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Queen / Queen (1973)

言わずと知れた、フレディ・マーキュリー、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、ジョン・ディーコンの4人によるクイーンのデビュー・アルバム。

当時全盛のプログレやグラム、そして一足早く(?)ハード・ロックに影響されながらも、クラシックやオペラ顔負けの複雑で壮大な曲の構成と展開、フレディのカリスマティックなパフォーマンス、ブライアンの自作ギター”レッド・スペシャル”を駆使したギター・オーケストレーションと印象的なリフ、フレディ/ブライアン/ロジャーのタイプの異なる三声ハーモニー、大仰な曲想とアイディアなどなど、クイーンの特徴的なスタイルやコンセプトはすでに確立しつつある。

英国内では酷評された一方で日米では好評だった本作だが、この独自の創造的な音楽性を(方向性は変わりつつも)追求し続けたことで、彼らは世界中で最大規模のバンドへと大化けしていく。

本作の後すぐに取り掛かった次作の”予告編”的な曲でアルバムを締め括り、大作な印象ながらコンパクトにまとめている。




クイーンを聴いていると、中川家のお兄ちゃんが映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観まくり聴きまくってた時期のラジオで、クイーンの話ばっかりしてたことを思い出します。

クイーンはメジャーすぎて書くのを尻込みしていたけど、デビュー・アルバムからちょうど50年ということで一応取り上げてみました。

初めから自分たちの音と世界観が確立されていることがよくわかるデビュー作です。

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