見出し画像

【『旅がらす事件帖』】ブリリアント・カットとか、そういう。【第4話/俺もお前もはぐれ鳥】

こんにちは!
尾藤推しの尾藤担、ながおかです。
本日も異常なく尾藤イサオのことを考えています。

ええと、こないだね、尾藤について書かれた文章の中に、〈現在は俳優の〉という表現を見かけました。でね、この言い回しが、というか、こういう言い回しを選択するひとがいるという事実が、なんかちょっと、いいな、と思ったんです。

尾藤イサオは、歌手としてもガツンと売れた曲があって、今もばりばり歌っているわけだけれど、役者さんをしている期間も既にものすごーく長くって、だから、彼について、
〈歌手〉っておもってるひとと、
〈俳優〉っておもってるひとと、
〈両方〉っておもってるひと(←私はおおむねここかなと。)とか、
いろいろいて、〈現在は俳優の〉と書いた方の目には、〈ほぼほぼ/俳優〉としての尾藤イサオが映っているのだろう、とおもう。

で、なんかいいな、っていうのはですね、
こうやって〈解釈が分かれる〉ところも、《尾藤イサオ》という存在の魅力のひとつなんじゃないかと思うからなんです!!!
だってね、たぶん、にんげんて、それぞれの暮らしの中で、〈自分が好きなジャンル〉のものを目にする機会がいちばん多いと思うんですよ。(映画がすきなひとは映画をたくさん見るだろうし、音楽が好きなひとは音楽をたくさん聴くだろうし…みたいに)

だから、この〈解釈が分かれる〉《尾藤イサオ》というひとに関して、

時代劇が好きなひとは、「花の乱は良かったな」って思うかもしれないし、
2.5次元が好きなひとは、「あー、あの、NARUTOのw」って思うかもしれないし、
スポ根が好きなひとは、「明日のジョーのな!」って思うだろうし、
内田裕也が好きなひとは、「一緒にカバーアルバム出したよね」って思うだろうし、
…みたいに、尾藤のいろっんな側面の中から、〈自分のテリトリー〉にあるものに、まずは目が行くんじゃなかろうかと。
そして、たぶんそれって、そうでない場合(映画好きのひとがロカビリー歌手を思う、とか、アニソン好きのひとが時代劇俳優を思う、とかの場合)に比べて、

※ だ ん ぜ ん 、 愛 さ れ や す い 。

ような、気がする。
ええ、わたくしのように、尾藤イサオがいっちばんすき(照)、ものっすごくすき(照照)、という感じではぜんぜんない方でもですね、
〈自分が好きなジャンル〉の何かしら、どこかしらに、尾藤イサオが紐付いている、というひとは、すごくたくさんいるのだとおもうのです、
そうして、それゆえに、尾藤イサオというひとに対してなんとなく〈ふんわりした好感〉的なものを持っているひとも、たいへんにたくさんいるのだろうとおもうのです。
ああなんか…考えてるだけで幸せになってきた…(←変態)。

そういったもろもろを踏まえ、
尾藤イサオに対して〈ふんわりした好感〉を抱いているであろう人類全般について、わたくしはお返しの好感を抱かずにはいられないものであります。
つまりは、

※ 尾 藤 イ サ オ を 好 き な ひ と が、 好 き 。

ええそうです、その〈好き〉が、どれほどふんわりであろうとも!!!! 
(しまった、ややろくでもない結論にたどりついた…)

■(本題本題)
《『旅がらす事件帖』とは!》
いっけん〈イカした☆渡世人〉風の神保直次郎(=小林旭さん)は、ほんとうは〈イカした☆道中奉行〉なんだ。渡世ぽくみせかけたみちみちで、わるものたちをザンザカ斬って歩いているよ。旅のなかまは、元公儀隠密の元締めがやってる湯島天神太鼓の一座。われらが尾藤は、その一座の〈かわいい♡担当〉与之助として、直次郎のお手伝いしたり太鼓叩いたり、おおいそがしなんだよ!…的な。


《第4話「俺もお前もはぐれ鳥」は!》
激似の人相書きにより、国定忠治(!)とまちがえられる直次郎。この人相書きは、お役人に見せられた場合たいていのひとが「小林旭さん…ですかね…?」と答えられるくらいには直次郎にそっくりなんだ! 直次郎が忠治親分だ、っていう誤解はすぐに解けるんだけど、そんなんしてる間にニセモノ忠治(=中尾彬さん)があらわれて、地元の任侠ぽい人たちをだまして仲間に引き入れ、御用金を強奪しちゃおうとかしだしたから、なにかとややこしいことになったよ!…的な。

※与之助くん、やや出番が少なめの第4話。だけどそのぶんぎゅぎゅっと凝縮されたかわいらしさだぜ!!

■ お召し物は、
おとなしい色のほうのストライプ。
今回は忍び込み…ぽい…シーンがあったため、〈適した〉スタイルであると言えよう。
ただね、どうしてもチラ見えしちゃうインナーが、やっぱりいつも通りの〈オレンジ〉!なので、

※ 忍 び た い の か 、 忍 び た く な い の か 、

ほんとうのところはよくわからないのだった。

■ 与之助、忍び込む(ていうか、)
ニセ忠治の手下たちが、色っぽい女のひとたちを連れ込んで、令和のコンプライアンスでは確実に放映できなかろうよ!と思われる遊び方をしているところを、
…〈お部屋のふすまの隙間から〉見守る。
うん。これはもう、忍び込みでもなんでもない。白昼堂々のノゾキ行為だ。
でも、問題ないのだ。だって直さんのお手伝いだから。世直しだから。江戸時代だから。封建制度だから。ていうか!

※ こ っ ち が 正 義 で 、 あ っ ち が 悪 だ か ら !

→ みたいな中二的二元論を持ち出してあぶなっかしい橋を渡るまでもなく(良かった)、
あのね、その、
〈コンプライアンス的にやばそうなお部屋〉の中の様子というのがですね…

《上半身はだかのお姉さんのおへそにお酒を注ぎ、煙管で吸って飲む。》

という!なんだか!意味が!不明です!な光景だったりするので、

〈うん、それは、見ちゃうよね…〉とおもいました。
通りすがりに、ふすまの隙間からそんな光景が目に飛び込んできたら、仕事でなくても見ちゃうとおもう。私が与之助の立場でも、とりあえず二度見するとおもう。

※ 正 義 と か 、 悪 と か 、 も は や ど う で も い い 。

だって見ちゃうもの。謎だもの、その遊び。謎すぎるもの。見ちゃうもの。
ていうか、
… 楽 し い の か な ! ? ? ?
いや、まあ、楽しいか楽しくないかは、個人の嗜好によるところが大きいにしても、

〈お姉さんのおへそからお酒を飲むのは、密偵(≒よのさん)に覗かれたらやばいくらい、よろしくないことなのだろうか???〉

とは、しょうじき、おもった。

ちなみに、この光景に対する与之助の反応(※一人言)は、
①「変態じゃねぇか…」
からの、
②「でも、混ざりたい…」
というものでした。

※ う ん 、 か わ い い !

■与之助、告げ口する。
その後、直次郎のもとへ帰った与之助くんは、
〈あいつらほんとにろくでもないですよ!悪い奴らに決まってますよ!!!〉
的な報告をするのだが、それについては、さすがのわたくしも、
いやいや、あのひとたち、〈お姉さんのおへそからお酒飲んでただけですよ〉とおもいました。〈自分だって混ざりたいって言ってたじゃないですか〉ともおもいました。
さらには、与之助よ、

※ 善 悪 の 基 準 が お お ざ っ ぱ す ぎ は し な い か 。

ともおもいました。
いやまあ、結果ほんとに悪いひとたちだったから、オーライちゃあオーライなんだが。

■ 与之助、お墓を掘り返す。
さすがに主人公(イケメン)の直次郎は、「おへそ酒=悪者」というまっすぐな認識には至らず(良かった)、
与之助は、さらなる証拠をつかむべく、卒中で亡くなったと思われてた老任侠さんのお墓を掘り返してご遺体を調べる、という科捜研的(?)お手伝いをすることに。
相棒の忠吉くんがぶるっぶるにビビっているのに対し、よのさんは「はやく済ませたらはやく帰れるよ」的なことをゆってテキパキ働く。えらい。
なんかこう、ふつうの人間が、ふつうに生きるたくましさ、みたいなものを与之助からはしばしば感じるの。お墓を掘り返して死体の傷跡を調べてる時にさえ、〈生きてるのって楽しいよね?〉って気配が、だいぶん漂っているのだ。

■ しかし、
今回、個人的に、よのさん、それはマイナスポイントですよ!とおもったことにはですね、
(第3話で、淡い恋とか生じれば良いのに…と勝手に思っていた)
こはんちゃん(=叶和貴子さん)を、〈お墓掘り返し作業〉に連れて行っちゃってる!
しかもご遺体の傷を確認するために、「ちょっとここ照らして」みたいなことを言っちゃってる!
…与之助くん、

※ デ リ カ シ ー と か は 皆 無 。

まあ、いいけど…いいんだけどさ…。
みたいに思った第4話でした。
ちなみに老任侠さんはぶじ他殺体であることが確認されましたよ。

■(あのね、)
尾藤イサオには、ほんとうにさまざまな側面があって、
いろんなひとがいろんな側面をあいしているのだな、ともおもって、
(もちろん『旅がらす事件帖』もそのひとつで、)
なんかその感じって、

ダイヤモンドとか、宝石が、ほら、カチカチッとカットされてて、
そのカット面の数だけ光って、まぶしくて、きれいだなあとおもう、
あの感じみたいだと、ちょっとだけおもってるのです。

わたしはいまのところ、自分に見えてる限りすべての面がだいすきでしかたがないのだけれど、
たぶんまだ見えてない面もたくさんあるのだろうという気がして、
その〈つづく〉感も、この、尾藤イサオ沼(!)のうつくしさのひとつだと、こころから思うものなので、あります。
なんつってね、本日のところは、以上です。礼。






(折り鶴の写真の ↓ )
<a href="https://pixabay.com/ja/users/ryo02x2-134518/?utm_source=link-attribution&amp;utm_medium=referral&amp;utm_campaign=image&amp;utm_content=248335">Ryosuke Doi</a>による<a href="https://pixabay.com/ja/?utm_source=link-attribution&amp;utm_medium=referral&amp;utm_campaign=image&amp;utm_content=248335">Pixabay</a>からの画像

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?