つげ義春の漫画に登場しそうな湯治場。
家から15kmでイワナが釣れる川があることも地方ならではの恩恵。
散歩コースからの栗駒山。この川にはそろそろサクラマスが遡上してくるはずです。

自己都合退職した今も東京に戻る気持ちになれず、地方都市で生活しています。
しばらくこの町で生活しようと思っています。

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