【『制服捜査』】だれがデザインしたんでしょうか。【1】
こんにちは。あいかわらず、息をするように〈尾藤イサオ〉で検索をかけておりますよ、ながおかです!
SNSはもちろん(もちろん?)、テレビやラジオなどの出演情報も毎日かくにんしてるんですが、
このところAXNで、『マイアミ・バイス』(※主人公のひとり、タブスの声優が尾藤イサオよ♡)の再放送を日に2本とかの勢いでやってくれているので、
一週間ぶんの出演情報が〈15件〉とかになってて、ふむふむ例のアレね、と、ついつい流してしまいそうになるのです、が!
「マイアミ・バイス」、「マイアミ・バイス」、「マイアミ・バイス」…の、その中に、おっとあぶない、よく見ると「歌謡プレミアム」の尾藤イサオ回(!!)とかね、オリンピックに合わせたのでしょうか、「ノーサイドゲーム」(♡木戸専務理事♡)の再放送とかがね、紛れ込んでいるので、まったくゆだんできません。
■(そうなの、)
『歌謡プレミアム 尾藤イサオ』
は、8月2日20時から、BS日テレで放送だよ!
ひょっとして、
〈尾藤イサオかぁ。歌、上手かったよねぇ〉
みたいな感慨をおもちのみなさん!
…今も、すごいからね、あのひと。
■(ふう。)
本題前の要らぬ前置きと、誰にも頼まれていない宣伝系を、ぎゅぎゅっとコンパクトにしてみましたが、いかがでしょうか。
(完全にがまんすることはできなかったけど)
…うん、成長してる、わたし!
→ 自分のことだって、褒めて伸ばすスタイルです。
■(だってほら、もう本題!)
すごくない? はやくない?
て言ってる間にも本題に入れって話ですよ、ふふ。
えー、本日は、ちょっと前に珍しく地上波で再放送してくれた
(テレ東ならびにテレビ北海道さん、ありがとう!)
いわゆる「2サス」系、ってことになるのでしょうか、
内藤剛志さん主演のドラマ『佐々木譲サスペンス 制服捜査』について語ります!
この「制服捜査」のドラマ版は、全部で3作ありまして、
最初のお話には数字はついていないのですが、「2」「3」と区別するために、便宜上「1」といたしましょう。
その「1」は、
うでききの刑事だった川久保さん(=内藤剛志さん)が、突然発動した「同じ部署に10年以上いるひとはとにかく異動!」という謎ルールによって、田舎町の駐在さん(!)に転生しちゃったぞ!…というところからのスタートです。嘘です、転勤です。
私服刑事から → 制服のおまわりさんにシフトチェンジし、
ほんとは捜査権がないのに → こっそり捜査し解決しちゃう、
=その名も「制服捜査」シリーズ!
…というネーミングのそのまんま感、けっして嫌いじゃないかんじです。
「1」は、2013年に制作されているので、われらが尾藤は70歳ジャスト(のはず)。
えと、なんていうんでしたっけ、70歳は…古稀!(←ググった)
赤いちゃんちゃんこをとおりこして、紫色の段階に突入しています。(←ググった)
■(…。)
ここで、ひとつ、問題が生じます。
この「制服捜査」における、尾藤イサオの役どころは、
突然の駐在チャレンジ!をすることになった内藤剛志さんの赴任先の、〈地元の人〉、片桐吾郎さん。
どうやら町の防犯協会に所属しているらしく、常に協会の会長(=佐藤蛾次郎さん)と行動を共にしているわけです、が、
…ええとね、
おそらく、おそらくですよ。
この片桐さんは、尾藤の実年齢(古稀。)に近いイメージで設定されている役なのではないか、と思うのです。
初登場時の紹介(2サスなので、テロップで名前と肩書きが出る。便利。)も、
〈元 郵便局員 片桐吾郎〉
となっていてですね、まあ、退職の経緯までは言及されてないので確かではないけれども、
郵便局をやめてからも地元で楽しく暮らしているようだし、昼間っから蛾次郎さんとツルんで将棋をさしたり囲碁をたしなんだりしているようだし、
要するに、おおよそ〈郵便局を定年退職して、現在は悠々自適のひと〉という、まさに古稀ステージにふさわしい人物設定がなされているのではないかと思われるわけです。
それの、何が、問題なのか。
ここで、一枚の写真をごらんにいれましょう。
『制服捜査1』片桐吾郎役、古稀現在の尾藤イサオです。
右は防犯協会会長の佐藤蛾二郎さん。
…この左側のひと、なんの説明もなくドラマに出ていて、70歳に見えますか?
なんなら働きざかり風じゃないですか、課長とか次長とか部長とか、よばれてそうじゃないですか。
…いや、あのね、若く見えるのは良いことですよ、
なかのひと(≒尾藤)が実年齢よりだいぶん若く見えるのとおんなじに、
この元 郵便局員の片桐吾郎さん(推定古稀)も、だいぶん若く見えるひとなのでしょう、それはとっても良いことなのです、が!
※ そ れ な ら そ う と 、 言 っ て
くれなきゃ。
「このひと、けっこう若く見えるけど、もう定年迎えてて、いまは悠々自適ですよ~!」
って、誰かがどこかでアナウンスしてくれなきゃ。
じゃないと、結果として、なんとなく、ただ単に、
※ 昼 間 か ら ぶ ら ぶ ら し て る ひ と 。
みたいに見えちゃうから!!!
■(…ふう。)
てなかんじで、本筋とはぜんぜん関係ないところではしゃいでしまいましたが(はしゃいでいたのか…)、
つまりは『制服捜査』の尾藤イサオは、
けっこう若く見えるけど、たぶんすでに定年退職した元・郵便局員!
の、片桐吾郎さん、の役です。
でね、この片桐さん、
「元郵便局員」というジョブスキルを大発動させて、
新参者の主人公に、町に住んでるひとの人となりとか、人間関係とか、過去にあったこととかを、いい具合の頻度でポツポツ教えてくれるんです。
一気にぜんぶじゃなくって、会うたびに何かしらちょっとずつ、無駄話のついでに情報をくれる。
この感じって、何かに似ているなあ、と、なんとなく心にひっかかっていたのですが、
あとから気づきました。アレでした。
ドラクエとか、ああいう系の旅をするゲームで、初めて訪れた町の入口の近くにいるひと。
〈ここは〇〇の町だよ!〉
とか、
〈誰々なら、お城の裏の花壇で見かけたよ〉
とか、
〈北東のほこらにいる悪い竜には困ったもんだ〉
とか言ってくれて、主人公が次に何をしたらいいか教えてくれるひと。
何回話しかけてもおなじことしか言わないな、
とおもってたら、久しぶりに会ったときには突然ちがう話題を振ってきたりする、あのひと。
いや、待って。
片桐吾郎(ていうか、尾藤イサオ)があのポジションだなんて、
※ そ の ゲ ー ム 、 め っ ち ゃや り た い 。
■
(一部、論旨にねじれが見られましたことをお詫びいたします。)
■
で、まあ、いろんなことがあってですね、川久保さん(=内藤剛志さん)は、ぶじ事件を解決すると。
いやいやいや、いったいどんな事件なんだよと、そもそも誰が死んだんだよと、
おっしゃりたくなるお気持ちはよくわかります。が。そこらへんは、
※ 尾 藤 に 関 係 な い の で 、 割 愛 し ま す 。
そろそろ慣れてもいいころだぜ、このシステム。
…ていうのも、あんまり不親切な気がしてきたので、ひとつだけ。
※ 思 い が け な い ひ と が 、 犯 人 で し た 。
■(じゃあお前さん、いったい何を語るのさ。)
はいはいはい!
挙手挙手挙手!
聞いてください、この片桐吾郎さんはね、
この、けっこう若く見えるけどたぶん定年を迎えて悠々自適で推定古稀の片桐さんはね、
※ フ ァ ッ シ ョ ン セ ン ス が 独 特 。
です。
初登場時は、
①濃いめの茶色のチェックのシャツに、えんじ色のニットベスト
を重ねて着ていて、まあ、じゃっかん地味ではありますが、
〈地元の市場で将棋をさしているおじさま〉としては、妥当なワードローブかな、とおもいます。
ちなみに、ここで蛾次郎さんと共に、川久保さん(=内藤剛志さん)と初めて会った尾藤の片桐さんは、「めし行きましょう、めし!」と、さかんに食事に誘うのでしたが、その際の尾藤イサオの手ぶりは、
※ あ き ら か に 、 飲 酒 の ゼ ス チ ャ ー 。
です。
(このひとたちについていったら、ぜったいお食事だけで済まない…)と思ったのは私だけではないようで、やんわりと優しい笑顔でおことわりされていましたよ。
で。次の登場シーンは、川久保さんの赴任祝いの宴会場みたいなところなんですけど、このあたりから、なんだかちょっと風向きがおかしくなってきます。
お祝いの席なので、みんなわりと盛装めではあるんですが、まあ、だいたいのひとがダークスーツですよね、の、中で。かわいい尾藤の片桐さんてば、
②ピカピカの、ライトグリーン(と、ライトブルーの中間ぐらいの色)の三つ揃え!
+ シルバーのラインの入ったタイ!
+ ポケットには真っ白なチーフ!
って、あの、もしかして、
※ 新 郎 で す か ?
って肩をポンして問いかけたくなる。
けれどもまた、この微妙な色合いの、場違いに華やかな細身のスーツが、
※ 似 合 う 。
もっと言えば、
※ か わ い い 。
眼福眼福、とか言ってる間もなく、次の登場は殺人が起きた農場にかけつけるシーン。
これがたぶん、もっともリラックスウェアに近い格好なのではないかと、思うん、だけど、あのね…
③きれい色のジャージ…に、薄手のブルゾン…?
慌ててかけつけたにしても、謎めいた私服。
ああもう、これは私の限られたボキャブラリでは説明できない奇妙さなので、
見て…。
改めて見ると蛾二郎さんのお帽子もすごい。
ね、謎めいているでせう。
謎めいているけど、なぜだか、
※ 似 合 う 。
着こなせる服の幅が広すぎる男、尾藤イサオ。
…で、なにぶん殺人が起きてしまったので、次はお葬式。
④喪服。
これはもう、〈大人ですから〉の、スタンダードな喪服。
いかに私服が奇をてらって(?)いようと、フォーマルの場では常識的なオトナの装い。ていうか、あぁあ、ほんとすき、尾藤イサオのブラックスーツスタイル。殺された方(=国広富之さん)には申し訳ないが、
※ お 葬 式 、 い い な 。
(いや叱られるで。)
…さいごは一巡してまた市場に戻るので、①と似てるけどよく見るとちがう、
⑤うす茶のチェックシャツに、同系色のニットベスト
という安定のおじさまスタイルに戻っていました。
全体的に、なんていうかこう、着ているものの傾向というか、方向性につかみどろこがなくて、〈すっごく変〉とかってことはぜんぜんないんだけど、たぶん、ちょっとだけ、
※ ま ち が っ た 方 向 に オ シ ャ レ
な男、それが片桐吾郎。
■(ていうか、)
こんなことになっているのは、やはり、
その〈片桐吾郎〉というキャラクタの受け皿としての、
《尾藤イサオ》のビジュアルが!ですよ、
2サスの衣装さんをして、
(なんか、いろいろ変な服着せてみたい…)
というチャレンジ精神を抱かせるほどの、
【 激 き ゃ わ ち ゅ う の 激 き ゃ わ !】
だからなんではないかしら! ね?ね?ね?
■(…。)
いやもうほんと、
あのひとをデザインしたの誰なのかしら。
かみさまかしら。
だとしたら、かみさまって、
…センスよすぎる。
とかなんとか、微妙にばちあたりなことを考えつつ、
今回は、このへんにいたします。あっ、いつの間にか、また長くなっちゃってるぞ!
…てへ、ぺこり。
( ↓ 女性警察官の写真の。 )
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