アルコール消毒がしみて痛い。予防と対策
手指消毒が辛かった日々
毎月の手指消毒使用量が、ユウウツでした。
何故なら、私はいつも少なくて、注意されるから
でもそれには理由がありました。
手荒れが酷くて、アルコール消毒がしみて痛い。
でも感染対策としては
「それじゃあ足りない。もっと使ってください」
と言われる・・・そんな訳で、手荒れが治らないまま使うからまた手が痛くなる。手荒れ悪化のループです。正直辛い。苦行でした。
アルコール消毒の度に「イタタタ!」と思いつつ、時には少し声に出してしまいながら手荒れの範囲も悪化してしまい・・・
苦肉の策で手袋+アルコール消毒やってたら怒られちゃいました😅消毒の意味がないからと。
それはその通りです。反省するとともにしかし疑問も生まれました。
「でも、手が痛いの我慢して消毒するのが本当に有効な感染対策なのかしら?」
疑問に思い、調べてみました。そして分かったことがありました。
手荒れの部分には黄色ブドウ球菌が入り込み、やがてそこにバイオフィルムを形成します。バイオフィルムとは細菌が作るバリアのようなものです。そしてコヤツ、なんと恐ろしいことに手指消毒の効果を阻害してしまうのです。それはつまり手荒れ状態で痛いの我慢して消毒しても、消毒効果が十分に発揮されないばかりか、その手が感染の媒介をするかもしれないのです。・・・衝撃過ぎます。
しかし、だからこそ
私たちが手荒れ対策することで、感染対策になる
とも言えます。手荒れ対策は自分の為だけではない。という事ですね。だからもっと自分の手を大切にしなきゃいけないんですよね私達は。プロとして。じゃあ、具体的にどうすれば良いの?と思われるかもしれませんね。
対策としては、
水仕事の時は手袋着用
手洗い後の水はしっかり拭き取る(なるべくこすらず、おしぶきするのが良い)
手を洗う時はぬるま湯で(お湯を使わない)
自分にあったハンドクリームをこまめにつける
入眠前はハンドクリーム+手袋で保湿
などが有効です
加えて、アルコールでかぶれてしまう人は、上司にノンアルコール消毒液をもらえないか相談してみてください。というのも私もそうしたからです。私の場合はどうにも手荒れが治らず、アルコール消毒で悪化するばかりだったので、上司に相談して職場ルールにのっとり受診をしてノンアルコール消毒液を支給してもらえるようになりました。手荒れにも、しみることなく思う存分使えます。正直、最初に使った時感動しました。
例えば私の場合は
上記対策+ノンアルコール消毒液を使いつつ、過ごしておりました。その甲斐あってか手荒れもおさまり、そして、手指消毒使用量は常に上位をキープしております😌とはいえ、多ければ良いという物でもないのですが、以前よりも適切なタイミングで、しっかりと毎日手指消毒できていると感じます。なにせ痛くないので。
そんな個人的な経験からも手指消毒の種類の検討も含めたハンドケアの毎日の継続が大事と思いました。
終わりに
医療・介護系は、もうハンドケアが必須と言っても良いかもしれませんね。手が荒れてから治るまでは時間がかかりますし、痛いので。予防が大事だとしみじみ思いました。
以上です。
長々とお付き合い頂き、ありがとうございました。
この記事が手荒れで悩んでいる方の一助になれば幸いです。
参考サイト様
手荒れ悪化原因の1つ バイオフィルムとは|花王プロフェッショナル ICNet