ドイツ語、英語で習うかドイツ語で習うか
こんばんは。
今日は、ドイツ語学習について気づいたことを健忘録として書いていきます。
といっても初歩レベルなのですが、2か所の語学学校に通ったことについてまとめておこうと思います。
私はドイツ語力ゼロで渡独しました。
ドイツでは英語を話せる人が多いので、実際ドイツ語を話せなくても英語でなんとかなってしまうことが多かったです。
しかし、ご年配の方との会話や、役所・買い物の際などにドイツ語が必要なこと、せっかくなのでドイツ語に少しでも触れたいと思ったことから語学学校に通うことにしました。
語学学校に2度通った、と書きましたが、1つめは市でやっていた無料のドイツ語初歩講座(英語で教わる)を、もう一つはVHS(Volkshochschule) という市民学校(カルチャーセンターのような感じ)でドイツ語で教わる講座を受けました。
どちらも個別ではなく集団での受講でした。
みなさんは新しい言語を習うとき、英語で教わるのと、その言語(習いたいと思っている言語)で教わるのだったら、どちらを選びますか?
もちろん人によってちがうと思いますが、私はドイツ語をドイツ語で習ったほうが分かりやすかったです。
どうしてそう思ったのか、教室の様子を思い出しながら書いていきますね。
①英語でドイツ語を学ぶ場合
英語でドイツ語を教わるとき、わたしは「英語とドイツ語両方学べるなんてラッキー」と思っていました。
でも違いました。
まず、たいていの受講生は英語が母国語、もしくは英語がペラペラだったのです。。
わたしの英語力はというと、簡単な会話なら聞き取れる、考えていることをジェスチャー交えながらゆっくり話せる、というレベルです…
なので、ドイツ語の説明をしてくれていても内容がよく分からない。というか、スピードについていけない感じでした。
ドイツ語について英語で説明されるので、私は頭のなかで英語を日本語に訳してからドイツ語を当てはめて…というのを繰り返して…もう頭がプシュ~~~っとなっていました。
英語で分からないことがあると英語を調べるところから始めなければなりません。
初回の授業で「わ、これはやばい」と思い、次回からは教科書を必死に予習していきました。
ドイツ語単語はいちいち分からないので時間がめっちゃくちゃかかりますが、次の授業の範囲の問題を解いて、答えも全映しして授業に臨みました。
すると、授業が復習になるので内容が理解しやすかったです。
それに予習することで気持ちに余裕をもって受講できるので、先生に質問したりもできました。
たまに次の授業範囲の予想が大幅にハズレたときは泣きそうなくらい理解できないし答えるときも恥かきまくりでしたけど(滝汗)
英語がダイレクトに理解できる、英語で文法を説明されても理解できる方であれば、英語でドイツ語を習うのはメリットが大きいと思います。
私は英語力も足りなすぎました。。
それから、集団でなく個別授業であれば英語で教わるものいいかもしれません。
集団だと周囲のスピードについていくのが大変でしたが、個別であれば自分のペースでできるし質問もしやすいですもんね。
②ドイツ語でドイツ語を学ぶ場合
私がVHSで学んでいた時、教室内はドイツ語しか話してはいけない決まりになっていました。
質問もそれに答えるのも、どんなにボロボロなドイツ語でもいいからとにかくドイツ語を話すよう言われていました。
「そんなの無理!」と最初は思いました。
でも、教室内はみんな同じレベル。
英語でドイツ語を習ったときのように、英語の理解力は関係ありません。
ドイツ語だけを直接学べます。
クラスメイトもいろんな国から来ているので、このクラスでの共通言語はドイツ語。
ドイツ語を使うしかないのです。
そしてなにより特徴的だと感じたのは、単語を覚えるごとに例文を作るように言われること。
単語や文法をバラバラに覚えるのではなく、文章をなんどもなんども作ることで文法も一緒に覚えられるので、とにかく実践的だと感じました。
それに隣の席の人とのロールプレイ学習が多かったのも、実践で使えるようにするための訓練だったのだと思います。
話せなくてもとにかくドイツ語使うことを意識させられました。
はじめのうちはチンプンカンプンだし、厳しいけれども、わたしはドイツ語でドイツ語を教えてもらったほうが 理解しやすかったです。というお話ででした。
ではまた明日です。
(27/31)