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【読了】知の整理術/移動時間が好きだ

先日の文学フリマで、知人が執筆したエッセイ本を購入しました。
そこでご本人もエッセイを読むことが好きなこと、特に好きなエッセイ本を紹介していました。

それを読んで、面白そうだなと思った作家さんがphaさん。
高学歴の元ニート。
ダルいとか、働きたくないとか、そんなことを呟く人。
体温の低そうな文章に惹かれて1冊読んでみました。

いくつか(良い意味で)引っかかった言葉があったので、引用しながら振り返ります。

本の趣旨として、勉強や読書など、知識を整理する技術を解説したものです。
読む人によって合う合わないはあるかもしれないですが、phaさんの知の整理術を教えてくれている内容でした。

まずいっちばんさいしょにデカデカと結論を書いてくれているのがいいですね。
しかもゆるい!

この本で伝えたいことはただ一つ。
"一生懸命、必死でがんばっているやつよりも、なんとなく楽しみながらやっているやつのほうが強い"
ということだ。

これには大きな拍手を送りたい👏
いいぞーもっと言ってくれぇ。

私は昔から"頑張る"という言葉はなるべく使わないようにしています。
疲れるし、具体性に欠けるから。

自分で言う場合でも、頑張るって言葉は実はネガティブ要素がたくさん含まれているような気がします。
「やりたくないけど、無理してやります」みたいな。
それよりは"楽しんでやる"方がいいような気はします。

勉強に関して作者さんが好きな言葉として引用しているのは以下の通り。

門前の小僧習わぬ経を読む

いいですねぇ。
全く頑張らない感じが。

ただ門の前にいるだけで、お経を覚えてしまう小僧。
そうありたいものです。
私も今後、好きなことわざを聞かれることがあったら、真剣にこちらを引用したいと思いました。

あとはアイデアを出す時、うまくいかない時はどうするかという問題。
それに対しての回答がこちら。

休めば休むほどアイデアが出てくる

👏👏👏
うん、うまくいかない時は休もう。
実際に脳を休めると良い効果があるとも書いてあります。
そうじゃなくてもうまくいかない時は休みたいと思います。
それでいいと思うよ。

さて、1冊phaさんの本を読んだわけですが、Amazonを検索したらKindle Unlimited対象の本も1冊ありました。
長くなさそうなのでついでに読んでみました。

こちらもゆるーいエッセイです。
移動に関連する内容をまとめたエッセイで、旅行記とかではなく、ただ散歩の歩き方とか、青春18きっぷの良さとかを書いています。

新幹線より夜行バスより、景色を見たり本を読んだりする昼行バスの良さが書かれており、ちょっと惹かれました。
私も何かの機会にあえて昼行バスを利用したいなと思いました。

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