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サラバわたしの青春

チャットモンチーが今年7月で”完結”してしまう。
発表があったのは昨年11月24日。奇しくも我が家の息子が1歳を迎えた日だった。

きっと最悪も最高もワンプレートでやってくる

これは彼女たちのアルバム「告白」の中に収録されている”ヒラヒラヒラク秘密ノ扉”の歌詞。大好きなバンドの解散と息子の誕生日。「クミコン・・・ほんとにそうだね。」と心の中でひとりごちた。

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チャットモンチーと出逢った2009年頃、わたしは”合コン”にいそしんでいた。

合コンうぇーいwwwと思って行っていたわけではない。むしろ、ほんとにもう勘弁してください・・・と思いながらも、彼氏いない歴=年齢だった私は「行動しないと彼氏なんてできないよ!」と自分自身に鞭を打っていた。

思うように結果の出ない合コン。周りの友達からの「彼氏できたよ・結婚するよ・子供出来たよ」のコンボにより撃沈。その現実を引き裂くようにして、リンゴ飴のように赤いエレキギターをかき鳴らしていた。(ギャップ)

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2009年に発売されたアルバム”告白”を聴くと、当時の駆け引きによる淡い恋心が鮮明によみがえる。それはもう鮮やかすぎて、ほんと恥ずかしいくらい。

鎖骨あたりまで伸ばした髪を、職場の規定に違反しない程度に染めた。軽くパーマもかけた。ピンク色のカーディガンにベージュのショートパンツ、足元には淡い色のハイヒール。”8cmのピンヒール”を聴いて、転びながらも恋が駆けていたあの時代。

おまじないのように、チョコレートを一粒食べてから、待ち合わせ場所へ行ったっけ。

あの修行の日々のおかげで、今は”LOVE is SOUP”のように”サラリと愛を確かめ合える”パートナーと暮らしている。(合コンで出逢ったわけではない)

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想いを伝える前にフラれたあの日。傷ついたり、傷つけたりしながら過ごした、ちょっと遅めな青春。それを陰で支え、力をくれていたのがチャットモンチーの音楽と歌詞。

彼女たちの、かっこいいし媚びないけど女の子なところが、すごく好き。

サラバ、なんて言わないよ。恥ずかしい思い出も、うれしかった出来事も全部抱えて、チャットモンチーの音楽と生きていくよ。