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Bright Eyes / Every Day and Every Night (1999)

セカンド・アルバムにコンセプト上の理由で収録されなかった楽曲を集めたブライト・アイズにとって初のEP盤は、アルバム本編に匹敵するレベルの高い珠玉の名曲が入った素晴らしい番外編。

エモーショナルで叙情的な揺らぎを感じるコナー・オバーストの歌声は、流麗で哀切なメロディと鬼気迫るアコースティック・ギターの迫力とストリングスの美しさも相まって、聴く側の心を鷲掴みにする。

若干のエレクトロも駆使しつつ、残響まで印象的なサウンド・アレンジは、USインディとしての矜持を図らずも示しているようだし、フラジャイルなサウンドの中にある確固たる芯の部分にはアメリカン・ロックの骨太さが潜んでいる。

1990年代末のアメリカのロックで彼ほど曲の書けるソングライターはいなかったし、彼ほど感情を揺さぶるシンガーはいなかったのではないか。
そう思えるほど、彼の歌声とメロディは切実に胸に迫るものがある。






枯葉舞う冬の土の上を飛び回る骸骨達のジャケットのイメージどおり、寒々として枯れた味わいを残す5曲入りEP。
コナーの歌声に宿る”揺らぎ”は、やや揺れすぎな感もあるが、ここでもやはり優れたソングライティングの才が光る。

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