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今、タイプロが面白すぎる件

現在Netflixで配信中のtimelesz project AUDITIONという番組をご存知でしょうか?

ファンの方には怒られてしまいそうですが、私はそもそもtimelesz自体を知りませんでした。

正確に言えばSexy Zoneのことはなんとなく知っていましたが、timeleszという名前に改名したことは知りませんでしたし、メンバー全員の名前と顔も一致していませんでした。
特に松島聡くんのことは、この番組を見るまで存在すら認識していませんでした(後述しますが、この番組を観て松島君の大ファンになりました)。
さて、私は、そろそろ40を迎えるオッサン勤務医ですが、このオーディション番組に思いもよらずどハマりしてしまいました。

現在、最終審査直前。

自分の中で1番の盛り上がりを感じています。
まだ見ていない方は今からでも遅くないです。
ジャニーズ(という言い方を現在はしませんが)のオーディション番組なんて興味がない、という同世代の社会人の方にこそ、刺さる番組だと思いますので、是非ご覧下さい!


番組としての魅力

この番組には多面的な面白さがあると思います。
まず、第1話、第2話に関してですが、この時点では、自分はtimeleszに対してなんの想入れもないネトフリザッピング民だったので、相当にドライな視点で観ていました(ちなみにながら見でした)ので、ちょっとひねった楽しみ方をしていました。

2次審査 〜え、最近の若い子ってこんな感じなの?!〜

番組の第1話は、2次審査から始まるのですが、オーディション参加者は1次審査を通過した強者揃い…のはず…が、
番組でフューチャーされている参加者(の一部)に、社会人として見て、どう考えてもアウトだろう、という、やる気があるとはとても思えない候補生が続々と出てきます。笑

これには結構びっくりしました。

•歌やダンスを覚えてこない
•エントリーシートを埋めてこない
•timeleszの曲名を一つも知らない

就職活動どころか、これじゃバイトの面接も受からないんじゃないかという非常識ぶり

最近の若い子達はこんな感じなのかねー…
これオーディション番組としてどう言う方向に行くんだろう…
才能の原石にフォーカスしていた虹プロとは全然雰囲気が違うぞ…

半ば怖いもの見たさに第3話(3次審査)へ進みました。

3次審査 〜チームビルディングを学ぶ〜

ここから一気にオーディション番組としてのおもしろさに引き込まれました
2次審査を通過した36名が4つのチームに分かれて、課題曲を発表する、という内容なのですが、各チームがそれぞれに異なる問題に直面していきます。
それをtimeleszメンバーやスタッフたちが支えながらも候補者たち自らがそれらを解決しながら、最後に最高のパフォーマンスを披露します。

チームとしてメンバーがそれぞれの個性を発揮し、助け合い、課題を解決しながら、ひとつのゴールに向かっていくその姿がとても眩しくも羨ましくも見えました。

ダンスや歌唱のレッスンを受けてきたスキルの高いメンバーが、「自分はこの場所にダンスを教えに来たわけではないのに…」と葛藤しながら、未経験のメンバーたちを引っ張っていく姿…
チームとはどうあるべきなのか、ということを社会人としてとても考えさせられました。
この時点では候補生の数もまだ多く、いまひとつ名前と顔、キャラクターが一致せず、感情移入するまでには至らない状態で番組を見ておりました。

4次審査
〜イケメンたちが繰り広げるあまりに男クサい合宿と熱すぎる菊池風磨〜

3次審査を通過した15名に、ジャニーズ事務所でデビューできなかった3名が加わり、合宿形式での審査が始まります。
ここからさらに番組としての面白さが加速します

審査の方式は前回と同様に3つのチームに分かれて課題曲に取り組みます。
4次審査では、人数が減ったこともあり、それぞれの候補生たちのバックグラウンドやキャラクターにより焦点が当たっていきます。
それぞれが抱える個人としての悩みや夢、これまでの挫折(多くは語られていませんが)を知り、候補生たちへの感情移入が、一気に加速
またtimeleszメンバーたち、3人の人となりが、よりクリアに見えてくるのがこのあたりになってきます。

2次審査では佐藤勝利に対して、「物静かで冷徹、生真面目で怖い」というイメージを持っていましたが、綺麗な顔に似合わず誰よりも心の中に熱い想いを抱えている不器用な男なんだな、と思ったり…。

そして、4次審査合宿の最大の見所が、熱すぎる男・菊池風磨

この男がとにかく熱い。

「俺が、俺が、でいいんだって!
主役俺たちじゃねえんだって、みんななんだよ。
お前らが1番カッコよくていいんだって。
殻、破れよ。
終わっちまうぞ、そんなんじゃ。」

ばちーんと刺さりました。
アラフォーのオッサンにもめちゃくちゃ刺さりました。
そこからエンドレスで踊る男たち。

汗だくで、踊り続ける。

鼓舞するスタッフたち。

なんだ、これは、ジャニーズ事務所のイメージと全然違うぞ。
最初聞いた時は「なまらダサい!」、と思っていた”Anthem”(リキフォーアス、リキリキフォーアス!という謎のダサ歌詞)というtimeleszの楽曲が、段々とかっこよく聞こえてくる。
いや、普通にカッコいいぞ!

物語は段々と汗臭い男たちの夢と友情の物語へと変化していく…。

もうこのあたりから毎週金曜日の夜が楽しみになっていく私でした。

5次審査
〜全話号泣、そして、松島聡の人間性〜

過酷な4次審査を通過した12名の実力者が次の課題へと進みます。

もう、あの2次審査は一体なんだったんだ?

と思わせるくらい情熱と才能に満ち溢れた熱い男たちが夢に向かって、ただただまっすぐにもがきながら進んでいく3つのエピソード。

この5次審査が本当に面白い

今度は3つのチームに分かれて、timeleszメンバーの菊池風磨、佐藤勝利、松島聡がそれぞれのチームをプロデュースして競い合う、という審査方法です。

各チーム4名+timeleszメンバー1名(プロデューサーとして参加)という編成で、1チーム1話で配信されたのですが、もう、もう、とにかく面白い。
これまでと違い候補生ひとりひとりによりスポットライトが当たるので、存在をより身近に感じてしまいます。
努力するその姿をみて、応援したくならない人はいません。
もう、夢に向かってひたむきな若者が、昭和世代の僕達は大好き。
誰にも落ちて欲しくない!と思いながら、毎話毎話楽しみに見ていました。

どのチームも最高に素敵なのですが、敢えてひとつあげるのであれば、松島チームのエピソード。

涙なしには観れませんでした。

冒頭にも申し上げましたように、小生、失礼ながら松島聡という最高の男を今まで知りませんでした。

2次審査で、険しい表情をする菊池・佐藤の横で、一人だけ、首でリズムをとってニコニコしながら、ダンスの課題曲を口ずさみながら、緊張している候補生たちの姿を見守る男、それが松島聡君でした。
この人は、なんて優しい人なんだろう、と漠然と思っていましたが、5次審査では、松島聡くんの人間としての魅力が大爆発

この番組を見たら誰もが松島聡くんの大ファンになってしまう。

詳細は書きませんので、是非ご覧下さい。

成長する候補生と変化する審査員(timeleszメンバー)のリアクション

2月7日現在、最終審査の最新話配信を待っている状態ですが、待ちきれず、Youtubeにアップされている3次、4次、5次のパフォーマンス動画を何度も何度も見返してしまいました。
未経験者の篠塚君もそうですが、経験者のメンバーを含めても、全員が3次審査と比べて、見違えるほど上達しているんですね
この短期間での上達を改めて目の当たりにして、本当に感動しました。
感動したついでに、審査員のコメントがどうだったかが気になって、ネトフリ本編のほうも見直してみました。
3次審査や4次審査では、timeleszメンバーたちは「とてもいいパフォーマンスで、ぐっときました」とか「チームワークについて改めて我々も学ばせてもらいました」とか、なんといいますか、候補生たちの短期間での成長に感動しながらも、一歩引いた客観的なフィードバックをしていたような印象がありました(特に3次審査のコメントにその傾向があります)。
ところが、5次審査となると、このコメント、リアクションが全然違うんです。
特に、菊池チームのパフォーマンス後の佐藤勝利君のリアクション。
これには本当にしびれました。
なんとなく佐藤勝利君は、あまり感情的にならない、真面目すぎるような印象が審査期間を通じてずっとあったので、彼が本当のところで、奥底に抱えている強くて深い愛情が溢れて、垣間見えたような気がして、彼のことがより好きになりました。

timelesz、すごい良いよ!3人共、最高じゃないか。

詳しくは本編で!

私(老害)からの苦言
〜若者よ、「楽しい」を履き違えるな〜

最後に、今でも夢を追い続けているアラフォーのオッサン医師から余計な一言を書かせて下さい。

「楽しかった!」

「楽しんでね!」

審査期間中に度々使われている言葉です。
最終審査発表後に晴れやかな表情で、「楽しかった」と称え合う候補生たち。
彼らの言葉には一点の陰りもなく、本当に心の底からそう発しているように見えました。

では、なぜ楽しいのか?

それは本気で取り組んだから、なんです。

楽しいってよく履き違えられている言葉だと思うんです。
例えば、「エンジョイ、〇〇(サッカーとかバスケとかなんでもいいです)」という言葉でスポーツをしたりする機会があると思います。
それって、遊びの要素をいれてふざけてするスポーツではなくて、たとえ現役でなくなった立場だったりレクレーションであったりしても、各々の枠の中で全力で取り組んでやろうねってことだと思うんです。
だから楽しい、だからエンジョイできるんです。

みんな日々の生活や人生の中で、楽しいことを追い求めていますよね?

でもそれって、自分に「楽しい」を与えてくれそうな居場所や空間を探し求めるのではなくて、夢中になれる何かを見つけて、そして、同じ志を持った仲間と出会い、一緒に目標に向かって突き進んでいく、それが本当の意味での「楽しむ」ってことだと思うんです。

「楽(らく)」も「楽しい」も同じ漢字ですが、「楽しい」は決して楽じゃない
番組を見ていた視聴者ならわかると思うのですが、候補生たちは本当に辛くて苦しい時間を過ごしながら、己と向き合い、仲間と同じ方向を向いて、困難に立ち向かい夢を叶えようと努力します。
そこに「楽(らく)」はないんです。
でもその先にあるのが、本当の「楽しい」なんですね。

もしこの説教臭いダメ記事を読んでいる若い方がいれば、是非、あなたにとっての最高の「楽しい」を見つけて下さい

辛いこともいっぱいあります。
逃げたくなったりもします。
でもその先にある「楽しい」には嘘がないです。
あなたにとって必ず大きな財産になります。

書きすぎました。すみません。

それでは最後に最終審査に進む8名の魅力について、個人的に綴って終わりにしたいと思います。

未視聴の読者にとっては、ネタバレを含んでしまうので、ご注意を。

これが最終審査に進む候補生8名だ!
〜通過者8人の魅力〜

5次審査の順位順でご紹介します。

1位 浜川路己

ロイ君は、とにかく華がありますね。
パフォーマンスを見ていても、ついついロイ君に目がいってしまう。
木村拓哉、長瀬智也、最近だとジェシーやラウールのような往年のジャニーズグループのセンターを担ってきたタレントたちに似たスター性を感じます。3次審査のときと比べても圧倒的に成長しています。
Mr.Childrenのジェンさんのような、ちょっと抜けた感じの、あほっぽい喋り方も愛嬌があってとても魅力的です。

2位 寺西拓人

寺西君を一言でいうと「いぶし銀」の魅力。
SNSでは「寺西君に沼る」という言葉が散見されますが、確かに一度寺西くんをみるともう目が離せなくなる魅力があります。
初め登場したときは、「ジャニーズでデビューできなかった顔の地味な男がでてきた」くらいの感想しかなかったのですが、見れば見るほど、どんどん寺西君がカッコよく見えてくる。
底なし沼のような魅力があります。

3位 原嘉孝

とにかくこの男は熱い!
私服もいつもノースリーブ
だ。
4次審査に向けた練習中にうまくパフォーマンスができなかった仲間が「明日は絶対ミスしません」といった言葉に対して、「明日はない。次から!この練習から!」と放った一言におじさんはガッツリ心を掴まれました。
俺たちには「今」しかないんだ、というスラムダンクに似た熱を彼からは感じます。
パフォーマンスは超一級。
5次審査では、およそ彼の持つ熱さには似つかわしくないセクシーで艶やかなダンスを披露。
とても魅了されました。

4位 橋本将生

将生君は、とにかく顔が綺麗。
おとなしくて内向的な性格です。
ダンスの技術も歌唱力も高いのに、自信がないのか、本人の言葉を借りれば「負けっぱなしの人生」だったと。
ルックス、歌、ダンスとあらゆる才能を兼ね備えて生まれてきたのになぜ??
という疑問はさておき、その一見内気でクールな雰囲気とは違いうちに秘めた想いは熱くて、誰よりも人情味がある男。
パフォーマンスは色気に溢れていて、元KAT-TUNの赤西君や亀梨君、山Pを彷彿とさせる雰囲気を持っています。
往年のジャニーズタレントのエースっぽい雰囲気を持っています。

5位 猪俣周杜

最初は目立たった存在ではなかったのに、3次審査最終パフォーマンスあたりからどんどんと魅力が増しています。
佐藤勝利君のような綺麗で整った顔立ちで、おとなしそうに見えて実は誰よりも努力家。
その努力が着実に身を結んでおり、審査が進むたびにパフォーマンスのレベルが上がっているのが素人目にも伝わってきます。
実はものすごく天然(おばかキャラ?)で
「トレンディーと聞いて誰が思い浮かぶ?」とNosuke先生に真面目に聞かれたシーンで
「タカシさん…?(トレンディエンジェルのタカシ)」
と答えたり、
Everythingを「毎日(everyday)」だと思っていたり、
と沢山の名言を残しています。
デビューしたらバラエティ番組で1番活躍しそうな良いキャラクターです。
色々なギャップを持つのが彼の魅力ですね!

6位 篠塚大輝

未経験者で唯一の生き残り。
現役一橋大学生(かしこい!)。
5次審査が終わるまで、彼がなぜ選ばれ続け、生き残れるのか全然わかりませんでした
菊池風磨のお気に入りだからかと思っていましたが、彼が持つポテンシャルの高さを、メンバーやスタッフは早くから、間近でみて感じていたのではないでしょうか。
独特の低音ボイスと、絶対に諦めない姿勢と吸収力、太々しさに備わる不思議な愛くるしさ。
他の候補生が持ち得ない「何か」を唯一持っているのが彼なのかな、という印象です。
これまでは未経験者というところを加味して下駄を履かせてもらっていたところもあるので、最終審査での「本当の実力勝負」になった時に、彼がどんな新しい一面をみせるのか、とても楽しみです!

7位 本多大夢

本多くんはとにかく歌が上手い、声がいい。
全候補生の中でも本多くんと鈴木凌くんの2人は歌唱力がずば抜けていたと思います。
この声をずっと聴いていたいな、と思わせる魅力があります。
もちろんダンスも上手だし、パフォーマンスでの憑依型の雰囲気も素敵で、普段の柔らかくて優しい上品な雰囲気とのギャップもとても魅力的です。
誰もが好きになってしまうような、応援したくなってしまう存在です。

8位 浅井乃我

ノア君。アメリカ育ちのハーフ。
良い意味であまりハーフっぽくない顔立ちで、「国民の弟」のような愛嬌と天性の明るさを持っている17歳。
ダンスが軽やかで見ていて爽快感があると同時に歌もしっかり歌える。
他の候補生や現timeleszメンバーが持っていない末っ子感はグループとしても強い武器になりそう。
パフォーマンスでは、個性をまだうまく出しきれていない印象もあったのでこの順位なのかな、と感じました。
最終審査ではノア君の魅力を爆発させて欲しいです。

落ちてしまったメンバーたち

西山君。歌もダンスも上手くて、とにかく性格が良さそう。
西山君が別のステージでスポットライトを浴びる日を心から祈っています。

山根君。ずっと一位を直走っていた優等生。
優等生が仇になり五次審査では、山根君「らしさ」があまり見えなかった。
スキルの高さとパフォーマンスの安定感(歌もダンスもどちらも本当に上手いです)が、最大の長所であり、唯一の短所になってしまったか。
きっとどこかでまた僕らは山根君にまた会えると信じています。

前田大輔君。笑顔がかわいい。
ラップの声の耳ざわりが凄く良くて、ずっと聴いていたくなる。
可愛い笑顔とは対象的な鋭くてシャープなダンスも最高でした。

鈴木凌君。歌が上手い。
少しハスキーな高音ボイスが聴いていてクセになる。
りゅうちぇるを想起させるような中性的な雰囲気も「令和のアイドル」という感じがして良かった。
きっとどこかで彼にまた会える気がする。

あとは4次審査で落ちてしまった上野君と日野君にはいつか日の目を浴びて欲しいなと思います。
篠塚君のダンスに付き合っていた前田大翔くんも良い子だったなー。


ということで7000文字近く、オッサンが書いてしまうほど夢中になれるタイプロを見ない手はない!
未視聴の方は是非!!

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