The Japanese Odyssey 2023 参戦譚 ~Episode.2~
どうもこんばんは。
じーにょです。
2023年10月24日(火)から11月5日(日)まで開催されたThe Japanese Odyssey 2023について、出走に至るまでの経緯や出走にかけての準備・鹿児島でのpre eventも含めた走行譚を纏めたく、noteを執筆しています。
前回は、第3回にしてようやく、TJOがスタートしてからのお話をすることが出来ました。
九州ステージの495kmについてお送りしました。
ご覧になっていない方は、そちらから見て頂けると話の流れが理解できるかと思います。
今回は、前回の続き、すなわちTJO本州編(山口県~広島県三次)のお話となります。
少し、写真多めでお送りします。
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コース説明
スタートしてから2日目、10/25夕方〜10/26夕方までに走行予定のルートを紹介します。
ルートリンク(途中まで):https://ridewithgps.com/routes/44759233
山口県周南のフェリー降り場をスタート後、MS5-羅漢高原を通って広島県三次までのルート。
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本州ステージ、スタート
九州-四国フェリーで2時間の睡眠を取った我々4人(落合さん、Marek, アンドレイ、私)は、次のMS5-羅漢高原へと向かうべく、
山口県周南市から本州ステージをスタートさせます。
フェリーでの睡眠を経て消化が進んだので、20km程度進んだのちコンビニで大補給。
丼物を2つと野菜、プロテイン等。
普段、ブルベで丼物を一度に2つ食べる、などはほとんどした事がありませんが、よほど腹が減っていたのでしょう。
MS5に備えてしっかり補給します。
すると、一人の方からMS5に関する情報を頂きます。
MS5-羅漢高原の最後が3km12.5%、という怖い情報を頂きました。
落合さん&MarekとはMS5までのアクセスルートが少し違ったのですが、(こちらは山、向こうは平坦基調)
再度合流し、アンドレイも吸収して4人でMS5-羅漢高原へと進みます。
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MS5-羅漢高原
クソ坂なんですが・・・!(画質悪くてすいません)
2日目の夜なのに心拍は上がるわ、Marekに至っては歩いています。
皆さん、昨年のUltraCycling世界王者でも激坂では歩くんです。
激坂では躊躇せず歩きましょう。
(消耗を考えると、確かに歩くのが一番効率いい気がしますさすが)
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4人で羅漢高原を登っている間、落合さんとも色々話をしましたが、
その中でも特にインパクトに残っている会話がこちら。
私「それにしてもこのTJO、色々な国から世界王者だったりCXの世界選手権シングルリザルトだったり、すごい人いっぱい来てますよね」(原文ママではないですがこんなニュアンス)
落合さん「」
4回連続でジャパオデの先頭を走り続けている男、さすが言葉の重みが違うぜ・・
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4人でなんとかクソ坂を登り切った後、下りに備えて各自防寒着を着込みます。気温は8℃。
『このクソ坂、どうでしたか?』とインタビューした時のMarekの解答はこちら。
………Amazingだそうです。
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みんなで下ったのち、コンビニで補給します。
その際に、Marekからこんなものを教えてもらいました。
最初は半信半疑で聞いていたのですが、あまりにMarekにお薦めされるので試しに胸と首に塗ってみます。
すると、数十秒ほどでポカポカと暖かさを感じるようになります。
これはすごい、日本ではこういったものはほとんど聞いたことが無かったので、頭の片隅に置いておきます。
これから日本列島を北上するのでね。
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昨年の世界王者とのライド、スタート
コンビニをリスタート後、私は90km先に取っている三次のホテルを目指します。落合さんはそのまま進む予定。
Marekも落合さんと一緒に進む予定だったのですが、眠いのか
「その三次のホテル、一緒に向かってもいいか?」
と聞いてきましたw
その場でホテルに空室の有無を確認したところ、ラスト1室が空いていました。
ここで落合さんとはお別れして、Marekと1日以上2人で一緒に走ることに。
世界王者と一緒に走るライドって、これ何ライドやねん。
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既に600kmを走って獲得標高は10609m、いつの間にかSR600が終わっていました。それなのにまだ40時間すら経過していないという。恐ろしい。(フェリーの50kmは含んでいません)
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ホテルまで80km。
スタートからは40時間経過していますが睡眠時間はほぼフェリーの2時間のみ、2人とも眠いので叫びながら走りました。
Marekは「がーんばれ、がーんばれ」って言ってましたね。
26日朝5時頃、三次のホテルに到着。
11時のリスタートまで、温泉と洗濯を済ませた後寝ます。
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チャリダーでインタビュー受けてた人(2023.12.8)に無茶振りを受けつつ、TJO3日目リスタートします。
22' 徳島GF1000で一緒に走ったSwiftさんから迎撃予告のDMを頂いていたので、110km先の大山を目指しつつ走ります。
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ホイール、もう無理だってよ
走ってました。
走れなくなりました。
三次のホテルから30kmほど進んだ庄原にて、リアホイール(Mavic r-sys)のスポークが折れました。
r-sysは山岳専用の軽量完組ホイールなので、スポーク数も少なく、1本少ない状態で進むのはほぼ無理。(そもそも、振れが出ていてブレーキ全開放しないと走れませんが)
しかもこの先は、CP6-足立東条, MS7-氷ノ山を含む山岳地帯。200kmほど走らないと市街地すら現れません。特にMS7-氷ノ山は、30kmのグラベルを含むTJO前半の山場。
確実に、山岳地帯に入る前にホイールを入手しないとDNFです。
庄原には自転車屋は存在せず、三次に戻っても怪しい状況。
色々と策を講じつつ、自転車屋さんを探していたところすぐにHideさんから、
三次に自転車屋さんがあるので聞いてみては、とアドバイスを頂きました。
電話して聞いたところ、完成車取り外しのracing6があるようなので(ツイートは間違っている)、なんとか三次まで戻ることに。
流石しごできHideさん・・・
と思いつつ、三次まで30km、さっき走った道を戻ります。2人で。
TL、なんか盛り上がっていたらしい
(実はホイール壊れるまでに、Marekもタイヤのビードが上がらず走るとぐわんぐわんしていたり、di2のバッテリーが切れたりしていたようなので、ホームセンター寄ったり自転車屋探したりしていました。)
でも、それを差し引いてもナイスガイすぎる
なんとか自走で自転車屋さんに辿り着きました。
着くとすぐに店主の辻野さんがいらっしゃって、
ビアンキの完成車から取り外したracing6と中古のracing7も既に用意して頂いていました。
(ツイート間違ってます、racing6ですね)
待ち時間の間も、お茶やコーヒーを出して頂いたりと本当にお世話になりました。
改めて、サイクルショップつじの様、ありがとうございました。
ホイール、復活
リスタートしたのは結局16:40頃、本日の走行距離は実質0kmなので5,6人に抜かれました。
まあでも、ホイールが新しくなったので猛追出来ます。
ビアンキのの完成車から取り外してもらったホイールなので、色がチェレステです、いいね!
装い新たに、TJO3日目夜を迎えます。
(ホイール壊れたので結局Swiftさんには会えませんでした)
次回、赤ちゃん編
続く
走行距離:741 km / 2612 km
獲得標高:約12000 m / 40012 m
所要時間:2日8時間2分 / 12日12時間0分(制限時間)
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