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【読了】最高の体調

身体的な健康について書かれた本を読みたくて、Kindle Unlimitedの対象だった、こちらを読んでみました。

こちらの作者さま、以前自己分析に関する本を読んだことがありました。

それがこの「才能の地図」です。
詳細の感想は前に書いたこちらを参考にしていただけたらと思います。

さて、今回読んだ「最高の体調」についてです。
人間の生物としての機能と、現代文明の乖離を解説することをベースに執筆されています。
体内で起きている炎症にはじまり、睡眠や不安、ストレスなどに言及しています。

身体的な健康について知りたくてこの本を読み始めた私としては、後半が精神面の話ばかりだったことが残念でした。
自分を満たすためのノウハウが多い印象でした。

個人的に1番面白かったのは、はじめの章である炎症について書かれている部分でした。
原始的な生活をおくることに適した作りになっている、人間の身体では、現代の文明はいろいろと不具合が起きて当然であると言う論です。

文明病としてカロリー過多なんかが挙げられています。
生命維持として、カロリーをどんどん摂りたくなるように人間はできています。
それが飽食の現代では、肥満という病が蔓延する結果になっています。

肥満とは、体内で常に炎症を起こしている状態だそうです。
多すぎる脂肪を燃焼させようと、炎症になっているとのこと。
この考え方は面白いなと思いました。

これまでは肥満は肥満。
炎症といえば風邪などのような、病院にかかってもおかしくない体調不良を表すもののような気がしていました。
それが肥満もそれらの体調不良と同等だという見解です。

わかるかもしれない。
私は以前、健康診断を行うところで数年間働いていました。
そこで色々な人の健診結果を見てきましたが、同僚の一言が全てを表していました。
それは「デブは万病の元」というものです。

そうなんですよ。
体重が基準よりも多い人は、そこ以外にも異常があるんです。
それも体重の多さに比例して、他の部分の異常も多いんですよ。

肥満で良いことってあるんですかね。
健康という点においては、おそらく良いことはないでしょう。

本書に書かれている炎症については、肥満だけではありません。
睡眠や運動に関する項目なんかも興味深いものがありました。
それでもトータルでみると、最高の体調のために必要なことは以下のものなのかなと思いました。
・脱肥満
・適度な運動
・自然を身近に

このあたりが最高の体調に近づくためのキーワードになりそうでした。
個人的には運動が1番のネックです。
なんとか無理のない範囲で運動を継続したいものです。

次は運動に関する本を読もうかな。

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