Avey Tare, Panda Bear & Geologist (Animal Collective) / Danse Manatee (2001)
アニマル・コレクティヴのエイヴィー・テアとパンダ・ベアによる前作のメンバーにジオロジスト(ことブライアン・ウェイツ)が加わり、より実験的で即興的な色合いを強めた2作目。
サイケデリックなノイズ、トライバルなビート、儚く漂うフォーク、散りばめられたエレクトロ・サウンドと、彼らの特徴が散漫ながらも詰まっている本作には”わかりやすさ”は殆どなく、構成力や構築力を手に入れるのはまだ先の話。
とはいっても、壊れた電子楽器の音色をひっくり返したようなそのサウンドが生み出す独特の空気感や浮遊感は彼ららしくもある。
2000年代のUSインディにおける最重要バンドの一つ、アニマル・コレクティヴは重要な作品を何枚も世に送っている。
だからアルバムを順に追っていきたいのだけど、この2作目はさすがに聴き通すのがきついかな。
音を詰め込んだというよりもばら撒いたような印象で、音楽的な素養の無い僕のような素人にはこの音楽の良さを理解しきれず…。
早くアニマル・コレクティヴ流ポップを確立させた頃のアルバムに辿り着きたいものである。
まあ自分で勝手に縛りを作ってるだけですけどね。
7月の夏休みは今日まで。また日常へ。
無理しないでいきましょう。