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シールド戦の実力と運の割合【note読むだけで勝てるなら苦労しない】

リザードンHR争奪戦参加にあたって、調べ、練習し、実際に会場で戦い、リザードンV SRを獲得したので、シールド戦について運がどの程度関わるかをこの記事にまとめます。

「シールド戦は所詮運ゲー」
「いいや、実力がないだけなのに運のせいにするな」
「カードの引きが悪かった、構築は悪くない」
みたいに雑に語られがちなことをもう少し詳細に話します。

この記事に書いていないこと

■リザードンVMAX SR HRを取る方法
■強いカードがどれか
■どう構築すれば強いデッキになるか
■何に気をつけてプレイしたらよいか

勝つ方法が知りたい人の向けに2つだけ記事をおすすめしておきます。
私はシールド戦関係で有料noteは一切購入していませんが、無料部分だけでもためになると感じた記事です。

そもそもシールド戦における「強い動き」とは?

序盤から大きなダメージを連続して押し付けていく動きです。
サイドが4枚で、盤面を整えるためのカードが少なく、逆転するためのギミックがほぼないカードプールのため、先に攻撃をしかけてサイドを取り切る動きが圧倒的に強いです。

ビートダウンやアグロのような動きが強いという前提のもと、実力と運について後述していきます。

結論: 実力と運の割合

実力 5 : 運 5
もしくは
実力 6 : 運 4

といったところです。直感ですが、割と自信があります。
参加者全員が十分に準備してきた強者の場合、実力にほとんど差はなく、運ゲーと感じることはあると思いますが、リザードンHR争奪戦の場はそうではありません。参加者の実力はまちまちです。実力があればあるだけ勝ち上がる可能性は高まります。
開催日・会場によると思いますが、私が参加した会場では十分に準備した実力が横並びに近い人は4~6割程度のように感じました。
(そのため「読めばSRは取れる」と標榜する有料記事は誇張です)

100点満点の最強の動きとは

対戦におけるデッキの動きまで含めて100点満点で考えます。
100点満点がどのくらいか、雑に例をあげると次の2通りです。
■先攻2ターン目にバトル場のトゲキッスVMAXが「ダイグライド」を宣言
■先攻2ターン目にバトル場のセキタンザンVMAXが「ふんかだん」を宣言し、エネルギーをトラッシュできて、3つ目のエネルギーがつく

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後攻1ターン目にダンバルの「なかまをよぶ」を宣言して盤面に任意のたねポケモンを展開する動きは強いですが、最初の手札からメインアタッカーを出してエネルギーを貼って1ターンでも早く攻撃を始める方が強いです。

前述の2通りはどちらもどう考えても強いし、上振れているしで100点満点だと言われても違和感はないかと思います。
トゲキッスVMAXとセキタンザンVMAXの対面も基本的に先殴りした方が勝つので、先攻の有利も揺らぎません。
「上記のプレイングを対戦相手にされても対応できるよ」
「実現可能な確率で対応できるデッキ作れるよ」
って人がいれば多少お金を払ってでも弟子入りしたいので、私のTwitterにDMください。

実力と運の内訳

実力(50点) = 40枚の構築能力(35) + 状況に合わせたプレイング(15) 
運(50点) = 70枚の引き(20) + 先攻後攻じゃんけん(10) + 対戦中の引き(20)

だいたいこんな感じです。
対戦前に決まるのが55点。対戦中に決まるのが45点です。
対戦前・対戦中いずれも同じくらい重要ということを表します。

実力について

40枚の構築能力(35点)
70枚の強さに関わらず、最善のデッキを組めるなら構築能力は35点です。
決勝トーナメントに残った場合に、勝ち上がる可能性の高いトゲキッスメタで雷を厚くするなどの調整も猛者ならばありえそうです。
(許可なく他の対戦を観戦するのはやめましょう)

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状況に合わせたプレイング(15点) 
対戦中の盤面に応じて、進化によるHP上昇・ゴツゴツメットやモーモーチーズを考慮したダメージ調整・サイドレース組み立てなどができるならプレイングは15点です。

カードプールへの理解が最重要で、構築とプレイングの両方に影響します。伸ばしたいならカードプールへの理解を最優先しましょう。その上で実戦練習をやればさらにいいでしょう。

運について

70枚の引き(20点)
内訳はV・VMAXポケモンで10点、他のポケモンで5点、トレーナーズで5点くらいです。70枚の引きが強ければ対戦ごとの運の影響を最小にすることができます。

トレーナーズはもっと高得点では?という疑問もあるかもしれませんが、
◾️トレーナーズの枚数は差が出にくい
◾️相手がどれを引いたかわからず、すべてのトレーナーズへの警戒が必要
これらの理由により、V・VMAXポケモンの方が点数は高いと考えています。
極端な話、最初の手札にトゲキッスVとVMAXとエネルギーが2枚あれば理想の動きができます。あくまでV、VMAXポケモンなどのアタッカーがメインギミックであり、トレーナーズやその他のポケモンはそれを支えるシステムです。
トゲキッスV2枚(SRとRR)+トゲキッスVMAX+ザルードVかハガネールV
こういった組み合わせが引ければ10点満点といっていいでしょう。

他のポケモンについては特に次の3つが重要です。
◾️貴重なエネルギー加速手段であるケララッパラインの枚数
◾️アタッカーとなりうる非Vポケモン(Vと同じか補完できるタイプ)
◾️序盤に場の展開を支えるたねポケモン

先攻後攻じゃんけん(10点)
先にエネルギーを貼れる、先に進化できる、先に2エネ以上必要とする技を宣言できる。これらを考えれば先攻の方が圧倒的に有利です。先攻が10点で、後攻はほぼ0点です。完全に運ですが、割り切りましょう。
ただ、後攻にも優れている点はあります。先に1エネ技を宣言できる点です。鋼軸のデッキでダンバルやマギアナが十分に当たった場合は、後攻でも強い動きができる確率が上がります。

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対戦中の引き(20点)
2ターン目にVMAXポケモンで攻撃をしかける動きが圧倒的に強いものの、ドローサポートやサーチカードが少ないため、必要なカードを引いてくる運がかなり大きいです。序盤が最も重要なので、最初の手札にのみ注目してざっくり点数をつけるなら次の通りです。

20点: 理想のアタッカーと必要なエネルギー、ドローサポートがある
15点: アタッカーとなりうるポケモンと必要なエネルギーがある。
もしくは後攻1ターン目にダンバルやマギアナで技を宣言できる
10点: 最低限役割を果たせるポケモンをバトル場にだせる(ビードル、先攻ダンバル、先攻マギアナ、逃げエネ0ゼラオラ、ガラルマッギョ)
5点: 逃げエネは1だがバトル場で役割のないポケモンのみ(ツツケラ、ラクライ)
0点: 中盤以降に使用する可能性のある対策ポケモンのみ

シールド戦では序盤で大勢が決することはよくありますが、拮抗した場合の中盤・終盤の運要素として大きいのはコイントスです。
具体的にはこんらん・やけど・ねむりの状態異常、任意の解決札を持ってこれるポプラ、ベンチのポケモンをバトル場と入れ替えるポケモンキャッチャーです。ただし1つだけ注意してほしいのは、どれもプレイングでカバーできる可能性があるということです。(ポケモンいれかえの温存、ポプラに頼らないドローに厚い構築・試合展開、無駄なポケモンをベンチに展開しないプレイングなど)
※限界はあるけど冷静になって考えるとプレミが原因のことは良くある

まとめ

運の割合は大きく、自分の運が悪い&相手の運が良いために実力に関係なく勝てない対戦は存在するが、実力不足と向き合わなければ運が良くても負けて泣くことになる。

最後に

私が実際にリザードンV SRを獲得した際の記事も8/7日(金)までに投稿します。気になる人はフォローしてもらえると嬉しいです。この記事をスキしてもらえると考察までしっかり書く元気がでます。

以下の内容を含める予定です。
■パックから引いた70枚内訳
■選んだ40枚とその理由
■本番会場の雰囲気・スタッフの対応
■予選リーグ3試合と決勝トーナメント1回戦の対戦記録
■結果から振り返って自分を採点(この記事の採点方法)

#ポケカ #ポケモンカード #リザードンHR争奪戦 #シールド戦

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