枕投げ
巷で話題になっている解散ドキュメンタリーを見てはいないけど、賛否の声だけを確認した。これはエンタメじゃない、エンタメだ論が飛び交っている。「芸人ってのはそこを隠してやってるから隠し通しなはれ」とか、「こういう思いで芸人をやっていることがわかってますます応援したくなった」とか。作り手側の意図とか、見た側の意見とかが枕投げのように飛び交っているだけでもうエンタメなのでは?と軽い気持ちで思ってしまう。枕投げや雪合戦をそんなに楽しいと思ったことはない。ドッチボールは楽しい。枕投げや雪合戦は投げにくいが、ドッチボールは投げやすいからだ。そんな感じでエンタメの上澄みをすくってあんまり噛まずに飲み込む私は、結構優秀な視聴者かもしれない。いや、自分の意見を生み出す能力やそれを感じて熱くなったり冷たくなったりすることのない優秀ではない。創りがいのない暖簾に腕押し視聴者である。
にぼしいわしです。いつもありがとうございます。みなさまのサポートが我々にライブを作らせ、東京大阪間を移動させます。私たちは幸せ者です。