【#4_20220821】Xデザイン学校 アドバンスコース
授業トピック
「クリエイティブ人材とデザイン文化」について話を伺いました。
各班選択した、書籍(私の班は「進化思考――生き残るコンセプトをつくる「変異と適応」」)の気づきや気になる箇所について議論しました。
個人の研究テーマについて相談しました。
書籍からの疑問
一般的に「幼少期は自由な発想ができる」といわれているという意見が多いように感じていたため、"経験があるから創造性ができるのも間違いない。"という筆者の論述に疑問を感じました。
筆者は"直感(※1)"ではなく、"直観(※2)"も必要だということを伝えるために"経験があるから創造性ができるのも間違いない。"と述べているのではないかという仮説がチーム内で生まれ納得しました。(本当のところは筆者に聞かない限りわからないですが)
創造力を発揮するために必要な要素は、「直観を導くための関係性をつくることと、それを様々や方法を組み合わせて実施する力」だと認識しました。
なんとなく理解できました(気になっています)が、結論づけるために筆者はさまざまな先行研究を引用されて客観性を主張されていましたが、筆者の主観的な論述も多く「本当にそうなのかな?」と思う部分が多い書籍でした。チームメンバーの意見から議論も複数うまれたので、読んでよかったのですか腑に落ちないところも多かったです。
(※1)直感:
感覚的に物事を瞬時に感じとることであり、「勘で答える」のような日常会話での用語を指します。
(※2)直観:
五感的感覚も科学的推理も用いず直接に対象やその本質を捉える認識能力のことを指します。
講義の気づき
文化の中でも複数のレイヤーにわかれている
漠然と「デザイン文化を作りたい」といっていた私ですが、本講義で文化のどの部分に焦点を当てるべきかきちんと見極める必要があると思いました。
前講義で、バウンダリーオブジェクトとデザインパターンについて話を伺いましたが、
デザイン文化のどのレイヤーのどこに課題があるのかを特定する
バウンダリーオブジェクトやデザインパターンを活用する
実践する
評価して、修正するor 1から見直す
上記4つが文化を醸成する上での、一つの方法になりえるということがわかりました。
まとめ
今回講義の中で興味深い参考図書を紹介いただいたので、それらを参考にしながらさらに理解を深めたいと思いました。そして、さらっと書籍をみるだけでなく、輪講会で要約すると理解度も異なるので、できるだけそういったことも工夫しながら試していきたいと思います。