osica東京地区予選・全国大会使用 5推しハイブリッドシャミ子解説
最近メタクエスト3を買ってビートセイバーで遊んでいる煮干しザムライです。
今回は東京地区予選と全国大会で自分が使用したレベル5推し型のハイブリッドシャミ子について解説していこうと思います。
レシピ
すでにosica公式で公開されているのでもったいぶることはありません。
サクッと見ていきましょう。
東京地区予選使用
このデッキで優勝できたのでデッキとしてはかなり強いと思います。
しかし調整の段階で気付いていましたが、割り切るしかないなぁと考えていた問題点が3つ程ありました。
・問題点
①後列に置くカードが少ない
サポートと2個玉などの1枚で2枚以上の働きをするカードが、ずるい武器と2個玉合わせて12枚しか入っていません。
この枚数では毎ターンサポートを3面埋めるのは不可能に近く、どこかでエールが足りないという事態が起きてしまいます。
特に初ターンで事故を起こしてしまうと最悪です。
中盤でのエール事故は、推しや02-105吉田優子のアピール時効果や菓子折りなどのイベントでアドを取り事故を帳消しにする事が出来ます。
しかし序盤に事故ってしまうとその後の展開が上手く出来ずに苦しむことになってしまいます。
②ずるい武器を引けないと何もできない
60枚デッキの中に4枚しか入っていないカードをキーパーツとしているデッキなので、たまにずるい武器が行方不明になってしまう時があります。
そうならないようにずるい武器の5枚目としてデッキ全サーチを1枚入れていますが、それでも引けないときは引けません。
そしてずるい武器がないと相手のハートを奪う事がほぼ出来ません。
③先手の桃にノーチャンス
他のアグロと呼ばれるデッキ(リコみかんなど)には「これで勝ったと思うなよ」で相手の攻撃に対して対処できたり、やられる前にやる精神で突っ込んでいくと勝てたりします。
しかし先手の桃には何度やってもノーチャンスでした。このマッチアップは頑張って先手を取るしか解決策が思いつかず、東京地区では祈ることしか出来ませんでした。(実際東京地区の1回戦で桃と当たりましたが、先手を取れたのでなんとか勝てたという事がありました。)
東京地区優勝という実績は残せましたがお世辞にも安定してる勝てるデッキとは言えません。
全国で使用するにはこの3つの問題点を解決しなければいけないと感じていました。
もし問題点を解決する事ができなければ、別のデッキを使うのも選択肢として考えていました。(デッキに愛着はありますが愛でこのデッキを使ってるわけではないので…)
そんな事を考えてはいましたが、結果全国大会で使ったデッキレシピはこちらです。
全国大会使用
シャミ子を使ったと言うことは問題点を克服出来たと言うことになります。
どうやって問題点を解決したかというのを変更したカードを見ながら解説していきます。
・地区からの変更点とその理由
このデッキをパッとみた時に一番目を引く特徴としては2個玉が0枚になった事です。
これは東京地区等で入賞していた藤倉さんの構築を参考にさせていただきました。
どうせ2個玉引けなくて事故るタイミングがあるなら、ずっとサポートを後列に置いておく方が安定するよね?と言う理論です。
実際1ターンの最大エール数は減りましたがゲーム中のエール回数は増えたと思います。
そして初手にサポートを置くことを重視してるのでずるい武器サーチも4投
これによりずるい武器が引けなくて嘆く試合もほぼなくなりました。
次にこのデッキの天敵である桃にどうにかして勝てないかと言う点を考えだしました。
桃には明確な弱点があり、それはストップで点が取れなくなる事だと考えています。
しかしシャミ子ではストップを打つ事は出来ません。
パンプをごろごろにゃーちゃんに変更したりと試行錯誤を繰り返していたのですが、結局相手を止め切る事は出来ないと感じていました。
なんとかならないかなぁ…と考えていたところストップよりも強いカードを見つけました。
それが01-005吉田優子です。
旧弾が主体のコントロールよりのシャミ子デッキには入ってるイメージがある人は多いと思いますが、ずるい武器軸に入るとは思ってない人が多いのではないでしょうか。
このカードは「これで勝ったと思うなよ」で相手ターンに出す事で相手ターン中に相手のAP4000以下のキャラを除去することが出来ます。ついでにイベントと合わせて4枚ドローすることになります。合計で7コストとかなり多くのコストがかかってしまいますが、手札消費2枚で4枚ドローした上に相手の盤面が1体倒せるというのはコストに見合った効果だと思います。
桃に対しては相手のメインアタッカーであるレベル1がAP1000しかないので、そこさえ潰してしまえば基本的には耐えることが出来ると考えました。
2個玉不採用と01-005吉田優子の採用
これにより東京地区の時に感じていた問題点を全て克服し、多少キツい対面はあっても無理な対面が全てなくなった全国大会環境では最強のデッキが完成しました。
全国大会戦績
東京地区決勝は少し前で結構忘れてしまってるので全国大会の戦績だけです。
予選スイスドロー
1回戦
5推しハイブリッドシャミ子(いねむりさん)
先手 ⭕️
ミラーで先手取ったので順当に勝ち。
東京地区予選と同じく初戦いねむりさん
予選では桃とリリスを使っていたので、桃だったら若干嫌だけど隠し玉の見せどころだなぁと思ったらまさかのシャミ子
身内を初戦で潰してしまったのでこの後全勝してなんとかいねむりさんのオポを強くしないと…というプレッシャーが追加されました。
2回戦
スターターあおい(鎬さん)
先手 ⭕️
先手を取り順当に勝ち
相手の事故もあり危なげなく勝利することができました。
鎬さんの1番のプレミはジャンケンに負けたこと(本人談)
3回戦
スターターまどか(ハロさん)
後手 ⭕️
昨年osica全1との対戦
後手から噛み合いが悪くて点が全然取れなかったが、桃メタの隠し玉これで勝った思うなよからの01-005吉田優子が刺さって相手がライフを削りきれずに耐えることに成功
相手の守りストップもこれで勝ったと思うなよでケア、相手の限界突破持ちはどっちか?という2択も正解しハートを奪い切って勝ち
序盤はダメダメだったが終盤は全てが噛み合った激アツ試合でした。
4回戦
桃(元ジャックさん)
後手 ⭕️
東京地区決勝のままの構築だったら必ず負けてたであろう1戦
しっかりと勝ち筋であるこれで勝ったと思うなよからの01-005吉田優子のコンボを決めて耐えて次のターンに勝ち
自分の盤面の置き方のプレミにより相手の思考から01-005吉田優子の選択肢がなくなり、APパンプのケアをした結果、01-005吉田優子が通ると言う高度?な駆け引きが生まれました。
激アツな試合でした。
5回戦
ミラー(ざきさん)
後手 ❌
ミラーの後手で勝つ最低ライン(後手1菓子折りからのずるい武器起動)には到達
最後はこれで勝ったと思うなよor盤面の限凸のどちらか(山に6枚)があれば相手の攻撃を耐えることが出来たのですが、菓子折りとこれで勝ったと思うなよの4ドローして見えず負け…
これまでシャミ子を使用した公式戦では負けたことがなかったのですが、ここで負けてしまったのでの記録は15-1で終了してしまいました。
予選は4-1の2位通過で決勝トーナメントに進出することができました!
決勝トーナメント
1回戦
桃(元ジャックさん)
先手 ⭕️
4回戦目の相手との再戦
お互いの対面に対する対策は割れているので完全に引きと実力の勝負になります。
自分としては元ジャックさんのデッキにサポート割りが入っているのを確認していますし、相手は01-005吉田優子が入っているのを知っています。
幸先よく先手を手に入れる事が出来ましたが、マリガンした2枚で菓子折りを2枚引き合計で手札に3枚あるという事故っぷり
菓子折りを打つ条件のシャミ子結束3を満たすために、推しをサポートに出さなければいけないほど事故っていました。
先手2ターン目でも事故は変わらずエール3で山札からずるい武器が降ってこなければほぼほぼ負けと言う状況で魂のエールをしようとしましたが、相手からサポート割りが飛んできてエールが2に減少
しかし魂の2エールでずるい武器が降ってきて打点を作る事に成功
推しの2ドロー1捨てと2ブーストによりリソースを回復する事で一気に試合が楽になりました。
魂のエールが通ったことでなんとか先手の有利を活かし勝利
この試合では多分私が主人公でした。
元ジャックさんとは2戦連続で激アツな対戦が出来てめちゃくちゃ楽しかったです。
決勝戦
桃(ダラムさん)
後手 ❌
後手ではあるが悪くない出だしで後手2ターン目に相手のハートを0枚に出来ました。
問題はライフの残りが2の状態で相手の先手3ターン目を耐える事でしたが、これで勝ったと思うなよと01-005吉田優子のコンボでレベル1の除去には成功。あとは自分視点では1枚も見えてない見えてない守り用の限界突破を探すだけだったのですが、菓子折りとこれで勝ったと思うなよコンボの合計6枚ドローの中になくて受けきれずに負け……
激アツな試合ではあった上にかっこよくコンボを決めることは出来たので主人公だったら逆転できてましたね…きっと先ほどの対戦で主人公力を使い切ってしまったせいであと一歩足りなかったんだと思っています。
限界突破さえ引ければ勝ちだったので悔しいですね…
でもめちゃくちゃ楽しくておもしろい試合でした。
試合後に振り返った結果論で話すのであれば、菓子折りを使った際に4コスト貯めてれば2回目のこれで勝ったと思うなよを打つ事が出来たので、その2ドローで命を繋ぐことができる可能性があったのですが…菓子折りを使用したタイミングでは持っておらず、これで勝ったとコンボ中に2枚目が見えたのでそこまで想像するのは難しかったですね……
最終結果は2位!
去年はwinnerしかもらえず悔しい思いをしましたが今年は200ポイントを持ち帰ることに成功!
採用カードピックアップ解説
ここからは採用しているカードの中で特に解説したいなぁと感じているカードをピックアップして解説していこうと思います。
・01-001吉田優子 3枚
このカードは特定の対面(リリス)の終盤にしか使用しないのでosicaの原則からは外れ3枚のみ採用としています。
リリス以外の対面では比較的簡単にケア出来てしまうので基本的にはリリス用のカードだと考えてください。リリス以外の対面は菓子折りなどの手札交換カードで捨ててしまって問題ないです。
・01-005吉田優子 2枚
対桃用の隠し球として用意したカード
桃側は入っていることが分かればケアする事自体は結構簡単に出来てしまいます。
ただし全国の会場でその考えまで辿り着いてる人はほぼいないと思い、カードさえ見せなければケアされることはないと考えていました。
ここで構築がバレてしまったので、これからはバレている事を逆手に取りケアを強要させ、別の方法で守る考え方でも面白いかも…?
ちなみにこのカードは桃以外にも刺さります。
積極的に狙いたいカードを一部紹介します。
なんかアリルを巻き添えでかなりメタれているのが面白いですね。
別にここにあげたアタッカーじゃなくて盤面の1面を除去するだけで強いので、余裕があれば狙っていくのをお勧めします。
・01-069吉田優子
自分のターン中はAP5000のカード
お母さんのAP+5000と合わせてAP9000ラインが倒せるのが偉い。
・これで勝ったと思うなよ 4枚
色々な不可能を可能にしてくれる神のカード
01-005吉田優子とのコンボはもちろん、ストップをかけられたキャラをドロップしてケア、相手のチャージに対してのAPをずらす、限界突破持ってないキャラを落として手札の限界突破持ちと交換する、単純に2ドローをして盤面の限界突破を探しに行く…などなど使用方法を挙げればキリがありません。
カウンターコストが0なのも神ですね。
ただ、裁定が少し複雑なので使う際には気をつけましょう。
・02-103吉田優子
01-001吉田優子とのコンボカード
基本的には01-001吉田優子と同様にリリス対面以外では不要のカードですが、レベル3のAP7000と普通に強いのでたまにずるい武器下でのアタッカーとして運用する事があります。
・菓子折り 4枚
神のカードその2
2枚引いて3枚以上はコストに埋めなきゃいけないと言うことは手札を2枚は損してしまうカード…な訳あるか!
コストを得られてるんだからお得しか無いです。
このカードのおかげで他のデッキには不可能な無理が出来ています。(2個玉を抜くと言う暴挙)
禁止カードを受けて
全国の最後に禁止カードが発表されましたね。
この禁止制限で直接ずるい武器シャミ子のデッキに影響があるのは02-105吉田優子ですね。
まぁこのカード異常に強いから禁止になってもおかしくは無いですが…これだけじゃずるい武器シャミ子はまだまだ強いと思います。
どちらかと言うとリリスが大打撃ですね。
相手ターン5000は名前自体は吉田優子と書いてありますが、このカードはリリスのデッキに入っていたので、実質お供えリリス関連3枚とずるい武器関連1枚と言う制限内容になっています。
正直余の残機まで行くとコンセプト崩壊に近いのでやりすぎじゃないかなぁ…と個人的には思ってはいます。
禁止制限後のシャミ子デッキ
先ほど禁止制限で直接影響があるのは1枚と言いましたが、環境変化による影響もかなりあると考えています。
リリスが余の残機禁止により今まで通りの圧倒的なAP受けが出来なくなったので、ずるい武器のチャージ9000だけで貫通できるようになりそうです。ずるい武器だけで貫通できるのであれば旧弾のバウンスギミックが不要になりますよね。
つまりハイブリッドである必要がなくなると自分は考えています。
(正直自分はリリスが環境に残るとは思ってませんが…)
そして禁止になった02-105吉田優子の代わりのカードとして02-109吉田優子を採用してみました。しかしこのカードのAPは4000しかなく、APが7000まで届いた前と違い簡単にはチャージが通らないと思われます。
チャージを通すためにはお母さん以外にもAPを増やす手段が必要となってきそうです。
そこでお母さんの5枚目以降の枠としてウガルルを採用。
まだ次の環境がどうなるか想像でしかないのでしっかりとはわかりませんが、とりあえずシャミ子を使うのであればこのデッキを試してみようと思っています。
おわりに
今回の全国の目標は昨年よりもいい順位を取る事でした。
昨年は決勝トーナメントで2敗して4位と言う成績だったのでまずは目標達成というところで嬉しいです。
しかも負けた試合は限凸が来なかったというプレイではどうしようもできなかったところが大きいと感じているのでデッキ選択も間違っていなかったと思います。
全国大会の環境では本当に最強のデッキでした。
一旦osicaは休憩期間となりますが次のハイスクールDxDが発売されるのが楽しみですね!
色々書いていたらかなり長くなってしまいました。ここまで読んでくれた方はありがとうございます。
そして調整に付き合ってくれたYOUさんと光が丘の方々…そしてDMで突然質問して快く回答してくださった藤倉さん…ありがとうございました!
またどこかの交流会でお会いしましょう。
本当は立ち回り解説も書こうと思ったのですが、禁止のせいで環境が変わってあんまり参考にならなそうだから辞めときました。
どうしても読みたい人がいたら追記しますんで連絡してください。