人生まっすぐ歩んできた私が無職を選ぶまで|②地方創生ベンチャーへの転職
こんにちは。Hikiです。
前回のnoteでは、環境コンサルとしてキャリアをスタートし、転職を考え始めるまでのことをお話ししました。
今回は、その後異業種・しかもベンチャーへの転職を決断し、人生で初めて、ちょっとネジ外してみた、そんなお話しです。
コンフォートゾーンから抜け出す
私は元来コンフォートゾーンから抜け出すのが苦手。新しいコミュニティに入るときは、重い腰を上げるのに時間がかかるし、勇気が必要。でもこの頃から働き方や生き方について、このままじゃいけないような感覚があって、コンフォートゾーンから抜け出した先に答えがあるという気がしていました。
これまでほぼ全員「理系」「院卒」の組織にいた私は、「他分野の人と会う」という目標を掲げ、少しずつ動き始めます。
まず、「他分野」として頭に浮かんだのが、学生時代から興味のあった「地方創生」「ローカルビジネス」の世界。
例えばこちら、地域で頑張る企業に向けてビジネスアイデアを提案する、BIZIONARYというプログラム。最終プレゼン者に選抜いただき、人生初めてのピッチを体験しました。動画の1分23秒くらいからが私です。
こんな経験から、「自分の専門分野以外であっても、自分のことを面白がってくれる人がいるんだな」そんな感情が出始めます。
「他の人がやっていると、悔しい、
うずうずするということは、
自分がお客さんでいられないということ」
これは、私が何度も読み返している書籍『自分をいかして生きる(西村佳哲著 ちくま文庫)』で、悩んだときの羅針盤にしている言葉です。(注:引用ではなく、私なりに理解した言葉で書いています。)
ローカルビジネスの記事を読んだとき、「いいな〜楽しそう」という羨ましい気持ちがあるな。困っている人の近くで、その人のために仕事をすることが好きだし、もしかしたら向いてるかも、、。結婚も子育てもしていない今、挑戦しておかないと後で後悔するんじゃないか、、。そんな想いが沸々と湧いてきます。
地方創生ベンチャー企業への転職を決意
そんな中で出会ったのが、転職先となる地方創生ベンチャー企業でした。
「出口を決めおきせず地域に向き合うことで、
その地域に本当に必要なものを見極め、
形にしていく」
ある程度の出口を見据えて課題と向き合うという仕事の性質上、プロジェクトを進めていく中で見えてきた本質的な課題に向き合いきれない。そんなジレンマを抱えていた当時の私は、「次に進むべき道は、これだ!」と確信したのです。
その後選考に進み、無事内定をいただきました。
ここで初めて知ったこと。それは、内定をもらってからこそ、本気で悩むということ。
会社の先輩と合計20時間も議論するくらい、必死に、本当に転職するべきか考えました。この頃も毎晩毎晩、想いをノートに書き出していきました。理想の生き方に繋がるのはどちらの道か、転職したとき・しなかったときそれぞれのメリット・デメリット、、。正直、すごく神経すり減らしました。
結果、3ヶ月くらい悩んだのち、転職することに決めます。
「やらないで後悔するより、やって後悔」
転職しなかったら、一生地方創生という世界への淡い憧れを抱き続け、ウジウジしている未来が見えたのです。
小さい頃から、下から上まで、しっかりと閉めてきたネジを、少しずつ緩めていきたい。そんな想いもありました。
今日はここまで。次回は転職してからキャリアブレイクを決断するまでをお話しします。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!