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《30歳元童貞の婚活コラ厶9》実家暮らしにおける婚活市場

婚活をしてて、ネックになってたのが「実家暮らし」です。
当事は父と実家で2人暮らし、10年前に母は亡くなりました。
母が亡くなった時、東京で就職活動をしていました。そこから今、父を1人にするのはどうかと思い、急なUターンをしての就職活動になりました。

当事、就職先に悩みに悩んでおり、とりあえず就職出来ればと思う僕。
そんな思惑は失敗し無気力になり、新卒ニートとしてしばらく引きこもりながら父の主夫をしていました。
何だかんだで母が、僕の将来をコントロールしていた所があり、舵を取る人が急にいなくなって迷ってました。

東京で一人暮らししていたこともあり、料理は少し出来ました。そのまま料理人になりたいと思い、調理師学校に通い、調理師免許を取りました。
そこから就職に前向きになり働くようになり、転職を繰り返すことで、仕事が安定するようになり同時進行でマッチングアプリで婚活を初めました。

やっぱり「実家暮らし」では色々婚活は厳しかったです。
そこで出会ったのが妻です。
ベトナム人である妻は、「実家暮らし」アレルギー抵抗はありませんでした。
ベトナムでは結婚したら、旦那か奥さん、どちらかの家に入るのが普通だそうです。
妻とベトナムに行った時、妻の妹も、妻の従兄弟も皆そうでした。
男性が「マスオさん」になる家族もありました。

付き合いだして2ヶ月くらいの
妻を初めて父に紹介した時、すんなりと家族に溶け込んでいました。
すごく和やかなムードで。
それを見て「あぁ、やっぱりこの人と家族になりたいな」と思いました。
妻となら幸せな家族を作っていける気がしました。

結婚する前に妻に
「結婚したら父と別居してもいいよ」
と言った事があります。すると
「私たちがいなくなったらお父さん1人でしょ、お父さん悲しませるのはよくないよ」
と反対に怒られました。そして
「あなたと私とお父さん、日本で私の家族が出来る事がすごく楽しみ」
と言ってくれました。

娘が生まれる前に、
僕と父、男手だけではサポート出来ないこともあると思い、出産後の半同居と言う形での祖母のサポートを提案しました。
その時には妻は、休みの日に1人バイクで祖母の家に遊びにいくくらい仲良くなってました。
「娘とおばあちゃん、家族が増えるのはまた楽しみ」と妻は喜んでました。

娘はもうすぐ一歳半になります。
実家暮らしで、父や祖母のサポートを得られながら子育て出来て良かったと思います。
妻は産後1年育休中でしたが、肉体労働・長時間立ち仕事で働きながら妻と娘を支えるのは難しかったです。

結婚相手に実家暮らしを嫌う人は多いです。ですが、子どもが生まれて旦那さんが働いている中1人で子育て出来ますか?

しかも新米ママです。
加えて旦那さんが仕事人間で一切、子育てを手伝ってくれない人だったらどうでしょう。
近くに住んでいて両親が通ってくれるならまだ何とかなるかもしれません。


そんなこともあり、僕より4年も早く結婚した弟は、ずっと子どもを作らない方針を貫いています。
子どもを育てるには金銭的にメリットがないと力説されました。
僕は誰よりも弟が、子ども好きなのを知っています。
しかし、実家出て都会で働いて、奥さんを見つけ犬と2人と1匹で暮らすうちに、相談して考えが変わったそうです。

「実家暮らし」は色々と気づかいがいるかも知れませんが、子育てや金銭面でもサポートを受けられるため、ある意味最強です。
家賃でかかるお金は全て貯金や生活費に回せます。
今の僕のように転職準備で一時的に無職になっても大目にみて頂きました。


そのことに対して「甘えてる」「娘や妻がかわいそう」と弟や周囲は悪く言います。
核家族を、離れて暮らすことを選んでいるのはあなた達です。
それで子育ても金銭面も苦しくなるのはあなた達の選択した結果です。

そして結婚相手選びもそうです。
妻じゃないと、妻だからこそ、
こんな家族の形は作れませんでした。

今家族は僕と妻と娘と父と半同居でサポートしてくれる祖母の5人です。
将来を見据えながら準備しつつも、笑いが絶えない毎日を送っています。

国際結婚、万歳。
もしかしたら実家暮らしに悪いイメージが蔓延っているのは日本(人)だけかもしれません。

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