教員の働き方改革、保護者の幸せのためのPTA改革①
私は長らくPTA執行部を務めておりますが、なかなか改革が進まない状況に危機感を覚えております。教員の働き方改革・保護者の幸せのために、待ったなしの改革が必要だと思っています。まずはPTAに対する意識調査アンケートを実施しました。「一般保護者の意識はどうなのか」「PTAは一体どういう風に思われているのか」みなさん、たくさんの回答、ありがとうございます!
・アンケート実施期間:2023年5月20日〜2023年5月25日
・個人で所属する団体や個人Facebookにて協力を願ったため、回答には偏りがあります。
・PTAへの「加入意志」「必要性」「参加意欲」は多くの人が肯定的だが、役員への希望にはやりたくない人が約半数。
・一部の人はPTA加入への懸念を持っている。
・「未加入者と加入者を同じ扱いにすること」に賛成する人は多数派だが、一部では反対意見も存在する。
・PTA活動には支持する人が多い一方で役員候補不足の課題があり、加入や参加の意思に関しても個人差がある。
◆PTA活動をやってよかったこと
学校内のことを詳しく知れる。
親同士の仲が深まり、顔見知りが増える。子供の笑顔を見ることができる。
教員との距離が近づき、学校の考え方や生活が分かりやすくなる。
他の保護者や先生と交流し、横のつながりが広がる。
学校の行事や子供の様子を把握できる。
地域や教育方針について理解が深まる。
◆PTA活動の課題(難しかったこと、大変だったこと)
役員が足りない。
集まりの日時が都合が悪い。
役員の引き継ぎや後任の決定が難しい。
意見の相違やネガティブな意見がある。
男女の役割分担に問題がある。
情報共有が難しい。
保護者の参加意欲や時間の制約がある。
新規参加者への入りづらさや同調圧力がある。
仕事との両立が難しい。
よりよいPTA活動のためには、時代に合わせた変化「PTAの業務改善と効率化」「PTAのデジタル&オンライン化」が大切であることを痛感しました。
設問の中にはPTAの要・不要を問うものを加えましたが、私は決して「PTAは必要ない」と言いたいわけではなく、多くの人が無条件に「PTAには入るもの」と思い込んでいるならば、ご自身でも今一度考えてみてはどうか、と投げかけたいのです。
多くの人の「〜でなければならない」という意識の下にPTA文化がつくり上げられているのであれば、保護者や地域、教師や社会が、もっと主体的に考えていく必要性があると思います。
より多くの人と多様な価値観を分かち合いながら、ともに、よりよい方向に改革できることを願って。
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