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授業料、寮費他一切完全無料の大学
Deep Springs College
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携帯の柱が立つのかな?って感じのほぼネバダ砂漠の中の大学。
それでも世界中から300人も応募者が来ます。
選考基準は狭き門ですが賢いリーダーを求めてる感じがします。
この大学が求めてる人材は以下の様な人だと思いました。
NYUに居た頃、生物の授業の場所が当日変更になり実験室にこいと張り紙がありました。
行ってみると羊の脳に旗が立っていて何が始まるのかなと思っていたら抜き打ちテストでした。(>_<)
脳に刺してある各部位の名称とその機能、そして関連する疾病名をあげよ・・と。
各班に分かれて教授が順番にハイあなた!順番に全部答えなさい!と。
我々は授業始まって2回目ぐらいで教科書にも出てこない内容でした。
脳の名称も機能もこれって医学部レベルの解剖学そのものです。
ブーイングが始まると教授はこう切り出したのです。
あなたたちはやがて医師として社会に出ます。
医療の現場で様々な経験をするでしょう。厄介な問題や聞いたこともない問題に直面するかも知れません。
そのたびに教科書にのってないからとかまだ習ってないからと逃げられますか?
医師にならない人も同じです。社会に出たら習ってない事だらけです。
だから今ある知識で何とか答えてみて下さい。
今あるリソースで最大限の努力をする姿勢が大事だという事をこの機会に学んで下さい。と言われました。
私はこの生物の授業は一生忘れられません。
Deep Springs Collegeの教育目的も経験ゼロでもなんとか学習して短時間に解決する訓練をすることではないかと思いました。
欧米の学生と日本人学生の違いはここにあります。
日本企業は経験者が即戦力になると勘違いしてますが欧米企業は経験がなくても何とか解決出来る賢さを持った人材の方が能力があると考えられています。
エッセイの課題をみてもどのような姿勢で物事に接してるのかが問われてるような気がします。
また小人数で長期間世界中の生徒と寝泊りするというのは将来的に絶対にプラスに働きます。皆社会のリーダーになって重要ポジションについてる可能性が高いです。
2次審査の交通費も学校負担です。
23歳以下でやってやろうじゃん!という人は応募してみるのも良いかも知れません。
アメリカ、カルフォルニア州東部
創立 1917
創設者 L.L. Nunn
応募条件:
年齢23歳以下の男女(2021年から共学)
募集人数 24-40人
平均応募人数 300
合格率 10%
一次審査
TOEFLiBT 100以上
SAT ACTの提出
基準未公表
Princeton Review によると
SAT Math 25th-75th percentile (enrolled students) 670 - 740
SAT Evidence-Based Reading and Writing 25th-75th percentile (enrolled students) 740 - 800
エッセイ
1. 自己紹介文。
2. あなたが授業外で考えている興味深いアイデアについて
3. Deep Springsを選んだ理由
4. あなたの育ちの強みと弱み
5. それらがあなた自身を形作り、制限している方法は何ですか?
6. それらは将来何をしたいと思わせましたか?
7. 思考と判断にはどのような目的がありますか?
高校成績証明書(非公式)
二次審査(現地で)
面接
牧場での作業
エッセイ
推薦状
高校成績証明書(公式)
現地までの交通費全額支給