【音楽業界編】メタバースでのライブイベントも NFT活用事例まとめ
NFT(Non Fungible Token)を企業活動に活用する事例が増えてきています。「自社はまだまだ(検討にすら入っていないよ)」といった企業でも、今の段階から社内での情報共有はしておくべきだと思いませんか?
今回は音楽業界におけるNFT活用事例をまとめてご紹介していきます。
【国内】国内初!ナイトクラブ楽曲NFT販売
六本木の人気ナイトクラブV2TOKYOがDJに特化した音楽事務所Phase Agencyとタッグを組みNFTに参入することを発表しました。
今回出品したのはDJ YAKSA(音楽事務所Phase Agency)とコラボした新曲『MOONY』。
2021年12月6日(日)正午よりマーケットプレイス「Adam byGMO」にて数量限定で販売しています。
参考記事:六本木のナイトクラブV2TOKYOがNFTマーケットプレイス「Adam byGMO」にて国内ナイトクラブ初となる楽曲の販売をスタート|PR TIMES
【国内】音楽事務所 所属アーティストのNFTコンテンツ販売へ
株式会社Fanplusは、株式会社ユイミュージック所属アーティストのNFTコンテンツ販売を自社マーケットプレイスで販売することを発表しました。
株式会社ユイミュージックは、吉田拓郎、かぐや姫、長渕剛、中原めいこやBOØWYなどのアーティストが所属していた音楽事務所。
既に活動休止や解散をしているアーティストが多いのですが、過去に使用していたロゴや肖像、映像、音声データなどを用いてNFT化することで新たなエンターテイメントとしてファンに届けられることでしょう。
参考記事:NFTマーケットプレイスにおけるユイ音楽工房所属アーティストのNFTコンテンツの販売決定のお知らせ|PR TIMES
【海外】ミリオンセラー狙うべくNFTにて楽曲販売
電子音楽プロデューサーの「デッドマウス(deadmau5)」とロックバンド「ポルトガル・ザ・マン(Portugal. The Man)」は新曲「this is fine」販売にあたって従来のストリーミングサービスを利用せず、NFTを利用すると表明。
12月2日からNFTマーケットプレイス「Mintbase」で100万個のNFTコレクションとして独占販売を開始しました。
Apple MusicやSpotifyのようなプラットフォームが音楽業界にて大きな影響力を持る中での新たな試みは、音楽業界の根底を覆す結果となるかどうか、注目です。
参考記事:100万個の音楽NFTで、100万枚ヒットを狙う|coindesk JAPAN
【海外】世界的歌手×大手暗号通貨取引所 NFTコレクション発行へ
オーストラリア出身の世界的歌手シーアが、大手暗号通貨取引所FTXとコラボしてNFTを発行すると発表。
シーアが投稿した動画の中でコレクションのコンセプトほか、OpenSeaやWeb3.0に関する用語の解説もしており、NFT参入にあたっての熱意を感じ取れますね。
コレクションの詳細はまだ明かされていませんので今後に期待です。
参考記事:【FTXとコラボ】世界的歌手シーアが「SIA VERSE」を発表|Crypto Times
【海外】人気ラッパー 「The Sand Box」でメタバースライブ
世界的人気ラッパーのSnoop Dogg氏がメタバースゲーム「The Sand Box」とコラボ。
このコラボにより追加された「VIPパーティーパス」ではSnoop Dogg氏がゲーム内で開催するコンサートへ参加できる権利があり、OpenSea内で51万円(2021年9月時点)の価格がついていました。
他にも入手するのに様々な条件があり、価値が高まったと考えられます。(現在終了)
参考記事:人気ラッパーSnoop Dogg氏が「The Sand Box」とコラボ。ゲーム内コンサートも開催|Crypto Times
【海外】有名NFTコレクション「BAYC」がアーティストに
音楽プロデューサーTimbaland氏が、メタバース向けの音楽・アニメーションを開発する企業兼プラットフォーム「Ape-InPoductions(以下、AIP)」の設立を発表。
AIPは「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」のキャラクターをアーティストと見立てて様々なエンタメを提供することを目的としており、その最初の取り組みとしてバーチャルヒップホップグループ「TheZoo」を立ち上げました。
また、AIPが今後提供していくNFTを手に入れると限定イベントへのアクセスが可能になり、コレクターにとってはワクワクする仕様となっています。
参考記事:「猿NFTがアーティストに」ティンバランド氏がBored Ape Yacht Club (BAYC)専用のエンタメ企業を立ち上げ|Crypto Times
まとめ
今回のニュースをまとめると下記の通りになります。
・NFTを利用することで、Apple MusicやSpotifyなどの大手ストリーミングサービスを使わない新たな楽曲提供が可能
・ロゴや肖像などアーティストのNFT化の他、人気NFTコレクションがアーティスト化する事例も
・メタバース空間内での音楽LIVEにもこれから注目
アーティスト側がNFTを利用することで自由に楽曲提供する環境ができました。これが今後の音楽業界にどう影響を及ぼすかも注目ですね。
【記事執筆】
kon(こん)
Twitter:https://twitter.com/kon39000
Blog:https://mama-nft.com/
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