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関係人口について学んできました。


昨日から、地元島原に戻り下記のようなセミナーに参加してきました。

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数年前から、「関係人口」について地域だけでなく、都心の方でも議論されているものではありますが、改めて関係人口について学び、それをグループワークを通して意見交換するようなことは大学のゼミ以外では、なかなかないので参加してきました。

講師は、「田中輝美」先生
詳細はこちら↓
http://www.tanakaterumi.com

田中先生は、鉄道ファンらしく、数年前には島原鉄道にも乗ったことがあり島原について講演前に楽しそうに語られていました。


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関係人口とは
→観光、定住・移住ではない地域と関わる人のこと。


話の内容は、島根県出身ということもあり島根県での3つの例を参考にしながら説明がありました。

そもそも島根県は、過疎の発祥地で、かつ最先端。

その中でも島根県の羽須美地域の人口統計データを見ると、現在大正時代並みの人口であり、ピーク時から人口は80%減というデータがある。高齢化率は56%。

参考例の1つ目は、島根県の羽須美地域でJR三江線の駅が廃線
→高いところにあることを活かして、イルミネーションだったり、トロッコ列車を走らせたり、長い階段を利用して流しそうめんや書き初めをしたり、、、
新たな街の観光地として活用していました。
https://www.soumu.go.jp/kankeijinkou/model_detail/h30_27_oonancho.html

2つ目は、雲南市というところの「草刈応援隊」というイベント。
これは、高齢化した地域での稲作で草刈りをすることがなかなか難しくなった高齢者の代わりに若者が外から来て草刈りをするということ。
つまり、高齢化→草刈りができない→イベントで草刈りをする⇨地域を救う。
https://shi-match.jp/pc/105/

3つ目は、古民家をリノベーションしてゲストハウスを作り、多くの人を呼び寄せているという例。この例は現在ではかなりどこの地域でも行われている事例なので、割愛させていただきます。


このような話から、いろんな形で、島根県以外の外の人が島根県のまちづくりに関わることができる(関係人口)ということが紹介されました。



今では、似たような話をいろいろ聞きますが、何が共通点なのでしょうか。

田中先生の話の中では、
①ボーダレスである
②フラットである
③楽しむ
主語が、個人である。

「なるほど。」確かに、開放的で”地域の人”が楽しんでいないと、まちづくりは何も始まらないし関係人口も広がらないなと。

では逆に、あまり活発的に街づくりが行われていない地域ではどうでしょうか。

①閉鎖的
②垂直型
③〜べき
主語は地域である。(個人が抑圧されている)

このようなことが挙げられるのではないでしょうか。

交流人口
短期的にくる人
関係人口
継続的に関わる人
定住人口
長期的に住む人

交流人口、定住人口という言葉はこれまで聞いたことがあるが、改めて関係人口について学ぶのは初めてだった。


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このセミナーを受けて感じたことは、
交流人口って数値で出しにくいし、定住・移住人口というデータとして繋げて考えられたり、出されたりすると思う。なので、関係人口という言葉を意識して、まちづくりをしたり関わる人の中には、結果として、観光や移住・定住に繋がればいいが、もしかしたら関係人口=定住・移住人口となってしまうのかもしれない。


また、東京一極集中から地方創生がうたわれ、現代は東京育ち(都会育ち)の方が多いのかなと思う。その人たちの中には、田舎にふるさとが欲しいと(いわゆるふるさと難民)いう人(多くは学生)がいるということは、僕は今年の春休みに宮崎県日南市に1ヶ月地域留学を経験したこともあり認識していたが、島原のような地域では若者がそういったものを必要としていることの認識はなかった。
最近の若者は、より密な人との関係を求めている傾向があると考えており、だから都会に住んでいるけど、地域や田舎へ行き自分のふるさととなるような温かい場所を求める人も多いのかと思った。
https://school.nichinan-yaccha.com


今各地方では、都会の大学生を受け入れるプログラムや課題解決型のプログラムが多く出てきているが、他にもっと何か島原でしかできないものや切り口はないのだろうか。こういった議論も皆さんでしてみたかった。



セミナー後半では、島原の課題とは何か?から解決として何ができるか?というグループワークショップが開かれたが、あまり時間をかけることができず、例えば「人口減少が課題である。」とあっても、人口減少は止められないのだから、それによって何が問題になるのか、どういう不利益が出るのか、そこに対してできることは何かなどもっと詳しい内容までは話し合いができなかったので、また機会があればもっと深く話したいなと思った。
大学生は、僕以外にも長崎大学の方も一緒に参加していて、意見交換などでき、また新たな刺激ももらった。


僕は福岡という便利な街に住みながら、たまに地域に行くことでいろいろと比較が出来る。また、ゼミや木藤さんともお話をさせていただくことで、自分に何が出来るか、今自分の街は何が良くて、何が足らないのかなど色々と考えることができる。(考えすぎて寝れない時もある)


残り少ない大学生活のなかで、大学生なりの視点から島原や大分県日田市、長崎県壱岐市の方にも貢献していきたい。

テーマの、「地域再生の主体者は誰だ!」

これは、地域について興味があったり、関心がある人、またその地域に住む人全ての人が主体者ではないだろうか。






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