人間って忘れる生き物ですので。
どんなに夢中になっていたもの(漫画やドラマとか、お好きなものをあてはめてね☆)でも、仕事としてこなしていたことでも。
人間って時間がたてば忘れていく生き物なので、過去に出来ていたことが今現在の自分じゃ出来ないっていうパラドックスが起きる事もある。
思春期真っただ中のころは、漫画家になりたかったから暇があれば絵ばっかかいていた。
高校からは服飾に夢中になって、専門学校みたいな四教科の授業は最低限で代わりに専門教科のある学校に通っては服を作っていた。
そのまま専門にいって、漫画家になりたかった昔のちっちゃな私に感謝する。デザイン画で私は自分が意図していないレベルで大分評価を貰ったからだ。学校の選抜でコンクールに出したりもしたから。
そう、昔は描けていたのだ。漫画絵からそれはデザイン画になって、専門通っていたころには漫画絵は描けないけれどもデザイン画ならば描けるという逆転現象までいった。
それが今や、思春期の頃暇さえあれば描いていた漫画絵どころかあれだけ授業で強制的に何十枚と描かされていたデザイン画すらかけない。
時間って残酷だ。
昔出来ていた事でも遠くなって一年、二年と時間をかけて出来なくなっていく。忘れていく。
手慰みでも全く描けない。
笑ってしまうくらいに。
最近、また描けなくなって久しい漫画絵やデザイン画をチラシ裏にたまに描くようになった。
驚くべき下手さだけれども、このまま再開すればまた描けるようになるのかなぁと絶望的な物を感じつつ目を逸らしてる。
いや、昔出来てたんだからそこそこ訓練すればカンを…カンを取り戻すのではなかろうか?と変な期待を抱いてしまう。
人間って本当、面白いくらいに忘れていく生き物だよねぇ。