制服公演
2022/03/05
私は『GIRLS☆DELIGHT#112-制服ライブSP-』というアイドルライブに参加した。
文字通り普段とは違い出演メンバー全員が制服姿で披露するという特別仕様な公演である。
そこで目にした推しメン達の制服姿は実に可愛くて若々しく、そして「制服」という服装が放つ力によってより身近に感じながら輝いていた。
そもそも「制服」という物。
当然の事ながら学生でなければ着る機会はまずないもの。当の私も現役学生卒業してから気づけば7年の歳月が経過していて「制服」という物を捨ててしまっていた。それもそのはずで、制服とは「その学校・会社に属する人が着るように定められている服装」を指す以上その学校を卒業してしまえば持っている意味も限りなく0に近くなるのだから。
それでも推しメンに会うために参加する制服ライブ。
楽しんだ者勝ち!の精神で可能な限り制服に似せて行こうと必死に頭の中でコーディネートを考えた。
結果、気温が高かった事もありワイシャツにVネックのカーディガン、下は黒のチノパンでそれなりの雰囲気にしてみた。(思いの外と雰囲気出るもんだなぁ)
これが意外な事に制服を来て友達と遊びに行く様などこか懐かしくて楽しみな気分を自分の心に出現させたのだ。
正直驚いた
現役卒業から7年経過してこんな気持ちを持つとは夢にも思ってなかったし、これから楽しみな事が待ってるという未来をそのまま表現出来る感情を持てたことが非常に嬉しかった。
そんな自分の心さえも若くしてしまう「制服」
推しメン達が着るとやはり放たれるオーラが違った。
もちろん普段の衣装姿も充分に可愛くて素晴らしいし、衣装姿でしか出せないエネルギーがあるのも事実。
その一方で制服姿にしか出せないエネルギーがあるのもこれまた事実であり素晴らしかった。
その中でも1番大きく感じたのは「距離間」だった。
可愛さとかキラキラした若さではなく距離間。
衣装姿だと「アイドルとしての輝き」がかなり強く出て
それはそれで素晴らしくて力を貰えるのだが、その分少しばかり(アイドルとファンとしての)距離間を感じてしまう。しかし制服姿を観ていつもよりその距離間が縮まって見えたのだ。
きっと心理的なものなのだろうが、制服姿で可愛さが増した推しメンをいつもより近い距離間で観れた事は素直に嬉しくそして幸せだった。
そんな近い距離間で拝む事が出来た推しメンの制服姿。
不思議なことに皆んな制服なのに全く埋もれる事もなくハッキリと推しメンと分かるような存在感を放っていた。
それは皆んな「違う制服」を着ているという
学校とは決定的に異なる所のおかげだろうか?
学校だと皆んな必ず同じ制服になるはずのところ、各々にあった制服をセレクトする事でメンバー全員が色被りすること無く輝いていたのは非常に大きいと思う。
ハイソックスの人もいればルーズソックスの人も居るし、スカートの柄も無地のを着用してる人もいればチェック柄のを身に付けていた人も居る。
そこにリボンやセーターなどを合わせてよりカラーを濃くしていて観ていて凄く楽しかった。
まさに十人十色の景色。
現役であったとしても学校では見られない特別な光景と雰囲気を提供してくださったのだから感謝しかない。
各グループやメンバーさんのパフォーマンス云々を抜きにして、特別な空間で得る事が出来た大きなこのエネルギー。そこまで思い出に残る青春が無かった分未来を輝かせられるようにこの力を大事に若々しく強く頑張っていきたいと自分が感じたと同時に、提供してくださったメンバーさんへも同じ様に思って欲しいと密かに心の奥で静かに願う。