最近のコスプレイヤーさんって大変だ。
最近のコスプレイヤーさんって大変だ。
これを書いている人間はとうの昔に着る事をやめて、でもまだコスプレは好きだから衣装は製作しているというある意味レイヤーだった引退した側の見解だ。
今のレイヤーさんに求められるものは多い。
Twitterやインスタグラムなんかで画像を挙げて、人気が出てくるとアイドル的な対応も求められるし、何より10~15年ほど前のコスプレ界隈とは今のコスプレ界隈は大分様変わりしたように感じている。
写真を撮ってもレタッチする事は当たり前だし、場合によってはCGでの背景や場面製作すら求められる。ただ、レンタルスタジオを借りて写真を撮るだけじゃ話にならない(ように感じている)。
製作する衣装のレベルも大分上がっている。お金のない若年層には助かる俗にいう制服系のコスプレよりも、近年では大掛かりな造形と豪華な縫製の難しい衣装の組み合わせが当たり前になっているからだ。これは課金系モバイルゲームの流行りとともに顕著になってきている。
またそこにさらに純粋な造形物(武器)も加わるので、手芸の要素とはまた別の工作やDIY要素まで必要になる。やることが大変に多い。
やることが多いという事は、一着に必要な資金の金額も上がるという事だ。
でも、近年のブームの流行り廃りは私が学生時代に実際に衣装を着てコスプレを楽しんでいた時期に比べて旬と言われる期間は大分短い。目まぐるしく変わる。勿論、長く一着やそのキャラクターのみ続ける人もいるかもしれないが、SNSでコスプレ界隈をちらっと見ている限りジャンル引退(撤退)のようなものを一年やそこらで繰り返すレイヤーさんも結構いるように感じている。
大掛かりで豪華な衣装と難しく細かな造形物のある衣装を、短期間で製作してイベントに参加しなければならない。…そんな化け物じみた体力と気力、お金も必要になる趣味だ。
SNSをしていれば、日常生活とはまた別に嫌でも他者とコミュニケーションを取らなければならなくもなる。
本当に今のコスプレイヤーの人って、凄いなって思う。みんな疲れないのかな。
ってていうのを、今日もTwitterで発生してた学級会(問題提示からの一定の荒れや論争発生がコスプレ界隈では多く、そういった事を学級会といいます。ほら、小学生のころとかに帰りの会とかで先生が「問題解決するまでみんなで話し合いします。解決するまで帰さないからな」的なあれです。)見て思いました。便利な世の中になった反面徐々にルール化で制約も大きく変わってきてるもんねぇ。