6. キラキラが迫ってくる
好きを仕事に♪ワクワクしながら働こう!
アイデアをカタチに♪自分らしく働こう!
昨日までの自分にさよなら★なりたい自分にチャレンジ♪
これはわたしが求人広告を書くときに多様していたフレーズ。
頭の中に思い浮かんでくるイメージは淡い、パステルカラーのピンクとかグリーン。20代のキャピキャピした女の子たちが見える(気がする)。キラキラしている。無限の可能性いっぱいの若くてピチピチのかわいこちゃんたち。
あながちこのイメージは間違っていない。だって、ペルソナ設定は20代女子、オフィスワーク未経験でも明るくてノリが良くてチャレンジ精神のある子だもの。
今、転職サイトの求人情報を見ていて、わたしがかつて書いていたような求人広告がたくさん掲載されているのを見てため息が出た。
全然、こないわ。
向こう側(人材エージェントとか求人企業とか広告代理店)のペルソナ設定がわたし(間も無く40歳になる無職のオバさん)ではないことは重々承知だ。
でも、自分に合う求人を探そうと簡単な希望条件を入れると出てくるのだ、好きを仕事に♪、夢を叶えよう♪、見つけようホンモノの自分を♪
「♪」が畳み掛けるようにキラキラを強要してくる(気がする)。この手のフレーズは求人広告できっと何年も使われている。わたしが人材業界に入った10年以上前からあんまり変わって無い気がする。
もっと全然違う書き方を模索すればよかったな。全然違うアプローチも出来ただろうに。
自分が長くいた業界を離れて、そのサービスを自らが使うことになると色々と感じることがあるものなんだなー。面白い。
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