日記を書くのが苦手でも、かんたんに生成できる。そう、Journalならね。
ジャーナルです。サービス開始から一ヶ月が経ちましたが、アップルユーザーの皆様におかれましては日々活用されていることでしょうか。
私はこのアプリがiPhoneの画面上に現れて以来一切触ってこなかったのですが、実際に触ってみるとなかなかいいなあと思ったので書いておきます。
日記をつけるのは苦痛だ
とにかく日記をつけることが苦手です。とは言っても中学生くらいの頃は割と好きで「今日誰々がこんなことを言った」だとか「先生に注意されてウザかった」みたいな喜怒哀楽を逐一書き留めることに精を出していたものでしたが、高校生〜大学生くらいになるとあまりやらなくなったように覚えています。
ただ学生時代に従事していたアルバイトがあまりにも苦痛で「今日バイト先の上司の態度がどれくらいイヤだったか」というようなことは時々ネット上に書いて(ネット上に書くな)それに対して「いつも楽しく見てます。元気でます!」等の応援コメントを謎に頂いていたりはしていたものの、それもバイト先をまともなところへ変えて以来特に日々書きたいと思うこともなくなりました。こうして振り返ってみると、自分にとって「日記をつける」とは、いつからか「負の感情に任せて物事を書き綴る所業」と同義になっていましたね。陰キャ極まれりだな。
そんなこんなで今も「今日こんなことがあった!」的な日記をストレートに書くことは苦手です。人目の有無関係なく、多分自分がそうした振り返りに労力を割くことに意味を見出せないんだと思います。私的な文章を書くのはそれなりに好きですが、それもほとんど虚構に作り直してしまう。オタク活動で楽しかったことは書き表したりできるので、それ以外は単純に喜怒哀楽の薄い日々を生きているともいえますが……(遠い目)
とはいえ過去を振り返るのも楽しい
日記という形で記録を取らなくても、現代は写真を取ったりその他様々なアクティビティがスマートフォンに記録されるおかげで、過去の蓄積、あるいはそうした蓄積の閲覧がとても容易になりました。写真アプリが「数年前の今日はこんなことをしていましたよ」と過去の同じ日付に撮った写真をピックアップして通知してくれたり、そういうことをきっかけに振り返りをするのはそれなりに楽しいなと思います。
ジャーナルでお手軽に記録をつけよう
ジャーナルはそうした便利機能を、敢えて「日記」のかたちで残すことができる機能です。撮った写真はもちろん、フィットネスや聴いた音楽など、その日に記録されているログを呼び出して利用することができます。ゼロから日記を書こうとするとなかなかハードルが高いですが、こうした情報を引用することによって「一言でも書いておこう」と思えたり、ただその情報を貼り付けておくだけでも日記をつけたことになる。「これまで日記をつける習慣がなかったけれど始めてみたい」という人にはとてもいいものだと思いますし、このちょっとしたログの積み重ねを数ヶ月とか一年とか後になって振り返ったらとても楽しいのではないかと思います。
自分は試しに今日聴いた音楽を記録してみました。これも年末になればiTunesが「今年の再生回数ベスト」とかを出してくれるので逐一記録してなにかメリットがある……というわけでもないんですが、あとでジャーナルを見返して「この時期はこんな曲を聴いていたんだな」と思い出しても楽しそうなので、気が向いたら書き留めてみたいと思います。