![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114052313/rectangle_large_type_2_d1f53a66472dd9814757d29356385a67.jpeg?width=1200)
初代ゲームボーイの外装交換とプロサウンド化
前回、パーツ購入まで👇
やるぞ
前回は計画をたててパーツを購入しました。今回からは実際にゲームボーイをいじっていきます。ざっくりとした工程はこんな感じ
分解
シェルの加工
配線
参考にしたサイト
世界に一つのカスタムGAMEBOYをつくる ③やり方まとめ ノイズレス・プロサウンド化
こちらの記事がかなり詳細で情報も新しいので同じように作業すれば失敗しないと思います。ここでも同じように作業を進めます。
使った工具とか
ドライバー(Y字・+)
本体の外装を開くには特殊なY字のドライバー、外装から基板を取り外すときはプラスドライバーが必要になります。
Y字が近所で見つからなかったのでamazonで購入。今回買ったものはかなり使いやすく、ビットも豊富で優秀でした。付属のてこ棒?みたいなものも分解する時役に立ったからおすすめ。
はんだごて
はんだごてはホームセンターにて安価ではんだと吸い取り線が付属していた入門セットを購入。安いやつでいいと思う。
リューター
ホームセンターに売ってた安くて小型のもの。
使用パーツ
外装パーツ
![](https://assets.st-note.com/img/1688065377634-OjVix9nWD7.jpg?width=1200)
・外装(シェル)
商品写真には「Nintendo GAMEBOY™」のロゴが印刷されていませんが実際に届いた商品にはしっかり印刷されていました。かなりのクオリティで再現されていると感じました。純正品(左)との違いは背面のシールと安全基準表示の有無くらい。ボリューム調節の窓に小さいバリがありましたが指でチョイと取れる程度のものでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1688066006413-ZTo6FnM2bO.png?width=1200)
・十字、ABボタン
思ってたより安かったので青緑・クリアブルー・白・黒と多めに購入。青緑が一番しっくりきたので青系のカラーリングで決定。
・ガラスレンズ(グレー)
ガラス素材で一番安いものを選びましたがいい感じです。白とかにしても可愛かったかも
![](https://assets.st-note.com/img/1688066334055-GyFGyeUCBG.jpg?width=1200)
ジャック
![](https://assets.st-note.com/img/1688066641360-YEPLKECxNN.png)
アキバの秋月電子で購入。MJ-074Nという型番のもの。
リード線
![](https://assets.st-note.com/img/1688066657901-3ojuliKdwZ.png)
同じく秋月電子で購入。外径1.22mmの物を適当に選んだけど配線がきつかったからもう少し細くてもいいかも。
分解
本体裏側のY字ネジ6本を外して外装を開く。前面と背面2枚の基板が本体上部のリボンケーブルで繋がっているためいきなり2つに分割しようとすると危険。
リボンケーブルを外したら前面の基盤を外装から外す。基板は+ネジ10本と粘着フィルムのようなもので固定されています。ネジを全て外したら棒などを使って基板を外装から剝がします。
写真撮らなかったけど中古ゲームボーイの内部はめちゃ汚いです。垢とほこりが混ざった最悪のカスがこびりついているので改造しなくても外装の掃除はやっとくべきだと思いました。
外装とスピーカーの間には透明な抜け殻?さなぎ?が貼りついてて最悪だった。
シェルの加工
今回は新しく購入したシェルを使用しますがそうでない場合はパーツを全て洗っておきましょう。大体の汚れは中性洗剤で落ちます。以前黄色いゲームボーイを改造したときは外装のキズの溝に黒いカビのような汚れがありましたがカビキラー的なものを吹き付けて5分×2回放置したらきれいになりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1688063640388-moyw6rat57.jpg?width=1200)
おもて面(画面側)の外装にジャックを新設するための穴を開けます。直径は6mmくらい?
![](https://assets.st-note.com/img/1688064520980-pBRmjq3Ifi.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1688064332592-H9AN7EnXea.png?width=1200)
はんだごてでプラを溶かして小さな穴をあけ、リューターで少しずつ整えます。少し削ってはジャックをあてがって邪魔な部分を削る作業を繰り返しました。時間はかかりますが一番安全かと思います。電動ドリルとかあればきれいに早くできるのかも。
配線
シェルの加工ができたらジャックをリード線で基盤につなげます!
シェルの内部はかなり狭くなっているので配線は最低限の長さにすべきかと思います。一度参考サイトのような長さで配線しましたが外装が閉まらなかったのでやむなくリード線をさらに短くカットしてジャック側のはんだ付けをやりなおしました。リード線を基盤にはんだ付けしてからジャックをはんだ付けする順番が作業しやすいと感じました。
![](https://assets.st-note.com/img/1688066768042-VEjEio2Mci.jpg?width=1200)
なんかザリザリする
計6か所のはんだ付けが終わったら適当なイヤホンをさして動作チェックをします。今回はここで右チャンネルの音が鳴らないというトラブルが発生しました。配線のはんだが雑だったかなと思い吸いとり線ではんだを取り除いてやりなおしても症状は改善しませんでした。
結局ボリュームダイヤル内部の汚れが原因だったようで、綿棒で無水エタノールをダイヤルに点して100回くらいグリグリしてたら直りました。
ジャックを配置するスペースを確保するために背面基盤のコンデンサ2つを内側に折り込む必要がありますが写真を撮り忘れたので参考サイトを見ていい感じにやってみてください。
もうちっとだけ続くんじゃ
配線・シェルの加工が済んだのでプロサウンド化の作業は完成!
ですがこの後液晶画面のバックライト取り付けを行うので今回は外装を閉じずに終わります。次回液晶バックライトを取り付けたらこのゲームボーイはいったん完成です!!