土着の民族と弥生文化③ホツマツタヱ
ホツマツタヱという古代日本を記したという文献があります
ヲシテ文字という独特な形の文字で記されていて
神代の時代、現在『日本の神さま』と呼ばれている方々(人物)についてのお話です
以前、ホツマツタヱのお勉強会に通っていた頃、行って先生のお話を聞いてるだけで、あんこにたくさんの癒しが起こっていました
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世界のはじまりは『渦』
渦から柱が『ウ』という音を立てて飛び出し
『ア』と『ワ』の2つの渦が生まれた
そして『クニサツチ』
『サ』は清い(南)、『ツチ』は土地
清らかな南の場所に国を造った
ホツマツタヱには『アワウタ』というものがあります
平仮名48音にはそれぞれ意味があり
『ア』からはじまり『ワ』で終わる
宇宙の理を表しています
アカハナマ
イキヒニミウク
フヌムエケ
ヘネメオコホノ
モトロソヨ
ヲテレセヱツル
スユンチリ
シヰタラサヤワ
五七調のリズムにも意味があり
ホツマツタエ全編が五七調で書かれています
日本列島を造ったとされるイザナギノミコト、イザナミノミコトの2柱の神は
国を治めるために各地を回りこの『アワウタ』を伝えたそうです
国の乱れは言葉の乱れ
言葉の乱れは心の乱れ
『アワウタ』を通して言葉の乱れを正し、平和な時代を築いたとされます
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彼らが目指したものは
ホコから滴を垂らし
べちゃってならない『おのころ』な状態
そのための制度のひとつに
『キミ・トミ・タミ』
というものがあります
『君、臣、民』
『キミ』はリーダー、指導者
『トミ』はキミの言葉をタミに伝える
『タミ』はトミに教わりながら働く人々
これらは身分制というよりは、それぞれの役割を表したものだと先生はおっしゃっておられたのが印象的でした
『キミ』は宇宙のエネルギーをいただき、それを使って『タミ』のために尽くす(トの教え)
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このヲシテ文字の「ト」という字
アンテナのように天から受信し
四角□を通って
下へ降ろす
四角□は
形作られたもの、物質、現実、制度
などを表します
宇宙の理を現す『アワウタ』は
『ア』からはじまって『モ』
『ト』から『ワ』に還っていく
『モ』は百、桃、たくさん『在る』、実り
その次にある
『ト』は天からのエネルギー、恩恵をそれら現実を通して下ろしていく
そのように解釈することもできます
ホツマツタヱは古事記の元となった文献とも言われています
言葉の乱れとは
どういう状況だったのでしょうか
すでに各地に多数の民族、文化があり
それらをまとめようとしたのではないでしょうか
『言霊』『音霊』という言葉があるくらい
言葉のもつ力は強大です
いつの時代かはわかりませんが
言葉による統治があったのではないかと思います
複数の人が集まって共同生活を送るうちに自然発生する言葉とは
根本的なところが違うんですね
役割としての言葉と
心の現れの言葉
『言葉の違い』は
『在り方の違い』につながっていきます
ホツマツタヱでは
ひとつの渦からアとワの二つの渦が生まれた
とされます
そう、二つあってのひとつの世界です