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【今月のトークテーマ#2】次元の壁を越えてくるアレやコレが大好きさ【hororo】
さてさて、今月からトークテーマが月2本となったわけだけど、最初その話題が出たときは、「まぁ15日に1本書けばいいわけだから、別に大丈夫っしょ。むしろ購読してくれている方を考えれば、もっと記事書かなきゃな」とか思っていたんだけど、蓋を開けてみればこの通り。毎度のごとく最後に駆け込みという体たらく。
まぁそういったことは来月から追々修正していくとして、今月のもうひとつのテーマがTGSについてだ。
もちろん、ここ10年くらいは仕事もあるので欠かさずに行っている。でも会場で何やってるかなぁと考えたとき、「……何してるんだっけ?」と思うくらい何もしていなかったりする。
いや、取材の試遊とかはあるけど、逆に仕事関係なく何かをしているかというと、あまり何もしていないんだ。
これは俺の好みの傾向のせいもある。俺は洋ゲーとか、PCゲームがメインなので、俺が気になるゲームの新情報とかはE3やGamescomで出きっちゃうんだよね。TGSは国内メーカーが多い発表会だから、あんまり食指が動かないというのもある。あと、洋ゲータイトルは幸いなことに、そもそも仕事をもらうことも多い。そんなもんだから、時間が余ったときは目的もなく会場をブラブラするといったムーブをかましている。
そうやって会場をブラついて、人だかりができるブースがあると、ちょっと気になって「何やってるのかな?」と覗いたりする。大体の場合は、何かしらのステージをやっているか、かわいいコンパニオンさんがいるか、ブースの顔になるような展示やフォトスペースがあるかのどれかだ。
そして、よくよく考えると、俺はこういったフォトスペースや展示が大好物なのである。残念ながら過去のTGSの写真の多くは次元の狭間へと呑まれてしまったが、今年のTGSで撮ってきた写真を確認してみると、こういった展示物の写真が多い多い。というか、むしろそれしかない。
しかし、俺の好みを抜きにしても、近年は各ブースの展示もやたら凝ってきているような気がする。特に、一昨年のTGSにあった『Detroit Become Human』の展示。あれが結構大きかったように思う。
写真は当時の『Detroit Become Human』の展示。作品のテーマでもある“人間そっくりのアンドロイド”に扮したコンパニオンさんたちが、作中で描かれるアンドロイドのショウケースを模した展示ウィンドウの中に並んでいた。パントマイムの心得がある人たちを雇っていたとかいう話もどこかで見たような気がするが、まさにアンドロイドのような無機質な動きを再現していて、かなり話題になっていた。
こういった、コンパニオンを生かした展示というのは今年やっていて、そのひとつがカプコンの『バイオハザード』だ。スペースこそ大きなものではなかったが、やはり本物の人間を使ったパフォーマンスは目を引くのか、写真を撮る人だかりが定期的にできていた。
一方で、ゲームに登場するキャラクターやモンスター、オブジェクトの立体化という手法もある。こちらも年々クオリティが上がってきているように見えた。代表的なのは、こちらもカプコンの『モンスターハンター』シリーズのモンスターたちや、コーエーテクモブースに飾られていた『ライザのアトリエ』の主人公、等身大ライザなどが挙げられる。
実際、『モンハン』の実物大? ラージャンはけっこう感動した。ラージャンは『モンハン』世界の中では、そこまで大きなモンスターではないが、実際の目線で見るとこれでも十分ヤバイ。さらに大きいモンスターを日常的に狩っているハンターたちは、マジで化け物だなと思う(どんなに高いところから落ちても死なないしね!)。
巨大な物を実物大で再現するのは、展示としての相性はいいんじゃないかな。疑似的に次元の壁を越える体験ができるようなものだね。実物大ガンダムとかもそうだけど、やっぱり実物が目の前にあると感じかたが違う。
等身大シリーズでなくとも、魅力的なものはいっぱいだ。『DEATH STRANDING』のキャラクターのスタチューなどは非常にリアルで、マッツ・ミケルセンの魅力を完全再現していた。ちなみに、俺はマッツ・ミケルセンのファンだ。ああいった色気のある男性には非常に憧れる。めっちゃカッコよくない??
ゲームによっては、緻密に作られたオブジェクトを再現することも、アピールのひとつになる。『サイバーパンク2077』に登場するバイク“YAIBA KUSANAGI”や、『Marvel's Avengers』の各ヒーローたちのコスチュームなど、ファンにとってはたまらないのは間違いない。
場所によってはこういった展示といっしょに撮影できるフォトスペースになっているため、記念写真を撮る人も多かったように思う。実際に俺も撮った。
思い返すと、こんな感じでいつも展示を撮りまくっているのが、俺のTGSの過ごしかただ。ちなみに、自分を含めた記念撮影ができるフォトスペースでは、なるべく恥を捨てて、そのゲームっぽいポーズで撮ってもらったほうが楽しいぞ!
ただ、今回改めて思ったのは、ちょっと身なりに気を付けて来場しないと、せっかく撮った写真も上げづらくなるということ。撮ってもらった後に、改めて自分の姿を見て「ちょっとこれは……」とならないように、今後はそれなりに身なりに気を使っていこうと思った。
今年のはちょっとアレ過ぎて見せられないので、2016年の俺の姿を載せて、終わりにしよう。
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