自分を深く知る旅。ユタ州ソルトレイクシティ①
こんなに苦しい旅は初めてだった。
旅は楽しいものという概念が壊れた。
苦しかったが本当に行って良かった。
今は楽しかったと言える。
7月14日〜7月22日。アメリカ。ユタ州ソルトレイクシティ。YOUNG LIVINGの30周年のイベント、農場へ行ってきた。
自分と向き合う時間になった。
私の中にあった〝孤独〟
寂しかった。
というもう1人の〝私〟に触れる。
私の中にあったもう1人の私。
私が決して見ようとしていなかった。
向き合わないようにしていた。
陰になっていた〝私〟
YOUNG LIVINGのエッセンシャルオイルに出会って1年半程経つ。きっかけはSHINY ESSENCEのウユニさん、きんたろうさんの2人だ。
エッセンシャルオイルについて最初は正直よく分からなかった。なんだか怪しかった。
ウユニさん、きんたろうさんに対する怪しさは全くなかった。この人達は嘘をついたり、騙したりしないと感じていた。
2人はSHINY ESSENCEという〝自分の本質へと繋げる〟サロンをやっていた。
エッセンシャルオイルを無理矢理勧めることはなかった。売ろうとするわけでもなかった。オイルをシェアしてくれ、オイルに関する知識、自己体験、体感を話してくれた。
自分で試してみたいという気持ちになった。
もともと私は自分で試してみたいタイプ。
とことんやってみたい。
伝聞では分からないものを自分で感じたい。
今思えば自分自身を知りたい。自分の感覚というものを確かめたかったのだと思う。
農場に行けると聞いたのは去年の9月。
話を聞いて行きたいと思う〝私〟がいた。
ソルトレイクシティへ簡単に行けた訳ではない。行くまでには沢山の葛藤があった。そして決断に時間がかかった。
そもそもなぜ私が農場に行くのか?
行ってどうなるのだ?
行ってどうするのだ?
行って何になるのだ?
家族も反対することは分かっている。
自分自身の思い込みで自分を縛っていた。
お金の問題。
仕事を辞めて1年以上働いていなかった。
一体いくらかかるのだ?
迷い、悩み、自問自答した。
10月にウユニさんが「想像してほしい。ソルトレイクシティの中心に何万人というYOUNG LIVINGのユーザーが集まるんです。街がオイルの匂いでいっぱいになる。
そんなすごい街行ってみたいと思いませんか?そんな体験なかなかできないですからね」
という言葉に心を動かされた。
自分の目で見てみたいと思った。
それでもなかなか自分に許可を出す事が出来なかった。行きたい私はキャンセル無料のホテルを予約した。
妻の祖母が亡くなった3月18日。
きんたろうさんから電話があった。
「農場一緒に行きたい」
嬉しいお誘いの電話だった。
途中ウユニさんが話す「アクセル踏むのか、ブレーキを踏むのか。動けなくなっている」
〝死んだら何もできないな〟
妻の祖母の死ときんたろうさん、ウユニさんとの会話が私を前へ進める一歩となった。
それでも臆病な私は飛行機のチケットを取るまでに1ヶ月かかった。周りに助けられながら1つ1つ決断をした。自分で在る仲間が11人集まった。11人それぞれの旅。