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The Prodigy / Music for the Jilted Generation (1994)

ケミカル・ブラザーズやアンダーワールドに先駆けてダンス・ミュージックとロックをクロス・オーヴァーさせ、いち早くブレイク・ビーツやドラムンベース、ビッグ・ビートを取り入れたプロディジーのセカンド・アルバムは、全英1位を獲得し、マーキュリー賞にもノミネートされたハードコア・テクノの傑作。

リアム・ハウレットを中心に扇状的で挑発的なサウンドを作り上げ、凶暴に荒れ狂う硬質でエッジの効いたビートと不穏なノイズ、烈しく美しく展開していく構築力は圧巻。

インダストリアルやヘヴィ・メタルやプログレっぽさもあって、一口にクールとは言えなくても、鋭さや破壊的なムードの中にロックのダイナミズムと少しのロマンティシズムが香る。

リアムは音楽の英才教育を受けていたようで、ワイルドな直感よりもむしろ的を確実に射抜く冷徹さと知性が感じられる。





三連休の初日、土曜日の夜、ビールとワインで酔ったところにぶち込むプロディジー。

デスマスク的なジャケットから想起されるホラー感も含んだ、エッジの鋭いハードコア・テクノが、CDの収録尺ぎりぎりの78分まで繰り広げられる。

ロックとの相性も抜群だが、本作はあくまでインスト一辺倒で、それが心地良い。





モチベーションが上がらず苦戦する日々…。
抜け出したくて取る行動はほぼ全て現実逃避。
なんだか袋小路に入り込んでしまった気がする。

”諦めるには早すぎて、焦るには遅すぎる”
この言葉がわりと深刻にリアルに胸に迫る。

未来を諦められず、焦って先を見ようとして不安になりすぎなのかもしれぬ。
そういうときは目の前を真摯に見つめねばならぬ。
でもそれが難しい。邪念が頭を覆う。

しばらくこの苦戦は続きそう。
でもそれすら受け止めながら生きられる程度には大人になっている、はず。

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