「踊り場にて」を観ました
上げて落とす。
そんな表現をしてしまいそうになる「諦める」という言葉を前向きに捉える
それもなるべく綺麗事になってしまわないように。
諦めるということは追いかけた証でもある。
本気で追いかけた者だけが諦められるとも言える。
そして諦めた人は、また新たな目標に向かって進める。
諦めたとしても、その気持ちは消えるわけでは無い。
この脚本が諦めることを推奨することになってもいいのだとさえ思える。
「人に言われたくらいで諦められるならそんな楽なことはない」から
感想おわり。
自分語り はじまり。
正直、「夢」系はいつも心がチクッとする
「音楽で食べるのが夢だ」
そういうポーズで生きている割に、結果も無く、かといって全力疾走さえしていない自分を知っているから。
甘く、温く、浸かっているから。もう32歳だ。
「本当はそんなにやりたくないんじゃない?」
「趣味として続けていけばいい」
「こんだけやって結果出してないなら才能ない」
「いつまで続けるの?」
ぜーんぶ耳に痛い
正論パンチ
言われたことのある言葉たちだけど、今も僕に言い続けているのは自分自身だ。
夢を追うっていうことは、贅沢なことで夢の無い人にしたら羨ましいことでもあって、輝いていてほしいんだ
「好きなことで生きていく」ってとても素敵な事で、理想で、尊い
そう誰もが思いたいんだ
そんな輝きの中にいるのに、寄り道をしてたり、ふらふら歩いてるやつを見たら、嫌味の一つでも言いたくなる、他人がプレイする下手なゲームを見ている感じだ。
そうして 夢 系の作品はいつも心がチクっとする
チクッとしてちょっとだけ歩くスピードと方向を正してくれる
また時間が経つと色々とブレる
そんな自分が格好悪くて嫌いだ
音楽が好きでたまらなくて寝る間も惜しんで没頭して最高の曲を作ることだけに集中して、努力を努力と思わない、みたいな
そんな理想像とは違いすぎて嫌いだ
他人の作品にチクッとされなきゃ迷子になってしまう程度の夢
そう感じさせてしまう自分が嫌いだ
諦める事にビビって全力で走らない自分が嫌いだ
普段自分に甘すぎるから、たまには自分のことを嫌いになってみるのも良いかな。
原動力になれば儲けもん、恥ずいけど
自分語り おわり。