アニマルズ・ウェイ 第3巻
オーストラリアでの戦い
オーストラリアでは内陸タイパンと人間が激しい戦いを繰り広げていた。
人口が2700万人のオーストラリアでは人間がかなり数を減らされていた。
内陸タイパンとの戦いから2年で人口は500万人までも減少してしまった。
そんな中、ある内陸タイパン用兵器が開発された。
内陸タイパンにだけ効く猛毒だ。
その毒により内陸タイパンは絶滅し人口は320万人で止まりその後は増えている。
しかし内陸タイパン好きによるテロが毎年多発しており520万人から人口は増えないままである。
サバンナの終戦
今それぞれの軍勢がぶつかっていた。
カバとワニの戦い
カバ軍団は水辺に集まり、普段通りに休んでいた。
だが突然、ワニ軍団の一頭が現れた。突然現れたワニの軍団は、カバに対して先制攻撃を仕掛けようとしていた。
ワニ軍団の先陣がカバの領域に侵入し、川の真ん中に近づくと、一匹のカバが牙を剥き出して飛び出した。ワニはその速さと鋭さを活かしてカバに近づこうとするが、カバはその力強い体でワニの襲撃を防ぎ、反撃に出る。
「ゴッ!」という音と共に、カバの巨大な顎がワニの体を捉えて一匹のワニは絶命した。ワニの軍団は仲間を守るため、次々と川の中から飛び出すが、カバたちはそれに力強く応戦して一歩も引かない。
ワニ軍団は数十匹が連携して、カバ軍団を攻撃し始めた。水中から素早く飛び出してくるワニたちに対し、カバは陸上でじっと待つ。ワニの軍団は水中での戦闘においては圧倒的に優位なのでカバは川に入らない。ワニたちは一瞬の隙にカバに噛みつき体力を削るがカバはその体力で耐え抜く。
戦いが始まってから30分ほど経った頃、カバ軍団のリーダーが姿を現した。その体は一際大きく、たくましい。リーダーは仲間たちに指示を出しながら、最も強いワニに戦いを挑んだ。
リーダー同士が対決する瞬間、両者の戦闘力が火花を散らした。カバのリーダーはその巨大な顎でワニの首を捉え、ワニのリーダーは鋭い歯で反撃する。しかし、カバのリーダーの力強さが勝り、ワニのリーダーはついに負けを認めて引き下がることを余儀なくされる。
ワニ軍団はリーダーの敗北により士気が落ち、一部のワニたちは水中に退却し始めた。しかし、戦いは終わらず、両軍は互いに何度も激しい衝突を繰り返した。
しかし最終的にはカバの体力と防御力が勝りワニの軍団は力尽きて絶命した。
ラーテルとゴリラの戦い
アフリカの森の深い場所、強い日差しが木々の間を透過し、地面に降り注ぐ中で、ラーテルの群れとゴリラの群れが交錯する時が来た。両者の戦いは、単なる個体同士の争いではなく、群れ全体をかけた壮絶なものになるだろう。
ラーテルの群れは、森を徘徊しながら木の実や小さな獲物を捕まえていた。その小さな体ながら、団結した力で一丸となって活動する。ラーテルたちは周囲に注意を払いながら進み、ゴリラの群れの存在を少しづつ感じた。
ゴリラの群れは、リーダーの元で静かに過ごしていた。ゴリラたちは強力な力を持ちながらも、穏やかな時間を過ごし、時折お互いにコミュニケーションを取る。だが、ラーテルの群れの足音が聞こえるようになると、ゴリラの群れは警戒し、リーダーの指示のもと、一致団結して周囲を警戒し始めた。
突然、ラーテルの群れのリーダーがゴリラの群れに向かって進み始める。ゴリラの群れはすぐにその動きに気づき、ゴリラたちは協力して戦闘準備を整える。ラーテルたちも負けじと集まり、数匹が連携してゴリラの群れに立ち向かう。
ラーテルは、その素早さと機動力を生かして、ゴリラの隙を突くことに決めた。ラーテルたちは一匹一匹、群れ全体で連携してゴリラの動きを分断しようとする。数匹のラーテルが、ゴリラたちの周りを駆け抜け、突如として牙を剥き出しにして、ゴリラの足元や隙間に噛みつく。
ゴリラのリーダーは、その攻撃に驚きながらも冷静に指示を出す。「一匹ずつ叩きつぶせ。一番多く倒せたやつには次のリーダーの地位をやろう」と。ゴリラたちは、その力でラーテルを捕らえようとするが、ラーテルたちはその機動力で避けることができる。
ゴリラの群れは、数匹で連携してラーテルたちを追い詰めようとする。ゴリラはその圧倒的な力を活かし、木を引き裂いたり、地面を叩きつけたりしてラーテルたちを攻撃する。ラーテルたちはその攻撃を巧みに避けるものの、ゴリラの力にじわじわと圧倒されていく。
しかし、ラーテルの群れもその戦術を変え、さらに巧妙にゴリラの弱点を狙い始めた。数匹のラーテルが一度に攻撃を仕掛け、ゴリラの集中力を乱す。これにより、ゴリラの群れはラーテルの攻撃に困惑し少しづつ体力を削られていく。
戦いが激化する中で、ラーテルのリーダーがゴリラのリーダーに接近する。ラーテルのリーダーは、その素早さを活かしてゴリラのリーダーの足元に噛みつき、その動きを一瞬止める。ゴリラの群れがびっくりした隙に素早くゴリラの群れに攻撃を与えることができた。
ゴリラのリーダーは痛みに耐えながらも、その力を発揮しようとするが、ラーテルたちの連携によって、ついに倒れこむ。ゴリラの群れはリーダーの敗北に動揺し、いくつかのゴリラが引き下がり始める。
その後ラーテルの群れは勝利を収めるが、その代償も大きかった。多くのラーテルが傷つき、数匹が戦闘不能になっていた。しかし、ラーテルたちはその素早さと連携を生かし、最後にはゴリラの群れを打ち破った。
ゴリラの群れはその後、リーダーを失い、戦いの後遺症で弱体化した。そして弱体化したゴリラの軍団は自然と滅びていった。
終わりなき戦い
弱きものは絶滅し強きものは生き残る世界だがまだ戦いが終わる気配は一向にしない動物界であった。
第3巻完結