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James Blake / Enough Thunder (EP) (2011)

衝撃のデビュー・アルバムの後、同じ年にリリースされた傑作EP。
ダブステップのその先に現代のソウル・ミュージックを見出したジェイムス・ブレイクは、ダブステップの延長線上のクラブ向け音楽とは別に、こんなにも魂を震わせる美しき「歌もの」作品を生み出した。

DIYによる宅録曲はどれも痛切で悲哀に溢れて胸がいっぱいになりそうだが、白眉はやはり、同世代のトップを走る新時代のシンガー・ソングライターであるボン・イヴェール(ことジャスティン・ヴァーノン)とのコラボ"Fall Creek Boys Choir"と、ジェイムスがこよなく愛するジョニ・ミッチェルの大名曲のカヴァー”A Case of You”。
こんなにも”揺らぎ”を表現できるシンガーは、それこそ彼とボン・イヴェールくらいだろう。
夜中に一人、ヘッドフォンで聴いて、沈み込むようにその音世界に浸れる素晴らしい楽曲が並ぶ至高の6曲25分。

ソングライターとしての曲作りの才能はタイトル・トラック”Enough Thunder”のピアノの弾き語りから溢れ出しているし、何よりも自らの歌声に焦点を当てて強調したことで、現代のソウル・シンガーとしての存在感を増している。



ジェイムス・ブレイクのCDを最初に買ったのはデビュー・アルバムとEPがコンパイルされた豪華盤だったから、EPもよく聴いたものだ。
アルバムよりもこっちの方が好きと言っても過言ではない。

エレクトロ系のミュージシャンだと思っていたのに、ここでは歌いまくっていて、ジェイムス・ブレイクのシンガーとしての魅力がたっぷり。そしてこの寒い時期にぴったり。




今日はドラフトの日。仕事を早めに切り上げて中継でも見ようかと思っていたが、抜け出せず1巡目には間に合わず。
一番期待していた選手は抽選で外れて獲得は叶わず残念だったけど、去年の”無風ドラフト”に比べるとエンターテインメントとしては良かったと思う。
ドラフトが成功か失敗かは数年後にわかるもの。この時点での採点ほど当てにならないものはない。
年々酒でも飲みながらのんびり野球を観るのが楽しくなってきた。今年は関西ダービーをのんびり見届けよう。
華丸さんと焼酎でも飲みながら野球を観たいものです。

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