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Animal Collective / Sung Tongs (2004)

ボルティモア発、ニューヨークを拠点に活動する4人組変動型エクスペリメンタル・ポップ・バンド、アニマル・コレクティヴの通算5作目は、エイヴィー・テアとパンダ・ベアのコア・メンバー2人によって作られた。

ダブル・アコースティック・ギターが織り成すミニマルでプリミティヴな演奏と浮遊感のあるサウンド、コラージュされたようなヴォーカルが、呪術的でサイケなトリップ感覚を生み出すと同時に、不思議と人肌の温かみも感じられる。

売れる前の時期だけにまだ実験色が強く、決して大衆受けするものではないけれど、それでもメロディは幾分かポップに洗練されつつある瞬間が垣間見える。

他で書いている人がいたけど、酔い潰れながら、雨の中横になって聴きたい類のメランコリック・トリップ・アルバムで、ゆっくり聴いているとどっぷり浸れる代物。

のちにUSインディ・ロック・バンドのいわゆる”ブルックリン派”の中心として大成させる万華鏡サイケ・ポップこそまだないが、その原石のメロディとハーモニーの美しさがある。

一般的にも個人的にも2010年リリースの「メリウェザー〜」が傑作とされているけど、本作ぐらいがピッチフォーク好みなのかもね。




GW後半戦、4連休の初日。
朝からコーヒーを飲み、ベランダにお洗濯物を干し、午後からの外出を控えてまたコーヒーを飲む。
飲酒量が減った代わりに、カフェイン摂取量がかなり増えたな。

精神的にも環境的にも大きな変化があった激動の4月を抜け、連休は休養に充てる。
一番良い季節を迎え、散歩もいつも以上に快適で楽しい。

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