”なんか違う”がわからなかった
アパレルで働き始めたとき、先輩の言う”なんか違う”がわからなかったんです。
つまり似合う似合わないがわからなかった。
なんか違うについて、私なりに考えた答えはこう。
”ルールと主観をごっちゃにしていたから”
自分にジャケットは似合わない。
ストリートは私っぽくない。
この色味は好きじゃない。
オーバーサイズというより、ダラシない感じがする。。。
身に着けるものには様々なジャンルがあります。
モード、ストリート、カジュアル、ドレス、シンプル、アメリカっぽい・・・
それぞれのジャンルにはルールやテイストがありますよね。
ストリートであればゆったりとしていたり、アメリカっぽいであればデニムとか。
なんか違うのなんかってそのジャンルのある種のルールや背景なんじゃないでしょうか。
その後は
まずはそのジャンルの文脈に則って着てみる。
その上で、好きか嫌いかを判断する。
この流れが大切なんじゃないかと気がつき実践するようになりました。
鏡に合わせた時、試着した時になんか違うなあと思ったことありますよね。
その理由は
1.試着したもののルーツやテイストが身に付け方とズレていて違和感がある
2.着慣れていないから、その服を着た自分に見慣れていない
がごちゃ混ぜになっているからだと思います。
着こなせていない → 違和感がある → 似合っていない → 私じゃない
→ あんまり好きじゃなくなる
のループが多いのでは?
それは悲しい。
まずは上記の1.2を分けて考えるのが大切だなあと実感しています。
折角好きなテイストを見つけたのに、身に付けて見たらなんか違った。
それは似合っていないのではなく、似合わせ方を知らないだけです。
絶対に似合うようになります。
アパレル時代に何を着ても格好良い先輩がいました。
やっぱりセンスがある人だからかなと思っていたんですが、ちゃんと話を聞いてみると
その人もドレス、カジュアル、ストリート、モードなど一通り通ってきたそうです。
その上で今のスタイリングがあるから、選ぶ段階で自分に似合うかどうかがわかるんです。
「まずは色々挑戦してみろ。」
その一言のおかげで食わず嫌いをやめられました。
今でそ、スタイルはある程度固まって来ました(基本ジャケパン)が髪を伸ばして括ってみたり
ダボダボのデニムにTシャツ、ハイトーンの髪に全身モードの時期もありましたよ。
まずはそのジャンル、アイテムの背景を知る。その後に自分が身につけるかどうかを決める。
そうするとスタイルが定まります。
スタイルがある = 自分の似合わせ方がわかる
そうすればなんか違うが無くなって、自ずと似合うものが分かってくるんじゃないかなあ。