【歌番組】切り取り線 仮説。【日本歌手協会歌謡祭(第一夜)】
スカルのTシャツが、いちぶの違和感もなく似合う喜寿男子!
ってナニソレ自分でも書いてて意味がわかんない…!けど、
意味なんかもうどうでもいい、だってカッコイイ。
カッコイイからいい。なんでもいい。
わ、こんなわりとかしこまった歌謡の宴によくぞその装いで!
って嬉しくなっちゃうほど、
“尾藤”み(やんちゃみ?)溢れるファッションは、
安定の『明日のジョー』仕様で、
カジュアルカッコいい。
上着は白地に黒で大柄の模様が入ってる、あれは花模様かしら。
ボトムは飾りファスナーが印象的な
(JOJOの第5部をほんのり思い出したりもね)
裾のつぼまったお洒落ジャージ、これも黒。
そしてやっぱりあのスカルの黒Tはいいな。
いつ見てもいい。いつ見ても似合う。
スニーカは白ベース。
差し色すらもない、完全なるモノトーンコーデ。
……いい。
ていうか、そのコーデで日曜のお父さん風にならないのはなんで?
コンビニ帰りに見えないのはどうして?
基本ジャージだよね?
めっちゃお洒落だけど、基本ジャージ上下だよね?
なにゆえそんなにスタイリッシュに見えるのか。
スカルの力? 内側にきらりと光るスカル型のラインストーンの力なの?
いやちがう。わかってる。
【 ナ カ ミ の 尾 藤 が カ ッ コ イ イ か ら 。】
うん、わかってた。
わかってたし、言いたかっただけ。
言いたかっただけだし、もういっかい言う。
【 ナ カ ミ の 尾 藤 が カ ッ コ イ イ 。 断 然 。】
ふぅ…。(※乙女っぽいため息)。
■
「あしたのジョー」を歌う前の、
イントロでの立ち姿が、ほんとうに好きだ。
(はい、そうです、カッコつけてますよ…)
て、いうことを隠しもしない状態で、
意識してつけている格好が、
きちんと〈カッコイイ〉として機能するにんげんが、
この世にはどれくらいいるんだろう。
ほとんどの人類の場合、
あ、カッコつけている…
と気づかれた時点で試合終了のはずだ。
だけれども、尾藤の場合は、
なんだったら、尾藤の場合は、
OFF (今までふざけていましたけれども、)
………… 切 り 取 り 線 …………
ON (はい、ここからカッコつけますよ!)
みたいなライン引きを己で(!)して、
引いたラインのこっち側で、
〈カッコイイ〉
を成立させてしまう。ふしぎだ。
そういったふしぎさが、
“尾藤イサオ”という存在の、
そして魅力の、
ていうか謎の、
核心部分なのではないか!
…という仮説を、最近たてました。
■
(それはそれとして、)
これはあまり大きな声では言えないのだけれども、
こういう、たくさんの歌い手さんたちがどんどん登場する系の歌番組を見てるといつも、
★…うちの尾藤がいちばんかわいい。
的な、親ばか的な、感慨を抱くのだけれども、
これってほかの歌い手さんのファンもそれぞれに感じているとおもっていいんでしょうか。
みんながみんな、
…うちの子がいちばんかわいい。
っておもってるとおもっていいんでしょうか。
みたいなことを考えるにつけ、
否、私のおもう尾藤の素敵さってば、
(私の感じじゃ、)
【 そ ん な に な ま っ ち ょ ろ く な い の さ ! 】
って、『ベビーに逢う時』風にアレなかんじになるな。
あのね、だってね、
「日本歌手協会歌謡祭」って、第一夜だけで4時間くらいあって、
いちおうぜんぶ見たんですけど、
やっぱりね、
(たいへんに小声で)
★うちの尾藤がいちばんかわいい!
って、なるんですよね。どうしてもね。
…いやまずもって“うちの”て部分がダウトだし、それを言うなら“イサオ”だろって感じもするんだけれど、なんでだかファーストネームで呼ぶのピンとこないのよね。
■そういえば、
じぶん、実は日常生活では、年上・年下を問わずほとんどの相手に敬称をつけます。
ていうか、芸能人を指すときも、たいていは「さん」か「くん」か「ちゃん」をつけます。
しかるに、どうして最愛の(最愛の!)尾藤イサオだけは“尾藤”呼びなのか、
(※文章においてだけでなく、ふつうに話すときも“尾藤”と呼んでいる)
についてちょっと真面目に考えてみたのですが、
いやほんと、自分以外のあらゆる人にとってどうでもいいわいな、みたいな話で恐縮なんですが、
ちょっと真面目に考えたあげく、
尾藤以外にも、ナチュラルに敬称をつけずに呼んでいる人たちがいるぞ!ということにハッと思い当たったわけです。
そうだ、“野球選手”は、呼び捨てている。
それもたいてい名字で呼び捨てている。
しかもどうやら現役選手オンリーに対する習性らしく、引退したら自動的に「さん」付けに移行してた。無意識に。
なので! つまり! 尾藤イサオを“尾藤”呼びしてしまうのは!
おそらく、
【 ア ス リ ー ト 扱 い 】
なのではないかと。
いやもうほんとうにどうでもいい話だった。もうしわけない。もうしわけなかった。もうしわけなくしかなかった。
■ とはいえ、
歌を歌うひとの、
歌を歌えるひとの、
声がすき、歌唱がすき、とおもうとき、
それはすごく広義での、
ええそれはもうひろーいひろさでの広義でだけど、
〈フィジカル面〉
を愛しているのだと、言えないこともないかもしれないよね?、とか、
思ったり、思わなかったりした、歌謡祭でした。礼。
( 海賊ガールのイラスト ↓ )
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