【NFT活用事例】メタバースで文化都市開発へ 「MetaTokyo株式会社」設立
NFT(Non Fungible Token)を企業活動に活用する事例が増えてきています。「自社はまだまだ(検討にすら入っていないよ)」といった企業でも、今の段階から社内での情報共有はしておくべきだと思いませんか?
今回はアニメ業界におけるNFT活用事例をまとめてご紹介していきます。
メタバースでの文化都市開発を本格化
Fracton Ventures株式会社、アソビシステム株式会社、ParadeAll株式会社の三社はがメタバースでの文化都市開発を加速するための次なる一歩として、合弁会社「MetaTokyo株式会社」を設立を発表しました。
このプロジェクトでは、NFTを活用したオープンメタバース上に”グローバル文化都市トーキョー”を創り出し、国内外の様々なクリエイター、パートナー企業と事業展開を行うことを主軸としています。
本プロジェクトはNFT、ブロックチェーン、Web 3.0ムーブメントと文化、都市を結びつける世界初のプロジェクトとして2021年8月に発足。
2021年11月に日本最大級のNFTアートプロジェクト「Generativemasks」、
12月にはストリートスナップ雑誌「FRUiTS」とのコラボレーションを通じて、様々な世代の日本カルチャーをオープンメタバース、NFTと組み合わせて発信することで国内外から大きな反響を受けました。
こうした世界的なメタバース、NFTの盛り上がりと日本文化、エンタテイメントの掛け合わせは、日本の芸術文化活動や資産をグローバルに発信し事業化する可能性に満ちていると感じており、国内外のIP、ブランド企業、地方自治体などとの取り組みを推進していくということです。
今後、MetaTokyoの保有するメタバースの土地において音楽/エンタテインメント・フェスティバルの開催やライブ会場の建築、有名IPとのコラボレーション・プロジェクトを計画中です。
メタバース内の開発やクリエイター支援も
主な事業内容として発表されているのは下記のとおりです。
・メタバースの土地、エリア開発
・有名IPとWeb3を組み合わせたメタバース・プロジェクトのプロデュース
・大手企業向けメタバース内のイベント、建築、ファッション、アート他
NFTのプロデュース
・メタバース、NFTクリエイターの育成、支援
・メタバース内の土地の投資、レンタル
発表に先駆け、Discordコミュニティも開設。
こちらは、デジタル住民票である『MetaTokyo Pass』を所有していると、
内部でウォレットを認証をすることにより、専用のPassホルダーチャットグループへ参加可能に。
もちろんPassを持たなくても無料で参加できるので、プロジェクトに興味があったり、動向を追いたい人はぜひ参加してみてください。
加速するメタバース世界の開発
メタバース空間を使用したプロジェクトは他にもあります。
【NFTクリエイターの大規模作品展示会「NFT FESTA」】
NFTを通じてクリエイターと所有者がつながる"新しい世界への第⼀歩"となる、
体験型バーチャルイベント。
出展の募集開始の7時間後には当初の想定の100名を超える応募者が殺到し、最終的には会場の拡張を実施し、応募があった300点以上の作品を展示することに。
こちらはアプリなどを使用せず、会場リンクをクリックすればそのまま入場できる仕様。展示も来場も無料だったため、気軽にNFTやメタバースを体験できるイベントだったと感じられます。
【メタバース空間での社内会議を導入】
株式会社Number の『チャンピオンサーチ』事業部にて、今後社内ミーティングでは、Meta社 (旧Facebook)の提供するMeta Questを利用したものに統一することを発表。
Numberでは、社員採用にてスキルや経験を重視しているので、社員の住む場所は全国北から南、海外在住者もおり、バラバラ。
最大限の効率化を目指し、社内会議に多くの時間を割くことのないようオンライン会議も高頻度では開催していませんでした。
そこで起こったのが、「開発で密に連携を取っていながらも、相手を近くに感じられない」「常に平面(2D)でのコミュニケーションとなり、(新しいメンバーであるほど)相手のパーソナリティなどソフトな面がわからない」などの不満の声。
相手の表情や身振り手振りなどが目の前で再現されるこのメタバース会議によって、こうした問題を解決できるのでは、と導入を決定したということです。
「NFT×人材事業」という新しい領域を手掛ける会社だからこその発想ですね。
まとめ
今回のニュースをまとめると下記の通り。
・メタバースでの文化都市開発を本格化すべく合弁会社設立へ
・メタバース開発だけでなく大手コラボやNFTクリエイターの支援も
・加速するメタバース開発 過去にはさまざまな事例も
ひとえにメタバース開発といっても、イベント企画か、空間を作るのか、NFTを
販売する店舗を立ち上げるのかなどさまざまな切り口があります。
ぜひ一度メタバースを体験してみて、自社のサービスとどうつなげられるかを
考えるきっかけになると幸いです。
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新たな事業の切り口が見えてくるかもしれません。
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【記事執筆】
kon(こん)
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