衣装にプリントの代わりに安価で模様を描く方法。
コスプレ衣装って何やかんや製作にあたり、すっごい頑張って服(土台)は出来たとしてもその他のところが結構ネックになったりします。
例えば造形(武器)。
これはもう衣装制作の範疇ではありますが、衣類とは全くの別技術と資材が必要となり今回の話題とも違うのでスルーしましょう。
衣装に関係してるけど、ネックになる箇所。それは何か?
それは模様だよ!!
今やオリジナルプリントもそれなりの価格で出来るようにはなりましたが、データを自分で作って業者さんに持ち込まなければならずパソコン作業できる人じゃないとキツイ、という事実も…。
では他に模様を入れる方法は?といえば。
①手書き
②ステンシル
③ハンコ
④アイロンラバーシート
上記三つがコスプレ界隈で自作する方々の主流かなぁと。学生さんや初心さんでも現実的な所になるのは①手書きと②ステンシルだと思います。
ただ①~④まで利点と難点が!
①の手書きの場合。
美術とかイラスト得意だよって人なら自分が頑張ればいいだけなので大分手軽ですぐに出来るのがいい点。逆に「絵心一切ないです!」って方や失敗した場合の修復に自信がない場合は厳しいかも。
②のステンシルの場合。
市販のステンシルシートもそれなりに豊富で、オリジナルのステンシルを作りたい場合でも専用のシートの販売があり。一回製作してしまえば、物にもよるけど数回なら繰り返し使えるので楽ちん&経済的。難点は市販品でない場合は自分で頑張らなくちゃいけないのと、市販のステンシルシート/自作の物を使用してもインクはみ出しなどが起きる時があること。
③のハンコの場合。
みんな大好き百均にハンコ用ゴムが売っていたりと入手が簡単です。ただ単純な模様(◆とか■とかね)等の同じ模様を繰り返す形ならば凡庸性が高いけど、一か所だけ(制服の校章的なマークとか)で細かい複雑な模様となるとハンコを掘る技術が純粋に必要となり完成までの時間も掛るのでケースバイケースに。
④のアイロンラバーシートの場合。
①と②に比べると価格が高いのと、細かい模様の場合は切り出しもそれなんの修行???ってくらいのハードさになるので…えぇ。その場合はカッティングマシーン買ってデータ作った方がいいしなってお高い資金が必要になっちゃうので。
個人的にこれを書いている人間が推しているのは②のステンシル!!手芸店でステンシルコーナーとかあるし、百均でもステンシルスポンジやインクの販売があるのでお試し安価の入手も可能。ただここで紹介するのはステンシル専用のシートではなく、身近な文房具で代用可能な方法です。
それはクリアファイル!!
画像の模様部分はそのクリアファイルステンシルで描いた模様。仕上がりはこんな感じ。
結構しっかり模様、奇麗に出てると思わないかい?
やり方はとっても簡単。
描きたいキャラの衣装など、模様が解る画像をネットで検索。
印刷。
そしてそれを両面シールでクリアファイルにはっつけて、クリアファイルの裏面にも両面シールを貼ります。
で、模様に沿ってカッターで切り抜くとステンシルシートもどきの完成。
実際に布にこれを使用する際にはクリアファイルの裏面の両面シールをはがして、布にくっつけた状態でレッツ☆ステンシル。
なんで両面シールを張るかと言えば、色を載せたい部分以外にはみ出さないようにしっかりと布とくっつける為。プラス、数回(10回程度なら余裕で繰り返し使えるよ)ならば繰り返し使えるようにするための補助って感じかな。
ステンシルする為の塗料も少量ならば、こうゆう布用インク。
色が豊富な絵画に使うアクリル絵の具+ファブリックメディウム(これを一緒に加えると普通のアクリル絵の具が布絵具と同じ作用をする魔法の液体)。
これは専用なので、これのみでOKな布用絵具。
(手芸店にラメ用の布絵具もありますが)希望の色がないよ、ラメだよ!って人は洗濯とかアイロンとか考えないんならマニュキュアとかを使用する場合も。
おまけでこれは全て百均で購入した布絵具+ステンシル用の素材。
…と言ったように色を付ける方法もそれなりにあるので、お好きなものを選んでね。