clubhouseのroom機能とclub機能の違い、目的、申請方法について
Clubhouse2月10日放送分(第12回)議事録
Clubhouseには、room機能の他に
club機能というものがあります。
これはfacebookで例えると、
個人アカウントのタイムラインと
facebookグループの違いと一緒です
個人が気ままに話し始めるのがroom。
個人があるコンセプトを元に
毎回、テーマに沿って
みんなで話しをするclubです。
roomは個人色が強いのに対し、
clubはそれよりもテーマ性が強くなります。
ちなみに私はたまたま
THE PIANO LABというclubに入っています。
そこの説明文を読んでいたら、
clubというものの性質や
使い方が見えてきました。
いまはまだroomの活用ばかりで
club機能とその可能性に気づいている人
は少ないと思いますが、
おそらく
今後はこのclub機能が
次なるClubhouseの主戦場
になっていくと読みます。
今回はそんなclubの
申請の手順などを見ながら
今後のclubhouseの動向を考えていきます。
・
現在のClubhouseは、いわゆる「バブル」。
訳も分からずみんなやっている状況です。
ただ、私は
先日からお伝えしているように
分析と検証を重ねて
だんだんとclubhouseのアプリとしての
性格が見えてきたと思っています。
Clubhouseとは、
●出会いの場、再会の場である
●リスナーであり、スピーカーでもある
●気軽さ、井戸端会議感のある場である
●友達が増えやすい
●スタートは電話番号、実際の人脈と一致する
●暇つぶし
●新世界と触れ合える(きっかけとなる)
●受動的ではなく主体的なメディアである
●非日常ではなく日常的なメディアである
こういった特徴を持っています。
これってすごく
“SNS的”ではないでしょうか。
Wikipediaで調べると
SNSについて次のような定義が出てきます。
=======================
ソーシャル・ネットワーキング・サービス
(social networking service, SNS)とは、
Web上で社会的ネットワーク(ソーシャル・ネットワーク)
を構築可能にするサービスである。
=======================
Facebookもそうでしたが、
ClubhouseもまたWEB上で
人と人の出会いを演出し、
ネットワーク構築を可能にしています。
上のClubhouseの特徴と照らし合せてみても、
「ClubhouseとはSNSそのもの」
であるといえます。
ちなみに日本で多くの
ユーザー数を抱えるTwitterは
緩い「繋がり」(人間関係)が発生しており
広い意味ではSNSの1つといわれますが、
Twitter社自身は、Twitterを
「社会的な要素を備えたコミュニケーションネットワーク」
(通信網)であると規定し、
SNSではないとしています。
匿名アカウントも多いため、
社会的ネットワークの構築とまでは
いかないからかもしれません。
このようにClubhouseこそ、
facebookの次を担うにふさわしい
「出会い系」だといえるでしょう。
・
さて、ClubhouseがFacebook以来の
出会えるSNSであることを確認したうえで
いよいよClub機能の申請について
解説していきたいのですが、
その前に必ず考えておいて
欲しいことがあります。
「あなたはどんな人と出会いたいのか?」です。
まずここを明確に定義することが大切です。
なぜなら、
人と人とのつながりは、
何らかのテーマによって規定されるからです。
自身の人間関係を見渡してみてください。
「同じ地域に住むご近所さん」
「同じ学校の同じクラスで過ごした友人」
「同じ会社の同僚」
「同じ趣味サークルの知人」
自身の人間関係はおしなべて
何らかの切り口やテーマから
説明できるはずです。
であれば、
これからあなたが意味のある
人間関係を構築していくためには
ただやみくもに誰かとつながればいい
というわけではなく、
「あなたはどんな人と出会いたいのか?」
を明確に定義する必要があります。
ここを定義したうえで、
clubを申請し、登録ユーザーを集めていくべきです。
むしろそうしないとせっかくのclub機能も
そのポテンシャルを十分に生かせません。
なぜそんなことが言えるのか、
ひとつ例を挙げましょう。
私は
「THE PIANO LAB」
というclubに参加しています。
Clubhouseアプリで
私のプロフィールページを開けば
最下部に「THE PIANO LAB」の
アイコンが見えるはずです。
同clubの説明文を読んでいるだけで
このclubの使い方が見えてくるのです。
そこにはこんな文言が記載されています。
“Opportunities to perform”
“Receive feedback from industry professionals”
“Make connections with other musicians from around the world”
“Build great relationship”
“Career Oppotuinities in Music”
読んでみると
「自分の才能を世に出したい人」と
「新しい才能に出会いたい人」
のマッチングが起きています。
仕事の依頼であったり、
レコーディングのピンチヒッターであったり。
どういう人が集い、出会える場なのかが
しっかりと説明されているのです。
これをヒントにあなたが開く
clubのコンセプトを煮詰めて行くと、
おそらくズバッとハマるはず。
そのためにも、
「あなたはどんな人と出会いたいのか?」
をよく考え、定義してしておくべきなのです。
そして、なるべく自分が思い入れや
熱意を持てるジャンルやテーマを通じて
出会えるようにしたほうが良いです。
なぜなら、
人は熱い人のところに集まりたいから。
現代は不感症の人が増えているからこそ、
熱くなれる人のまわりには人が集まってきます。
・
ちなみに私はすでに
clubの申請を済ませています。
「Online Reading Circle in JAPAN」
オンライン読書会のclubです。
私のプロフィールをみてください。
「オンライン読書会、きてね」と
当初から入れてありますが、
じゃあどこに行くの?という疑問がありますよね?
実は、このclub機能には当初から注目していて
最終的な着地はここだと思っていたからです。
まずはclubhouseのroomで知ってもらって
club機能に登録して、読書会にきてもらう。
その流れを通じて、私との付き合いを深めて行く。
つまり、club機能は
【人との出会い】を演出する、その場の管理人になる。
合コンの主催者みたいな
ポジションということです。
合コン主催者にとって大事なのは、
どれだけ電話番号を知っているか?
ですよね。男性側と女性側の。
同様に、
clubの主催者というポジションを取れれば
そのテーマに関することにおいて
影響力を持つ人物になれるわけです。
ちなみに私がなぜ
・Clubhouseでは読書会
・YouTubeでは書評
と、本をテーマに扱っているか。
私は人との出会いも大切ですが
本との出会いをより大切にしたい
クチだからです。
人との縁はいつか切れますが、
本との縁は切れませんからね。
・
ここまでお伝えしたうえで
ようやくclubの申請手順に入っていきます。
申請フォームまでは
次の手順でたどり着けます。
●申請する場所
プロフィール画面の右上の歯車マーク
↓
SETTINGSの画面に移ったら
「FAQ/contact us」をタップ。
↓
ブラウザで
Clubhouse Knowledge Center
と表示されたページが開く
↓
How can I start a club?
の項目までスクロール
↓
最終行のhereをクリックする
↓
申請フォームのページが表示
2021年2月現在、
ここまでの手順はすべて英語表記ですが
翻訳機能を備えたスマホブラウザもあるので
活用してみるのもよいでしょう。
ちなみに申請は
1アカウント1ルームに制限されており、
また、1週間に3回以上
roomを開催している人が優先されています。
・
mixiやFacebook、LINEオープンチャット
などの歴史が証明していますが、
ユーザー数の多いプラットフォームで
人気のテーマやネーミングが優れた
コミュニティを立ち上げれば
すごいことになります。
そのとき能力の優劣は関係ありません。
とにかく先に立ち上げることで
管理人の影響力が大きく高められます。
はっきりいって
無名の個人が今から
大きく飛躍していこうとするなら、
同じテーマやコンセプトでまとまり
価値観でつながるclub機能の活用をおいて
他にありません。
roomはあくまで個人色が強く
すでに有名な人、影響力を持った人のほうが
圧倒的に有利です。
すでに各SNSで有名無名、強者弱者
の区別がはっきりしてきた今、
まだ無名の個人が駆け上がっていくための
チャンスがあるとすれば、
それはClubhouseのclub機能だといえます。
今回お伝えした問いをご自分なりによく突き詰め、
一刻も早くclubでコンセプトやテーマの旗を立てましょう。