【日記番外編】何者かになりたい
こんばんは。寒暖差が激しい今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?しろいおもちと申します。日記もままならないのに番外編を書いています。
最近何かと結構な頻度で遭遇する「何者かになりたい」という感情。私自身もその感情を抱えて振り回されたりしていますが、少しずつ折り合いをつけているところです。
この感情の厄介なところは、外部からいくら称賛されたとしても、本人が「何者かになった!!」という満足感や達成感を得ないと、一生解消されないところです。
私なりに、この感情との向き合い方とかを考えたり分析したと思うので…宜しければお付き合いください。気が付いたら3000文字越えてた。なんてこった
(更新履歴)
10/24 2:00ごろ公開
同日 15:00ごろ加筆修正
言いたかったことがうまく書けていなかった部分や表現を修正したり、補足を追加しました。
(注意)
見ていてつらい記事…とのご意見を見かけました。これはどこかの誰かが書いた、あくまでひとつの意見ですので、無理して読む必要はございません。しんどくなったら途中で回れ右してくださいね…。
結論から言うと
まず!あなた自身!!!
自分自身にちゃんとなろう!!!!!!!
何者ってなに?
これは何のソースもない独断と偏見ですが、何者かになりたい人に「実際どうなりたいの?」と聞くと、すごくふわっとした返答しか得られないと思います。私もそうです。ワオ!これはまずい!「何者かになった!!」という満足感や達成感を得ないと一生解消されないのに、満足感や達成感を得られるゴールポイントが設定されていない!!!これでは一生何者にもなれない!!!!
例えば…ふんわりと他者からモテはやされチヤホヤされたいなぁ〜と思っていた人がいたとして。その人が様々な経緯を経て、他者からモテはやされチヤホヤされる人になったとしても、明確な目標やゴールを定めていないので「本当にみんなボクの事すごいって思ってるのかな…ボクよりすごい人いっぱいいるし…。」って思考に陥る気がします。ウワーッ!きっといろいろの経緯の中でたくさん努力して成長しているはずなのに、本人は満たされていない!!!
そして何者かになりたいという思いがフワフワしたまま年数がたってしまい、ああ…結局何者にもなれずに一生を終えるんだ…と半ばあきらめの境地に至ってしまう。そ…そんな!!!
バーチャルだったら何者かになれるのか?
そんな折、VRCというバーチャルな世界は、現実世界での立場や地位に関係なく、別の自分として新たなコミュニケーションがとれる場所だとは思います。しかし結局のところ、かわいいアバターを身にまとっても中身は自分です。何者でもなく、自分自身です。ボイチェンを使ったとしても、女声をだしていたとしても、RPをしていたとしても、あなたです。
現実・バーチャル問わず、何者かというふんわりした存在…別の人物になろうとするのではなく、まずちゃんと自身と向き合って、自分自身にちゃんとなるのがオススメチャートです。
(補足1)私は現実主義者というわけではありません。本当はこうなりたい・こうしたい!と現実では押し殺していた「本当の自分」をバーチャル世界の中で見つけて、それを現実世界の自分に少しずつ上書きしていくのも素晴らしいことだと思っています…!その場合にしても、まずは自分を知り、自身を確立していく必要があると思います。
(補足2)おもちは日本橋ヨヲコ先生のG戦場ヘヴンズドアという作品が好きでして。元気が出なかったり行き詰まった時に、特に読み返しています。創作者の端くれとして厳しい打ちひしがれる内容ではあるけれど、勇気をもらえる作品です。
作品の主人公の1人である町蔵の「人はどんなに交わっても、本当はみんなひとりぼっちなんだよ」「だから、お前は、長谷川鉄男の彼女でもなく、誰かのものじゃない、お前になれ。オレもちゃんと、堺田町蔵になる」って台詞が特に好きでしてこの記事を書くにあたっても、とても影響を受けています。
各種配信サイトにて、完全版が電子書籍でも配信中です。ご興味が湧きましたら是非ぜひ。
自分自身になるにはどうしたらいいのか
まず自分はどういう人間なのか…自身と向き合うのが第一歩だと思います。案外、自分自身のこと知らなかったりしませんか?こんな時、こんな風に考えるからこうやって受け止める思考の癖があるなぁ〜とか、この作品のこの子のこういう部分が好きで、フェチに目覚めたんだよなぁ〜とか。自身の思考の癖とか趣味のルーツを、後々から追ってみるのもなかなかおもしろいです。
それと自分の身体のパーツをまじまじ観察してみるのもオススメです。私は最近自分の足の形を観察して、ワッ!指短!小指めっちゃ変形しとる!ということに気付きました(悪口)全身のホクロの数数えるのもおもしろそうだね。現実アバターもたまにはグルグル観察してみよう。病気の早期発見にもつながるかもしれない。
自分のこんなところが嫌!逃げずに向き合いたい!!!どうにかしたい!!!!という場合は、例えば自身の抱えているコンプレックスを書き出して、どういったエピソードのせいでコンプレックスになっているのか、コンプレックスになっている事に対してどういう感情を抱いているのか…などなど、展開図的に書き出してみると視覚的かつ客観的に捉えられると思います。
実際書き出したものを見て、この時こんな感情だったのか…だからこうだったのか…と感情の整理ができますし、当時の自分を受け止めて現在の自身で慰めてあげることができます。インナーチャイルドと向き合う方法に近いですね…。
それと書き出した中には、当時はできなかったけど今なら乗り越えられることもあったりすると思います。そこは自身の成長なので、自分でしっかり褒めてあげよう!えらい!
こんな具合に内外ともに、自分がどういう人間なのか知ることで、だんだん自分の輪郭が少しずつ整ってくるんじゃないかな…と思います。自分で自分がどういう人間なのか掌握すること=自分自身にちゃんとなるなのではないかと思っています。
とはいえ!サラッと書いてしまいましたが、自分と向き合うのは結構ハードルが高く恐ろしいことです。決断を迫られます。自分1人で難しい場合は、カウンセラーさんに手助けを依頼するという手段もありますが、大体の場合は有料です…。
ところが!VRC内では自身の悩みやメンタルヘルス面・キャリア面などの相談やグループワークができる集会があります…!なんと無料。すごいね…。気になったら検索するか、おもちに聞いてみてね。
それでも!何者かになりたい!!!
わかる!その気持ちはとてもわかる!!!でしたら余計かもしれませんがちょっとアドバイスをさせてください…
一番最初に、本人が「何者かになった!!」という満足感や達成感を得ないと、一生解消されないと書きました。満足感や達成感を得るために、必ず数字で評価できる目標を立てた方が絶対いいです。
数字は嘘つかない。そして比較しやすいため評価指標にうってつけ。数字で評価できるもの…手っ取り早いところだといいね数とか、動画の再生回数ですかね。立てた目標を達成したら自分で自身を褒めましょう。他人の評価など気にせず!盛大に!!そして、なかなか目標に届かない場合はPDCAサイクルをぐるぐるまわして、、目標達成に向けてがんばりましょう。応援してます。
一番いけないのは何も行動してないのに「あ~何者かになりて~」って言ってることです。行動変容ステージモデルでいうとこの無関心期ですね。ライザップの行動変容の解説ページがわかりやすかったのでよかったら見てみて下され。
行動変容とは、本来は健康保持・増進のために行動や生活習慣、ライフスタイルを望ましいものに改善することを説明する際に用いられることが多い…(成人看護学でよく目にしたやつ…)だそうですが、人の気持ちの変化にアプローチする手法としてビジネスの世界や人材育成の分野でも使われるようになってきたそうです。
うわーーー!!!!わかるーーーー!!!!!となりますね。「そのままでいたい」状態から一歩踏み出すために、行動変容が求められるっすね。口だけでなく、まず行動に移すの大事。わかってる…うぅ…(ブーメラン)
余談
VRCにおいて何者かになるには、イベントキャストになるのが手っ取り早いのでは…と思った時期もありました。所属先ができると、マズローの欲求5段階説でいうところの社会的欲求(何らかの社会集団に所属して安心感を得たいという欲求)も満たされちゃう。
でもちょっとまって。それだとただイベントのキャストになっただけで、あなたは何も成してないわよね。それで何者かになったつもり…?キャストになった上で何をするか、あなただけにしかできない接客をどうするかが試されるべきよね?と思い直したりたりしました。うわー!ブーメラン(2回目)
あと人気イベントのキャストさんになるを目標にしてしまうと、いざなった時に燃え尽き症候群になりそうで心配だったりもします。エア心配。
マズローの欲求5段階説の社会的欲求のその上が承認欲求で、承認欲求も「低位の承認欲求」と「高位の承認欲求」に分類されるそうです。「高位の承認欲求」は他人にどう見られるかではなく、自分が自分を承認できるかどうか、他者依存的な評価軸から自立しあくまで自分の中で立てた基準や目標にしたがった欲求とのことなので(こちらから抜粋)高位の承認欲求を満たすことが、上で書いた「自分自身になる」ってことに近い気がしました。
いかがでしたか?
なんだかんだとか長くなってしまいました…。
私としては、バーチャル世界・現実世界それぞれでの楽しいことや活動によって、どちらの世界にも少しずつ良い影響が出て、より日々を楽しく暮らしていけたら嬉しいな…と思っています。
例えば、バーチャル世界で他者と楽しく会話する経験を得たことで、現実でもお話への苦手意識が少し減ったっとか。現実世界で勉強した対話テクニックを、バーチャル世界のキャスト業で活かすとか。相互作用!
現実でもヴァーチャルでも自分は自分。一歩踏み出そうと思えば踏み出せる。誰かにならなくたって。あなたはあなたで良いのだ。
なんかいい話風にまとめてしまった。。
これを書いた人は機能不全家庭育ちの自尊心ゴミクズ拗らせインターネット老人で、実生活では看護師として日銭を稼いでいる者です。人生の中でいろいろの過程を経た上で自身と向き合うことから逃げずに戦っている最中ではあります。まだまだ不束者が偉そうに書いていますが、自身の思考の整理も兼ねております。
VRCで美少女アバターを使うことに後ろめたさを感じつつも、まめひを半年くらい使い続けていたらだんだん「カワイイっていいな…」って気持ちが変化してきました。まずは行動に移して(まめひをポチる)、ついでに継続(まめひを使い続ける)してみる。まめひはかわいい。良…。