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2025年2月の読書📚まとめ
もう3月になっちゃった。
早い。
2月は特に早い。
そんな駆け足の2月に読んだ本を振り返ります。
Dジェネシス1巻
しょっぱなからラノベです。
日頃女の子以外が主人公のラノベは読まないのですが、友人に勧められ、マンガ版を読んだらハマりました。
ファンタジー要素の数値化が面白い内容なので、マンガよりもノベル版の方が面白そうかなと思います。
Kindle Unlimitedでたくさん読めるので、ファンタジーのステータスを数値化することに興味があれば、間違いなくおすすめ。
息子のボーイフレンド
高校生の"息子"に"ボーイフレンド"がいたら。
親としてはどんな対応をするでしょう?
反対するのか、賛成するのか、絶望するのか、正気を疑うのか…。
テーマとしてもかなりキャッチーで、文章の運びもとてもポップです。
細かい設定が笑えるので、幸せなホームコメディでした。
その復讐、お預かりします
原田ひ香さんの新刊文庫です。
これについてTikTokに動画をあげたら、視聴数が結構伸びました。
多くの人にとって関心のある小説なのかな?
1話完結、短編連作なので、気軽に読める本でした。
手ひどく振られ、復讐しようと誓った主人公。
向かった先は"復讐屋"。
どんな復讐でも叶えてくれる事務所ですが、主人公の復讐はどうなるのか。
気分転換にちょうどいい軽さです。
なぜ、あなたの仕事は終わらないのか
Kindle Unlimited読めるビジネス書を探してたどり着いた本でした。
Windows95を作った方で、いろいろな現場の話が面白かったです。
とはいえ私は、基本的に仕事は期日に間に合わせるタイプ。
そのためこの本の主題である、仕事をスピーディーに終わらせるという内容はあんまり参考になりませんでした、残念。
人魚が逃げた
先日読んだ『赤と青とエスキース』が最高に面白かった。
同じ作者さん本を読もうと思っていたタイミングで、この本が本屋大賞にノミネートされました。
気になって書店で手に取ると、装丁がキラキラしていてテンション爆上げ。
衝動買いしていました。
読んだ感想は、最後の締めがファンタジーなのが残念。
多少奇抜さはなくても現実的な終わり方の方が好みだったなぁと。
雫
これも作者さんと装丁が気に入って手に取った本です。
私、小説家になれるなら寺地はるかさんのような作品が描けるようになりたいものです。
脇役タイプの女性が主人公で、40代の独身。
なかなかに地味なお話ですが、とても良い本でした。
相変わらず人の機微が上手に描かれています。
つまらない住宅地のすべたの家
脱獄犯が近所を逃走している!
そんなニュースを聞いた近隣住人たちが、交代で見張をするお話です。
日頃挨拶程度の隣人と、より関わりをもつとどうなるのか。
少しの歩み寄りで生きやすくなる人たちの様子が、読んでいて最後はホッとします。
禁忌の子
さすが現役医師が書いただけある!
医療現場のシーンは見ものです。
そしてミステリとしてももちろん秀逸。
宮部みゆきさんが書いた帯分、「寝不足必至」も頷ける1冊でした。
救急外来で患者を受け入れた医師。
死亡を確認すると同時に見えた顔に驚愕します。
遺体の顔は、自分と瓜二つ。
女性たちの悲痛な想いにも個人的にはめちゃくちゃ共感したお話でした。
宙わたる教室
まだ2月だけど、2025年に読んだ中でのベスト本が決まったかもしれません。
長年ベスト小説だと思ってきた『小暮写眞館』にも勝るとも劣らない、素晴らしい本でした。
学びたい、知りたい、やってみたい。
そんな尊い想いを表現した1冊で、いろいろなハンデがあっても勉強を楽しむことができると語ってくれます。
いやー本当に良い本だった。
王と后
直前に読んだ『宙わたる教室』が小説として良すぎたので、余韻に浸りたくて、次はかるーくラノベみたいな本を読んだわけです。
くくりはライト文芸になるのかな?
和風か中華風のファンタジー世界で訳ありの王様と訳ありの結婚をする話。
個人的にはヒーローがワンコ系で、物語も溺愛系なので、ハマる人は結構いそう。
あと2冊KindleでTikTok関連本を、1冊TL小説を読みました。
それらも含めると2025年の2月は、全部で13冊読んだみたいです。
ひっそり10冊以上の読書を目標としていたので、達成できてホクホク。
3月は何を読もうかな。
過去の名作にも手を出したいなと思っておりますが、どうなることやら。